MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『みるくぱんぼうや』

2013年11月07日 | BOOKS
 ホットミルクのおいしい季節です。ふと懐かしくなって、久しぶりに読みました。

『みるくぱんぼうや』
神沢利子 作/田畑精一 絵
あかね書房


 小学校の図書室の入り口から一番近い、「1ねんせい から」の棚にあった本です。
 『ふらいぱんじいさん』『はらぺこおなべ』も好きですが、この『みるくぱんぼうや』の絵の可愛いことと言ったら。
 木でできた「代本板」で、この本を借りたのがもう30年も前だなんて!!

 「みるくぱん」が牛乳の入ったパンじゃないということも、小学校1年生の私には衝撃でした。
 「ミルクパン」というよりも、「行平鍋」「片手鍋」という家庭でしたからね。


 下記の本では、いろいろな旅の童話をまとめて読むことができます。
 お話を読んで、子どものころ手に取っていた1冊1冊の絵が恋しくなって、結局絵がいっぱいの単行本を借りたくなっちゃうんですけれど。
『とおくへ!』 神沢利子コレクション・普及版 (2)
神沢利子 作/佐野洋子 絵
あかね書房


 

『わるいのは じてんしゃ?』

2013年11月05日 | BOOKS

子どもが安全にくらすために読む絵本(1)
『わるいのは じてんしゃ?』
タナカ ヒロシ/作
中谷 靖彦/絵
出版:ベースボール・マガジン社


 娘が自転車に乗れるようになりました。
 まだまだ一人で出かけさせるのは不安なので、しばらくは「お母さんと一緒にサイクリング」ということにしていますが、いつかは一人で出かけられるようにしなくてはいけません。

 図書館に行ったら、ちょうど良い本を見つけました。
 「子どもが安全にくらすために読む絵本」シリーズです。
 「自らの身を守るきもちを、子どもたち自身に持ってほしい」という願いから作られた、低学年も読めるふりがな付きの絵本です。巻末にはクイズ形式で、身を守る知恵を学べるコーナーもあります。

 『わるいのは じてんしゃ?』は、突然飛び出してきた幼児と接触してしまった中学生のお兄ちゃんが登場し、「歩行者優先」と「自転車が加害者になる危険」を分かりやすく教えてくれます。
 警察官と親の対話シーンは、法律的なことも会話形式で理解しやすく配慮されていますし、親の心配も描かれているので、中学生の次男にも読んでもらいました。
 「被害者がなくなったら、一生その責任を背負って生きていかなければならない」という言葉も、親が言うよりも自分で読むほうが効果的かもしれません。


 歩行者との事故のときは全面的に自転車が責任を負うこと。どんな場合も歩行者優先・自転車は車道の左側を走行すること。
 大人もしっかり自覚していないといけないですね。

 イラストには描かれていませんが、ヘルメットをかぶることについてもQ&Aコーナーに記述があります。

 出版社が「ベースボール・マガジン社」というのは意外でしたが、スポーツの未来を担う子どもたちの安全を考えてくださっているのでしょうね。


<「子どもが安全にくらすために読む絵本」シリーズ>
子どもが安全にくらすために読む絵本(2) みぎ・ひだり・みぎ
子どもが安全にくらすために読む絵本(3) いかのおすし
子どもが安全にくらすために読む絵本(4) こーろんだこーろんだ



 

『ただいま「かくれ人見知り」が平静を装って生活しております。』

2013年11月02日 | BOOKS
『ただいま「かくれ人見知り」が平静を装って生活しております。』
花津 ハナヨ・著
文藝春秋


 「かくれ人見知り」の人って、結構多いんじゃないでしょうか?
 愛嬌と度胸で生きている私ですが、やっぱり初めての人と会うのは気疲れしますし、言葉や態度に終始ハラハラドキドキし、後で落ち込むことも多々あり。
 初めての人でなくても、気を使いすぎたり、気が回らなかったり……。
「人見知り」の自覚はなくても、多くの人が「私って!!」と自己嫌悪したり、悩んだりしているような気がします。

 平気で人を傷つけたり、人を怒らせたりしても気が付かないのよりは、ずっと良い人ですよね。


 中学生男子はこれを読んだ後、「大変やね」と一言。
 分かったのかなぁ?
 

<関連サイト>
BUNSHUNコミックエッセイルーム 『ただいま「かくれ人見知り」が平静を装って生活しております。』
 その後のエピソードなどもあります。