和泉市南部リージョンセンター5周年記念
外では、物産展として各地のラーメン、燻製のハムやスィート屋さんがいっぱい。
イベントとして、猿回しがこれがなかなか楽しい。
よくぞ覚えているのか、単に指図に記号のごとく動いているのか、
感心も得心、ひとつの舞台になっている・・・・。
会場は前に見た時とは違い、六列め以降は雛壇に。
ああ、そのまえに、和太鼓の演奏、
これもワークショップとか普段お稽古している可愛い子供達も参加。
演目は、今日は縁日がでているので、雀々さんは「がまの油」、恵子さんは夏だから「両国花火」
紋四郎さんは前座で「つる」、由瓶さんは「いらち俥」か「強情灸」、春蝶さんは「紙入れ」あたりかと
嫁さんに話していたら、なんと三つ的中・・・・・・なかなか鋭い、自画自賛でおます。
一、桂紋四郎・・・・・・・・・・・・・・「つる」
マクラもなしに直ぐに、落語にこのまえ前半聞き逃した「つる」
しっかりとした口調と基本に忠実、好感。
小三治師匠が言っていたように、噺自体が面白くできているので、
きっちり演じるだけで、十分笑いはとれると。
お弟子さんの高座のあり方を見ていると、師匠の落語への姿勢が案外窺えますな。
二、笑福亭由瓶・・・・・・・・・・・・「手水廻し」
でてきて、マクラとはこんなことを喋りながら、どんなネタをしようかと探ってるんですと、
突然、慌てて舞台を降りて引っ込む。
手拭を忘れてたようで、ネタに入らなかって良かったと、そういう問題ではなく、
武士が刀を腰に刺さず、果たし合いにいくようなもの、家に忘れてきたのは聞いたことがありますが、
持たずに高座に上がったのは初めてですな・・・・・。
気をとり直して、落語は田舎の宿屋でのハナシ、由瓶さんの訛りっぽさもこの噺においては気にならず。
田舎宿屋の亭主と板場の自然のままの素朴さがでていて、この噺ののほほんさの味付けに・・。
いつも熱演、力投型の由瓶さんですが、今日のようにちょっとカーブも交えた高座の方が
こちらも力が抜けて楽しめましたな。
三、桂雀々・・・・・・・・・・・・・・・・「がまの油」
バスガイドの添乗員の仕事で、台湾の旅行客と遭遇したときのマクラ・・・。
猿回しのハナシから、大道芸の「がまの油」へ。
でざこば師匠も登場させながら酔人の癖をはさみなが後半ヘ、
でも酔ってからの立て弁のところは、案外スーッとしていて、雀々さんらしさは薄いか・・・。
東京へ拠点を移した雀々さんを、二週連続で聴けるなんてよろしおますな・・・。
四、春野恵子・・・・・・・・・・・・・・「両国夫婦花火」
そんなに浪曲は聴いてはいないんですが、印象に残っている演目の一つ。
落語の「火事息子」ではないが、家業と息子そして嫁、、それぞれの立場が思いとは違う言葉に・・。
途中、親父っさんの言葉にほろり、浪曲節回しといい科白といい、日本人の琴線にしみますな。
最後は、ハッピィエンド、両国に高く上がった夫婦の花火。
七夕の日に相応しい演目に、大満足でおましたで・・・・。
五、桂春蝶・・・・・・・・・・・・・・・・「山内一豊と千代」
これも、夫婦愛の物語。
地語りが多く講談からの噺とは聞いてはいるが、春蝶さんの十八番の一つ。
馬が喋りスローモションが入ったり、見せ場たっぷりの良く練られた噺になっている。
この頃、他人さんとかぶらないネタ(演目)をもっている強みというのを、
東京の演芸場なんかを見ていると、つくづく感じますな。
十八番(オハコ)って周りが認める、すなわちその人の強みなんですな・・・。
桂春蝶らくご会〈特別版〉
2013年7月15日(月・祝)午後2時開演
和泉市南部リージョンセンター
一、桂紋四郎・・・・・・・・・・・・・・「つる」
二、笑福亭由瓶・・・・・・・・・・・・「手水廻し」
三、桂雀々・・・・・・・・・・・・・・・・「がまの油」
仲入り
四、春野恵子・・・・・・・・・・・・・・「両国夫婦花火」
五、桂春蝶・・・・・・・・・・・・・・・・「山内一豊と千代」
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春蝶さん大好きの“菜の花”と申します。
ブログ楽しく読ませてもらいました☆
演目の予想、3つも的中ってスゴイですね:*:・(´∀`)・:*:
感動したので、コメントさせてもらいました(∀`*)ゞ
また遊びに来ます(*゜∀゜*)
“菜の花”ちゃんのブログも拝見させていただきました。
凄いですね・・・・大好きで、大好きで、たまらないようですね。
私は、お父様の春蝶さんのファンだったんですよ。
「ぜんざい公社」「崇徳院」「書割盗人」「一文笛」なんかを聴いています。
また、春蝶さんのお薦めの落語会ありましたら、お教えください。
お返事ありがとうございます。
そうなんです。春蝶さまが大好きで大好きで♪
・・・と、最近はそういうキャラ設定に
なりつつあります(∀`*)ゞ
でも、たぶんかなり好きだなんでしょうね(笑)
お父様のファンだったんですね。
私はタイムリーに存じ上げていませんが、
当代にチラチラ見える先代を楽しませてもらっています。
おススメの会はいろいろありますが、
いまは、「明日ある君」を是非、聴いていただきたいです。
近日では、、、
8月5日(月)18時半 吹田メイシアター
8月17日(土)18時 田辺寄席
などで、ネタだし出演の予定です。
ご都合が付けば、是非:*:・(´∀`)・:*:
詳しくは、、、http://www.shunchou.jp/schedule/20138/