いつだったか、障がいを持ったお子さんのお母さんが
「挨拶と有り難うが言えたら、この子は生きていける」と
新聞に投稿していました。
私は、この確信に満ちた言葉を読んで、このお母さんが
ここまで来るまで、どれ程の思いをされ、流した涙も
沢山あっただろうと思いました。
障がいを持ったお子さんに、生きて行く上で
必要なことは感謝だと伝えているお母さんは凄いと
思いました。
障がいがあると、人にしてもらう事が数多くあります。
人にしてもらうことが、当たり前と思ってしまうかも
しれません。
でも、このお母さんは「有り難う」と言う感謝の気持ちが
あれば生きていけると、我が子に教えているのです。
私は、そんな子育てをしてきただろうか…
「有り難う」が言えず、「すみません」で済ます人が
いますが、「すみません」は謝罪の言葉であって
感謝の言葉である「有り難う」とは、全く違うのです。
心からの「有り難う」が言えたら、生きていけるよ!
社会人になった息子に、そっと言ってみようかな…