ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

突然の告知でも満員御礼~鶴瓶・都のお稽古会

2010-01-23 16:42:42 | 鶴瓶・都のお稽古会

商店街の入口にある、ビギン像・・・?。
この像、商店街のあちらこちらで見うけられる。


この大阪らしい、京橋の商店街・・・・入口の露天の果物や、安いでっせ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出てくるなり、前に三席空いてまっせ、と立っているお客さんに声をかける鶴瓶さん。
いつもながらの、気遣い、うれしおます。

水曜日にこの落語会を決めて、金曜の10時に電話予約を取って、
今日の土曜の開催・・・空席があってもおかしく無いのに、満席のビギンホール。
鶴瓶さんと都さんの人気、凄いですな。

鶴瓶さん、12日間ハワイに行っていたそうですが、そこで新ネタ、
一人酒盛と転宅とあと一つの、合計三つ、仕上げてきたそうです。
休みが、休みでない、ほんま、よう働いておられますなぁ。

来週の、Åスタジオが吉永小百合さんで、是非見て欲しいと、
普段はとってもお茶目な人ですが、あの自然体が人間としての美しさを
充たしているんでしょうな。

都さんは、いつもの「気」の話。
兄さん(鶴瓶)と会うと、本当に「気」をもらって、
その後、二、三日、高座が受けること、受けること。
この、お稽古会が、くるのが待ち遠しくてと。

「気」ばら撒いて、兄さん、お客さんに「気」、取られるんと違いますかと言う都さんに、
いや、反対に、お客さん皆さんの「気」をたくさん、もうてるみたいやと。
会場の笑いの中で、「気」が充満して活きているんですな。

鶴瓶さんの、バイタリティ、勇気、元気、やる気、「気」は大事でおますな。


一、露の都・・・・・・・・・・・・「すし屋繁昌記」・・(橋本美津子・作)

マクラは、前日の電話予約、自宅で都さん自身が行なったとか。
10時丁度にはじめなければと、テレビの時報とにらめっこしながら、
電話の周りに、お茶、カップ麺、などを置き、緊張の数時間。
知っている方からの電話に、思わず長話をしてしまう。

充分一つの落語が出来るぐらいのエピソードがいっぱい。
都師匠、お疲れ様でした。

噺は、第二回上方落語台本大賞、佳作入選された、橋本美津子さんの作、「すし屋繁昌記」。

最初、古典落語以外、一度もした事がないので、三枝会長からやってみないかと
お話があった時、自信もないのでお断りしようかと悩んでいたら、
鶴瓶兄さんから、何でもやらんと、アカンの一言で決心したと。

結構、創作落語は、初演の一回限りというのが多いので、
せっかくのネタ、機会ある毎に掛けたいと、本日もそのネタを。

話は、グルメ雑誌の編集長と新人のライターがすし屋を取材。
いつのまにか、編集長は女性の設定なのに、おっさんになるし、
若い女性ライターは丁稚になってしまうと・・・、
でも、そのネタばらしを随所にいれながら、笑いは大いにとる。

繁昌店の寿司屋誕生の、人情味あるエピソードが良いと、
10ページもの誌面をさこうという編集長。
「ええ、そんなに」、「寿司屋だけに、ネタは大きい方がええやろ」のサゲ。

まぁ、天神橋筋の商店街には、こんな寿司屋さん、
ほんまにありそうな、ええ話でおましたで。

二、笑福亭鶴瓶・・・・・・・・「転宅」

マクラは、人の縁から、、芸人ならではの、談志師匠ヘの御見舞の話。

「静かに、さらせ」と・・・・・・、突然、噺にはいる・・・。
いつもの、鶴瓶さん、得意のスタイル。
留守の間に飲食いするところは一切無しで、
いきなり泥棒とお手掛けさんの対面から。

お手掛けさん、「まむしのお松」の妹分で、「みみずのお梅」と名乗るが、
この「転宅」でも、既に演じてる「死神」と同じく、女がいたって色っぽい。
鶴瓶さん、女性を演じるところで、独自の味つけ、話が膨らむ。

次の日の、向いのタバコ屋での、笑いを誘う種明かしは、意外にあっさりだが、
サゲは、「有名な太の三味線弾き」
「それで、うまいこと調子、合せよったんや」とシンプル。

今後、これに、演じる度に、どんどん肉づけされていくんでしょうな。
鶴瓶さんの、ネタおろしが、次々出てくる、このお稽古会。
次回も、頑張って、予約、確保しなければ。




鶴瓶・都のお稽古会
2010年1月23日(土)正午 開演
京橋ビギンホール

一、露の都・・・・・・・・・・・・「すし繁昌記」・・(橋本美津子・作)
二、笑福亭鶴瓶・・・・・・・・「転宅」

10-06-26


にほんブログ村 演劇ブログ 落語へ
にほんブログ村


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 落語と私~桂米朝 | トップ | 最寄の駅の落語会~久米田と... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鶴瓶・都のお稽古会」カテゴリの最新記事