・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・名人とは何か・・・・・・・・・・・・・・・・
「名人とは何か」・・・・・・「めざせ四天王」といい
鶴二さんの会、すべて、ビックなタイトルでおますな。
でも、メンバーはなかなかの渋め揃い。大いに期待しますな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一階席、ほぼ9割の入り、最近空席が目立つ会も多いと聞くが
各演者目当てのファンで一杯か。
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「つる」
えぇ、キャラですな。・・私は喬介さんの笑顔が大好きですな。
「つる」の、「オンのくびなが鳥が、ツーと飛んできて・・・・・・」
正解をいうてしまうのでは無いかと、なぜかヒヤヒヤして
聴いている。
間違ったら、ダメとかヘタとか言うのでは無く、もしあっても
許してしまえるぐらい、喬介さんの人柄が落語にでている。
喬介さんの落語の良さは、ご自分が愉しんでいて、
それが客席まで、ほんわかと伝わってくるとこです。
まあ、喬介さんの落語、開口一番、客席温めるには最適ですな。
二、桂阿か枝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「金明竹」
阿か枝さん、若手でこの会に参加。
文枝一門の代表か。はたまた楽屋内での、雰囲気が共通なのか。
得意の「金明竹」、そして、最後の使いの方の立て弁。
何度聴いても、感心しますな。・・・・・名人。
でも、ご大家のご寮さんが解らん言葉て何なのか。
早口なんなのか、業界用語なんなのか。
そして、定吉の間違い方には、
おもしろがってやっているふしがありますな。
何度聴いても、感心、得心・・・・・・・。
この会での、阿か枝さんの、大ネタ披露楽しみですな。
三、桂米輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「花筏」
こぼちゃんが演る、相撲ネタ。
相撲取りのどっしり感も無く、一番ニンに応てないネタか。
素人といえども、花筏にそっくりという提灯屋。
それなりの体格があったと思うが、ガリガリに見えたのは
私だけか。
次回は、「猿後家」とか「茛の火」という、
ご大家の旦那、ご寮はんの、噺が聴きたいですな。
四、桂春若・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」
じっくりと、茶金さんを演じられ、味のある一席。
マクラで、当日の朝地震があったので、得意の時計台の地震を。
そして、土地柄というもんがありますなと。
京都の道具屋、何となく老舗という感じがしますが、
尼崎のプールセンター前の道具屋、あまり良い店には
思えまへんな・・・・ふぁとしたマクラから噺ヘ。
急ぐでなく、遅れるでなく、私の休日のウォーキングのような
途中は淡々ですが、家の玄関に入って、
サゲの「水甕のもるやつ、探してきましたんや」
散歩した充実感が湧出るような・・・・一席でおました。
五、桂梅團治・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「いかけ屋」
梅團治さんの、春團治師匠の十八番ネタは、
この前の「代書屋」に続き、すべて、よろしいな。
師匠の華やかさはないが、
子供たちも、ころころ太ったイ、日焼けしたコセガレに見え、
すべて梅團治さんの噺になっている。
いつも、「いかけ屋」と言えば、
「またぞろ、うなぎやを泣かします。おなじみの「いかけ屋」という
おうわさで・・・・・・・終わるのだが。
梅團治さんは、次のうなぎ屋まできっちりと。
しゃくを振回したり、いたずらのしほうだいで、
うなぎ屋の商売あがったり、「仕事に穴があくがな」
「穴やったら、前のいかけ屋のおっさんに直してもらい」
また、聴いてみたいネタができましたな。
二度、三度と重なれば・・・・・名人。
師匠とは違う、名人の誕生ですな。
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「舟弁慶」
鶴二さんの夏ネタ「舟弁慶」。去年より更にまったり感がでて
よろしおましたでぇ。
お松さんも、よう喋るけど、それほど下品ではなく。
上町のおやっさんとこでも、夜のはもちり(確か)、
翌日のなすの浅漬け等、具体的な料理が出てきて、
大阪の夏らしさが、更に増す。
喜六と清八が揃って出掛けるとこも、焼豆腐や鼻水と
油屋ならずとも、私たちも引き込まれる。
しっかりもんの女房と、頼りない夫。
始終、喧嘩しているようで、仲の良い夫婦。
それでないと、河へはまって芝居ごとなどできまへんで。
「青菜」の夫婦といい、落語にでてくる夫婦は温っかくて
仲ようて、よろいいなぁ。
ぐうたら亭主にしっかりもんの奥さん、」
私の理想とする、形でおますな。
名人とは何か。
何度も同じ演目を聴く。
それでいて、飽きない、芸。
まさに、鶴二さんの「舟弁慶」は、私にとっては名人芸でおます。
先日の「高津の富」に続き、鶴二さんのトリネタは
逃したらあきまへんでぇ・・・・。
今掴んでる、鶴二さんの出番。
8月20日(木)・・・・・・・・夕陽丘寄席
8月22日(土)・・・・・・・・北の御坊寄席
8月31日(月)・・・・・・・・かねよ寄席
9月1日~4日・・・・・・・・繁昌亭昼席
9月5日~6日・・・・・・・・彦八まつり
9月22日(火・祝)・・・・・新丸八寄席
10月12日(月・祝)・・・・・須磨寺落語会
名人とは何か~ラクゴがはずむ
2009年8月11日(火)午後6;30開演
天満天神繁昌亭
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「つる」
二、桂阿か枝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「金明竹」
三、桂米輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「花筏」
四、桂春若・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」
仲入り
五、桂梅團治・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「いかけ屋」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「舟弁慶」
09-56-257
「名人とは何か」・・・・・・「めざせ四天王」といい
鶴二さんの会、すべて、ビックなタイトルでおますな。
でも、メンバーはなかなかの渋め揃い。大いに期待しますな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一階席、ほぼ9割の入り、最近空席が目立つ会も多いと聞くが
各演者目当てのファンで一杯か。
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「つる」
えぇ、キャラですな。・・私は喬介さんの笑顔が大好きですな。
「つる」の、「オンのくびなが鳥が、ツーと飛んできて・・・・・・」
正解をいうてしまうのでは無いかと、なぜかヒヤヒヤして
聴いている。
間違ったら、ダメとかヘタとか言うのでは無く、もしあっても
許してしまえるぐらい、喬介さんの人柄が落語にでている。
喬介さんの落語の良さは、ご自分が愉しんでいて、
それが客席まで、ほんわかと伝わってくるとこです。
まあ、喬介さんの落語、開口一番、客席温めるには最適ですな。
二、桂阿か枝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「金明竹」
阿か枝さん、若手でこの会に参加。
文枝一門の代表か。はたまた楽屋内での、雰囲気が共通なのか。
得意の「金明竹」、そして、最後の使いの方の立て弁。
何度聴いても、感心しますな。・・・・・名人。
でも、ご大家のご寮さんが解らん言葉て何なのか。
早口なんなのか、業界用語なんなのか。
そして、定吉の間違い方には、
おもしろがってやっているふしがありますな。
何度聴いても、感心、得心・・・・・・・。
この会での、阿か枝さんの、大ネタ披露楽しみですな。
三、桂米輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「花筏」
こぼちゃんが演る、相撲ネタ。
相撲取りのどっしり感も無く、一番ニンに応てないネタか。
素人といえども、花筏にそっくりという提灯屋。
それなりの体格があったと思うが、ガリガリに見えたのは
私だけか。
次回は、「猿後家」とか「茛の火」という、
ご大家の旦那、ご寮はんの、噺が聴きたいですな。
四、桂春若・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」
じっくりと、茶金さんを演じられ、味のある一席。
マクラで、当日の朝地震があったので、得意の時計台の地震を。
そして、土地柄というもんがありますなと。
京都の道具屋、何となく老舗という感じがしますが、
尼崎のプールセンター前の道具屋、あまり良い店には
思えまへんな・・・・ふぁとしたマクラから噺ヘ。
急ぐでなく、遅れるでなく、私の休日のウォーキングのような
途中は淡々ですが、家の玄関に入って、
サゲの「水甕のもるやつ、探してきましたんや」
散歩した充実感が湧出るような・・・・一席でおました。
五、桂梅團治・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「いかけ屋」
梅團治さんの、春團治師匠の十八番ネタは、
この前の「代書屋」に続き、すべて、よろしいな。
師匠の華やかさはないが、
子供たちも、ころころ太ったイ、日焼けしたコセガレに見え、
すべて梅團治さんの噺になっている。
いつも、「いかけ屋」と言えば、
「またぞろ、うなぎやを泣かします。おなじみの「いかけ屋」という
おうわさで・・・・・・・終わるのだが。
梅團治さんは、次のうなぎ屋まできっちりと。
しゃくを振回したり、いたずらのしほうだいで、
うなぎ屋の商売あがったり、「仕事に穴があくがな」
「穴やったら、前のいかけ屋のおっさんに直してもらい」
また、聴いてみたいネタができましたな。
二度、三度と重なれば・・・・・名人。
師匠とは違う、名人の誕生ですな。
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「舟弁慶」
鶴二さんの夏ネタ「舟弁慶」。去年より更にまったり感がでて
よろしおましたでぇ。
お松さんも、よう喋るけど、それほど下品ではなく。
上町のおやっさんとこでも、夜のはもちり(確か)、
翌日のなすの浅漬け等、具体的な料理が出てきて、
大阪の夏らしさが、更に増す。
喜六と清八が揃って出掛けるとこも、焼豆腐や鼻水と
油屋ならずとも、私たちも引き込まれる。
しっかりもんの女房と、頼りない夫。
始終、喧嘩しているようで、仲の良い夫婦。
それでないと、河へはまって芝居ごとなどできまへんで。
「青菜」の夫婦といい、落語にでてくる夫婦は温っかくて
仲ようて、よろいいなぁ。
ぐうたら亭主にしっかりもんの奥さん、」
私の理想とする、形でおますな。
名人とは何か。
何度も同じ演目を聴く。
それでいて、飽きない、芸。
まさに、鶴二さんの「舟弁慶」は、私にとっては名人芸でおます。
先日の「高津の富」に続き、鶴二さんのトリネタは
逃したらあきまへんでぇ・・・・。
今掴んでる、鶴二さんの出番。
8月20日(木)・・・・・・・・夕陽丘寄席
8月22日(土)・・・・・・・・北の御坊寄席
8月31日(月)・・・・・・・・かねよ寄席
9月1日~4日・・・・・・・・繁昌亭昼席
9月5日~6日・・・・・・・・彦八まつり
9月22日(火・祝)・・・・・新丸八寄席
10月12日(月・祝)・・・・・須磨寺落語会
名人とは何か~ラクゴがはずむ
2009年8月11日(火)午後6;30開演
天満天神繁昌亭
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「つる」
二、桂阿か枝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「金明竹」
三、桂米輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「花筏」
四、桂春若・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」
仲入り
五、桂梅團治・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「いかけ屋」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「舟弁慶」
09-56-257
昨年からにわかに上方落語にはまった、鶴二さんと同世代少々年長のおっさんです。
落語会で随分、それと知らずお会いしていることが分かりました。
関東出身なのに、最近ではとうとう松鶴師匠のCDを聴いて懐かしく思えるようになってしまったのですが・・・。
その「懐かしさ」を弾けた形で今に伝え再生させている鶴二さんに惚れ込んでいるだけに、「同じ道の先輩を見つけた」と喜びを感じています。
この時の『舟弁慶』、料理はおいしそうだしお松さんは可愛くて色っぽいし、僕も堪能させて頂きました。
これからもちょくちょくうかがいたいと思います。よろしくお願いします。
おられるなぁと、以前から、「明彦」さんのお名前は存知あげておりました。
私も笑福亭の骨太の落語が好きで、鶴二さんの落語が、かつての若き日の落語熱を再燃させてくれて、いつも楽しく聴かせてもらっています。
行ける落語会は、土日の休み中心になりますが、
予告編のブログしときますので、お気軽にお声掛けてください。
私も、鶴二ファンの方に、明彦さんは・・・・と尋ねておきます。
では、どこかの落語会でお会いできること、楽しみにしております。