キャベツ炒めに捧ぐ (ハルキ文庫 い 19-1) | |
クリエーター情報なし | |
角川春樹事務所 |
☆☆☆
三人のおばさんが営む、お総菜屋が舞台。
でも、主役は季節感あふれる料理、お惣菜のメニュー。
その季節の旬の素材を活かして、メニューをあれやこれやと言いながら
主婦的感覚で、お店で販売するお惣菜が決まっていく。
ある秋のショーウィンドには、
「茸の混ぜごはん」「茄子の揚げ煮」「秋鮭の南蛮漬け」「蒸し鶏と小松菜の梅ソース」
「茸入り肉じゃが」「豚モモとじゃがいもの唐揚げパセリソース」
「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「さつまいもとソーセージのカレーサラダ」
それと定番の「ひじき煮」「コロッケ」「浅漬け各種」の11種が並ぶ。
ああ、美味しそう、こんな店が近くにあれば、ちょいと酒のつまみにも重宝。
春には
「豆ごはん」「あさりフライ」「新キャベツのコールスローと甘酢漬け」「鯵のフライ」
「カレー風味のロールキャベツ」「南瓜コロッケ」「茄子とズッキー二の揚げ浸し」etc
あと、ハナシの展開と共にでてくる食材は、
「ふきのとう」「トウモロコシ」「きゅうり」「穴子と鰻」
旬のものをいただく、これって幸せの源ですな。
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