お餅つきの帰りの車の中で、田口ランディさんとずっと
指談の話しをしていました。
障がいなどで、言葉を発せない状態にある人も指談なら
意思疎通が出来ると言うのです。
私の作業所では、皆さん障がいが重く、
お話が出来る人が2人しかいません。
何とか思いをくみたいと思うのですが、難しいです。
ランディさんは、「初女さんが野菜の気持ちがわかったり
というのも、指談に繋がるものがあるかも…」と
言われてました。
職場のM子さんは、時々はらはらと泣く時が
あるのです。
そんな時、彼女の心に寄り添いたいと思うのですが
分からないので、「M子さん、今泣きたい気持ち
なのね」と言って手を握っていることぐらいしか
できません。
指談でM子さんの気持ちが解ったら…
ランディさんは、指談は誰でも出来るのよと
言っていました。
「分かる」と思えることが大事だそうです。
指談をネットで見たら、認知症にも使えるとあり
ました。
これからの希望の言語?かも~
何においても、相手を思う気持ちが核になると
思うのですが…
そして、それは初女さんの心と繋がっているような
気がします。
『人に接するときは
その人がいちばん望んでいることはなんだろう
と考えますが、ごはんを炊くときも同じです。
そのお米にいちばん合った水加減にしたいから
炊飯器の目盛にはたよりません。
水に浸したお米を手に取り
じーっと観察していれば
お米が望む水加減がわかってきまし
佐藤 初女』
初女先生の深さを、又しても感じています…