ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

詩画集 おもいのことのは

2021-04-07 07:07:07 | 本の少し

 

☆☆☆☆

積読の中からひっぱり出して読む。というより、眺めてみる。ひとつひとつの詩にガブリエル・ルフェーブルの絵がついているので、正直言って詩集だけだと読み通すのは辛いけど、見開きの色に満ちた水彩画が目にはいってくると心穏やかに、詩のことはがしみいる。

「あどけない話」

智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山あたたらやまの山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。

智恵子は東京には空が無いという、これは単に「智恵子抄」と覚えていたのですが、詩集の中の一篇で「あどけない話」という題がついていっとは、恥ずかしい次第ですな。

しばらく、絵本っぽい本、彷徨ってみようと・・・・。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ごまめ自家製うどん・273~20... | トップ | ごまめ自家製うどん・274~20... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の少し」カテゴリの最新記事