ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

思い立ったら隠居~大原扁理

2021-12-11 06:06:06 | 本の少し
☆☆☆

週休5日の快適生活とあるので、退職後の遊遊自適の生活ぶりと思って買って読めば、20代にして隠居生活と月7万円で生活を実行。この人の言う「隠居」するということは、「お金をかけなくても生きていけるようにする方法」を模索すること。テレビも観なくなったし、携帯も持たなくなったし、自分にとってどうでもいい人とは行き合わなくても平気なったし、地位も肩書も名誉もお金も、不満も不幸も不足も、何もかも気にしなくなると気楽に人生を送ることができますと。
でも完全にはホームレスにはなりきれない、ホームレスが完全に世捨て人だとしたら、隠居はそこまで世を捨てられない世離れ人というべき存在だと。

月7万円での生活はようしませんが、今の退職後の目指している“散歩人生”にも通じることは多く、随所に格言めいたことも多く出てきます「自分を使えば、お金は使わなくてOK」「健康が一番の節約」「空や木や水など、自然のものをひたすら眺める」など、お坊さんになったような暮らし。

でもあまりにも、ひきこもり生活を送って話す機会が少なくなると、危険なのは失語症気味になること、そうとなれば今落語の稽古に励んで口慣らしをしたり、短歌会に参加したりして、人前で積極的に話す機会を増やさなければですな。

人はひとりだけでは、生きることはできないのです。
いずれにしても、身の丈に合った「隠居生活」にしなければなりませんな。



 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ごまめ自家製そば・485~2021... | トップ | 第二回・大阪落語祭 大阪城... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の少し」カテゴリの最新記事