気がつけば、もう9月も後半です。
まだまだと思っていた初女さんのお誕生日が、
目の前に迫ってきました。
先ほど、写真家の田渕さんから会場に展示する
初女さんの写真が送られてきました。
おむすびを結ぶ初女さんの写真に、
初女さんの真剣さが伝わって来て、ハットさせ
られました。
初女さんがおむすびを作られる姿を見ていると
それは、祈りそのものです。
簡単には声を掛けられない神聖さがありました。
龍村監督は「この病める母・地球を真の意味で
癒すことができるのは、実は特別な人や有名な人
ではなく、私達ひとりひとりの、ごく普通の
日常生活の中でのほんのチョットした気づきや
行動の集積です」と言われ、『この世の最も
聖なる営みは、実は俗なる営みの中にこそある』
そのことを日常生活の中で撮れないかと思って
いたそうです。
「食べる」という営みは、本来生きてゆく上で
最も「聖なる営み」であるはずなのに、同時に
誰でもが毎日当たり前に行っている全く
「俗なる営み」であるから映画にするのは困難だと
思われていた時に初女さんに出会い、その瞬間に
映画に出来る!と思われたそうです。
「地球交響曲第2番」を初めて観た時、私は
泣き崩れてしまいました。
息子を亡くし、今までの人生がすべて剥ぎ取られ
荒野に一人立たされたようになっていた私の心に
映像の中の初女さんが寄り添ってくれたのです。
この人に、私の抱えてきた悲しみを、苦しみを
聴いて欲しいと、心から思ったのです。
弘前に呼んで頂き、おむすびを食べた時には
涙が止まらなくなりました。
初女さんのおむすびは、初女さんの祈りそのもの
そういうおむすびを、おむすび講習会で
私が伝えることは不可能ですが、いっときも心を
離さない初女さんの丁寧さを少しでも感じて
頂ければと思っています。
初女さんのお誕生日に向けて今、娘たちが準備を
しています。
「初女さん、私たちと共にいて下さいね。」
10月1日~3日「初女お母さんから娘たちへ」
2日・3日の田口ランディさんの講演会のお席も
もう残り少なくなりました~
お待ちしています!