上方落語競演会〜2021.09.23
今日は、コロナ禍で客席も飛ぼ飛びの市松模様で通常の半分、そこで11時と15時の二部構成。食事つきもあって、いつもと違ってゆったりと楽しめそうでおます。
一、桂弥太郎・・・・「転失気」
やはりプロの落語家さん、話っぷりに余裕が感じられますな。笑いをとれるというだけで尊敬致しますな。
ニ、桂ちょうば・・・「ふぐ鍋」
落語は季節の先食い、「青菜」の季節が終わったと思えばもう「ふぐ鍋」。冬の噺と言えば「池田の猪買い」に「かぜうどん」「掛取り」「尻餅」「二番煎じ」「不動坊」。豊竹屋ではないですが、落語をかじりだしてるごまめ、噺が上がる時を想定してネタ選びせんとあきまへんな。
噺にでてくるのは旦那と大橋さん、やはり染丸さん吉朝さんからの流れでおまっしゃろか・・・。
三、桂南光・・・・・「鴻池の犬」
南光さんの「鴻池の犬」は初めて、兄弟愛がしんみり泣かせどころですが、南光さん以外にあっさりと、でも「鯛の浜焼き」「う巻き」と次々ごちそうを。遠慮するシロに「わしゃ、こういうもん食いあきてんねん。今晩あたりあっさりと奈良漬けで茶漬けでも食いたいとおもうてんねん」この台詞よろしおますな、弟への思いが溢れてますな。
落語には、お気に入りの台詞というのがありますな・・・。
四、桂米左・・・・・「豊竹屋」
米左さんの声の大きさはやはりすごい。この噺、あの掛け声できまりですな。あそこで勢いつけとかんと、しりすぼみになる噺。今日は二回公演、続けて「豊竹屋」でしたら声潰れんかと心配しますな・・・。
五、桂文之助・・・・「紙入れ」
トリは文之助さん。女はしたたかと云うのでまた「星野屋」と思いきや、「紙入れ」、久しぶり文の助さんの「紙入れ」13年ぶり。この頃は艶っぽい「紙入れ」聞きなれているので、あっさりとNHK的に聞こえてしまう。時代によって客の好みも変化、落語一つとっても難しいもんですな。
上方落語競演会〜2021.09.23
上方落語競演会
2021年9月23日(木・祝)11時開演
ヴィアーレホール
一、桂弥太郎・・・・「転失気」
ニ、桂ちょうば・・・「ふぐ鍋」
三、桂南光・・・・・「鴻池の犬」
四、桂米左・・・・・「豊竹屋」
五、桂文之助・・・・「紙入れ」
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