おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

「中(老)年同棲」~ブルガリアにありがちないろんな籍を入れない事情

2016-03-12 07:43:49 | ブログ

こう経済がまわらないとどうもこういうヒズミのようなものが出てくるの?という、ブルガリアでよく聞く話。(この記事の写真はイメージです。直接内容とは関係ない・・・かも。)

市場や公園で年配のカップルが仲睦まじく歩く姿に、「国際女性デー」でお花を一緒に探すパートナー・・・ ほほえましいのですが、これ、ホントは夫婦なのか? かなりの確率で同棲か、再婚。しかも最近はじまったっていう・・・ 本当に多いんですよね~っ!! 

ワタシのなかでは、日本では「若い二人が」とか「彼がキチンと就職するまで」、「子供できるまで」とかっていう何かしらの考えあって(ないこともあるけど)同棲や、いろいろあっての離婚、そして再婚、というイメージ。でも、こっちで聞くと結婚はただひたすら感情による決まり方が多いようです。「会って数日で決めた」という人の多いこと多いこと・・・ だからでしょうか?20代前半ですでにバツ1、子持ち、という人がいーっぱい!! その後別の人に出会って同居し始めても籍を入れずにいるっていうカップルもいるので、実際、統計上には出てこない「混合家族」はもっと多いかもしれません。こうなってくると一人一人最終的に何を頼りにするか、というと・・・ 資産やお金、ということがよくあり、これがまたトラブルやヤヤコシイ相続問題を引き起こしています。

逆の考え方もよくあります。「このパートナーに、またパートナーの子供たちに自分の資産の相続権を渡したくない」という理由でわざと籍を入れない、または成人した子供たちから 「アイツが不動産を取っちゃうから籍は絶対に入れないで!!」と熟年カップルが反対される、ということも!!

友人の孫、ステフィは30歳、2児の母。二人の子の父親ニコライは10才年上で籍を入れていません。 ニコライは酒癖が悪いのでステフィは籍を入れるのに二の足・・・ しかしそうしているうちにニコライの父親(80代)に介護が必要になり、ステフィは「嫁」として介護をしながら小さな子供二人の面倒を見、生活費もほとんど自分で仕事をして工面している、という生活。ニコライは自分の子供たちも父親も全部ステフィに預けドイツに行ってしまいました。たまに帰ってきて休暇をその「家族」でリゾートに行って過ごすのが唯一の「だんらん」という話。

このステフィのいとこで同い年のデスィにも同棲中の彼氏がいます。この彼、「ぼくはデスィといつかは結婚するヨ!! だってデスィのおばあちゃんはソフィア中心部に土地付き一戸建てをもってて、君がそれを一人で相続するんだろう? だからデスィを愛してるんだ。でも子供はいらないヨ。」とアッケラカン。

欲しいものがはっきりしているこの彼氏クン、デスィとおばあちゃんが用意したクリスマス料理に手を付けることもせず、とっとと自分の実家へ一人で行ってしまってデスィをキレさせたんだとか。でもデスィ的にはこの彼氏クンが本命らしくガマンするしかありません。ここには子供はまだおらず・・・ 30過ぎたんだからデスィにもそろそろ真剣に考える必要があるように思うのですが・・・ 

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春のおさんぽナデジュダ区編(2)~みんなの集まる「喫茶店」

2016-03-10 08:41:56 | 食・レシピ

のどかな田舎街、それも首都のもう一つの顔、ナデジュダ。

ワタシが住んでいた街も田舎町で、今も懐かしい、街の中心にあった喫茶店。ワタシの中での喫茶店ってコレっ!!って感じの喫茶店とは、コーヒー、お茶、はたまた冷たい飲み物やパフェなどだけでなく、けっこうしっかり、ナポリタンとかカツサンドとかガッツリと食事ができること!! 

ソフィア市内、意外と食事もできるさ店は少なくてね~。ケーキが充実しててもしょっぱいものがない、もしくはバーニッツァくらいはあるけど・・・ とか。逆にビールやアルコール類が充実しすぎてたり、怪しげだったりで女の子が入りやすい感じではなかったり。

そんなある日、一番近所にあるパザール的な通りに行ったとき。ちょっと大きな建物!! それは・・・ 甘味処の「スラドカルニッツァ」かな?入ってみました。すると、天井も高くて、奥には中庭にも通じていて、さらに店舗奥半分はガラスの天井で明るい!! 

中庭も、そして通り側も天気がよければ利用可のテーブルにイス、そして日よけのパラソルもあります。

お店に入ってまず目に入ってくるのはケーキのショーケースです。ふむふむ・・・ オオッ!! お安いではないか~っ!! 一口大のプティフール60ストティンキ(≒42円)から、フルーツたっぷりタルト1レバ60(≒100円ちょっと)、そしてうれしいことに軽食類もありますよ~っ!! ピザや「プリンツェサ」という具だくさんのチーズトースト類。さらにお店の右の方に目をやると別のブースでもっと本格的にサンドウィッチを提供しています。入れるフィリングを好きなものからチョイスするタイプ。で、これまた安っ!! 日本円になおすと200円でいけるんじゃない? ブルガリアのサンドウィッチはまあまあデカいので女の子だと1コ食べられないかも。

その日はとりあえずケーキとコーヒーで。ここのところ天気の変化が激しいソフィア。頭痛いな~っつー時に、今でも100円前後で飲めるデミタスカップのコーヒー(ノルマルノ・カフェというと出てくる)はホント助かります。ちょこっと休めるしね~っ!! 午前中からたくさんの人がが買い物ついでに寄ったり、小さな子供や孫ちゃんたちを連れてきて一休みするのに使っているようです。

店名は・・・ 書いてない・・・ でもウチから徒歩5分。こりゃ~ヘビロテで利用しちゃうかもっ!!

 

 

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これがリアルガチの「ブルガルスカ・ラボタ」!!

2016-03-09 14:29:27 | ブログ

今日ものどかに春の鳥たちのさえずりきこえる首都の田舎村ナデジュダ・・・

いっや~、新しいところに引っ越せてヨカッタヨカッタ!! と思っていたらとんでもない事が発覚!! 月半ばに水道光熱費を払いに市営の窓口に行ったら、何と!! 

「160レバが電気代で・・・」と窓口のおねえさんが言い始めました。ちょっ、ちょっと待って、160レバ?まだ1か月住んでないのに160は多いでしょう?!

もう10年以上ブルガリアにいて電気代のことはだいたいわかります。どんなに間違ってもこんなに使っていません。何なのよ~(激怒)!!! で、大家のエンチョおじさんに即TEL。すると・・・

「もうジャルバ(嘆願書みたいなもの)を出してるんだよ。前の住人が出てから誰もいなかった時期にも70レバとか請求が来てね。どうも検針する人がキチンと仕事をしていないらしいんだ。次の時に請求明細が来たらそっちに行くから。メーターの数値を確かめてみよう。」

えええ~っ!? 検針員に問題? どうして? リューリンのアパルタメントではそんなことなかったのにーっ!! 思い返してみると、前のタイプの建物だと入口のところに全住宅のメーターが集まっていて、ちょっと入ればすぐ全部を見ることができました。しかし今の住居棟は15階建て、1階に4軒ずつあり、エレベータはICチップを持つ住民のみが使える、という状況。


もちろんヴホッド(入口)はロックされている上に、

ウチの階は階段からの入口にはカギがかかっています。ドロボーも入ってこれないけど、ウチのタイプの住居棟のように各階にメーターが設置してある場合、検針はしづらいでしょう。

じゃあ、どうやって160レバなんていうバカみたいに高い料金を請求してきたのでしょう? エンチョおじさんは受け取った明細をにぎってやって来ました。「ちょっと懐中電灯ある?」 よく見てみると・・・ モォ~全然違う数字じゃ~んっ!!! エンチョおじさんは 「なんじゃ、コリャ~!!!」と急いでもう一度電力会社の窓口へ。その後すぐに電話してくれて分かったのですが、何と!! 検針員は最近、まったく検針に来ていなかったっ!! 数年前のデータを基にテキトーにデータを送ってそれを計算して電力会社から請求が来ていたのでした。ウチは一時期住人がいなかったのでそれが発覚したのです。 じゃあ他のご近所さんは? 少なくともウチの他の3軒もその被害に遭っていたはず。でも、ずっと住んでいたら例年通りの請求が来ているなぁー、と気にしなかったようです。 ・・・検針員の怠慢・・・ モォ~!!! リアルガチな「ブルガルスカ・ラボタ」だ~!!!   

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春のおさんぽ・ナデジュダ区編(1)~おしゃれなレストラン「TICO」

2016-03-08 08:00:34 | 食・レシピ

今日もブルガリアの田舎街道「ロムスコ・ショセ」沿い、ナデジュダ区・・・ あまりにのどかすぎてこの主要国道、数年前に全面通行止めにしてオープンカットで地下鉄をつくっちゃったりして。日本でいうと国道4号線や6号線に匹敵するくらいなのにネ。 おかげでここら辺は地下鉄駅がチョコチョコあります。それとシンクロして周辺の開発が進んでいることは前に書きました。

で、そういう地区のおしゃれな一軒に行ってみました。理由は・・・ その日、いきなりお昼に断水してて・・・ ちょっとーっ(怒) 料理できないじゃないのよ~ォ!! という訳で仕方なくスキップで(?)気になってたお店へ。表に「オベドノ・メニュー」(=ランチメニュー)の表示が。中は・・・ お客が一人二人・・・ リーズナブルな価格設定。

「まだランチやってますか?」 「ええ、どうぞ!!」 やったー。お昼のメニューのボードにはランチのスープが3種類とメイン(肉料理と付け合わせ)、さらにスパゲッティなどのパスタもあります。デザートも3種から。その中から注文したのは「ドマシュナ・クレモヴァ・スパナチュナ・スパ」(家庭風ほうれん草のクリームスープ)

とサーモンクリームパスタ!! 

注文して見回すと、このレストランの調度品・・・ はて、最近どこかで見たことのなるような・・・ あっ!! ここ、内装はIKEAだ!! そのせいで店内は明るくて、ちょっとこの辺にはないアカ抜け感。

日本人のワタシにはちょっとホッとするような。と、ワタシが入店したのを見てほぼ同時にドドーっと3,4組が!! それまでちょっとひっそりしてたのに、セルビチョールのお兄さんはちょっとパニクる~!!! 

その日は天気がよかったので外席にもお客がいて、一人で給仕するのは結構大変そうです。

その時、ふと気づいたのですが、ワタシの隣も後ろも英語を話しています。どうも非ブルガリア人らしい。そう言われてみるとこの1~2年、ナデジュダあたりはアラブ系をはじめ外国人が増えてきた気がします。この前も地下鉄駅内でアメリカ英語が聞こえてきたなァ。そういう人たちにとってはこういう雰囲気のお店がいいのかも。ワタシ(見るからに非ブルガリア人)もはいっているしネ。

会計を済ませて外に出ることにはもう3時半を回っていました。その日は金曜日で明日はお休み。そのせいかこの時間から他のお客はワインやビールを楽しんでいました。これからの季節、いいですよねっ!! 

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やっぱりヨーグルトは「ブルガリア」!?

2016-03-04 18:44:23 | 食・レシピ

お題、初投稿!!

日本人に「ブルガリア」というと、「あァ、あのヨーグルトの・・・」と言われるほど定着しているイメージは、この国の名前を冠した「明治ブルガリアヨーグルト」のおかげ・・・

でも実際にブルガリアに住んでみると、ここには「ブルガリアヨーグルト」なんてないのはもう皆さんもご承知かと。だいたい「ヨーグルト」ってブルガリア語じゃないし。でもブルガリアのスーパーではさすがにヨーグルトコーナーにはありとあらゆるヨーグルトが並びます。ちなみに ブルガリア語ではヨーグルトのことは「キセロ・ムリャーコ」つまり「酸っぱい牛乳」、一般的にはもっと縮めて単に「ムリャーコ」(=牛乳)と呼ばれるくらいですから、どれだけブルガリア人の生活の中に浸透しているかお分かりいただけるのではないか、と・・・

 
ブルガリアで今まで食べた中で驚くほどおいしかったのは「水牛」のヨーグルト、でしょう!! 普通のヨーグルトより数倍高いけど、とってもおいしいですよ!! それに羊のお乳のヨーグルトも濃厚!! ブルガリアに来たら是非試してみてっ!!

日本人にそこまで浸透した「ヨーグルト=ブルガリア」のイメージは明治さんのあのヨーグルトによってつくられたと言っても過言ではないでしょう。一時期あった「ドマーシュノ」はホントに濃くておいしかったけど、どうしたのかな? 名前が変わっても続いているのかな? でもさすがに日本ではあの1パックのヨーグルトを一気に飲んでしまうブルガリア人のような食べ方はもったいなくってできないなァ。

でも、ワタシの中では、ホントは、ヨーグルトというと「チチヤス」だったりして。昔住んでた中国地方のとある町から山奥に入ったところに「チチヤス牧場」ってあったし、あと「チチヤスハイパーク」なんてプールもあって、その地方の夏の行楽のメッカだったのを思い出します。新聞の販売店で入場券もらったなァー (いまは「ちゅーピーパーク」?) でもでも、もっとホントのことを言うと、駄菓子屋(俗に10円店なんて言ってた)で売っていたプラスティックのちいさいビンに入った粉末のヨーグルト風お菓子が、心の中のヨーグルトだったりして。 嗚呼ァ・・・ ごめんなさい、ブルガリア・・・

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