新聞に「美智子さまの歩み」という記事が
連載で載ってました。
読んでいて、これだけの身分の方が、どうして
こんなに謙虚に慎ましく生きられるのだろうと
考えてしまいました。
東日本大震災が起きた翌日、美智子さまから
災害看護の第一人者である南さんの携帯に直接
電話があり、被災地に一日でも早く伺って
お見舞い申し上げたいが、今行けば現地に
迷惑をかけてしまう。いつ、どのように行けるかを
考えていると言われ、電話は12日以降も続いた
そうです。
震災の4日後には、日本リウマチ財団の理事の方に
美智子さまから「被災地の患者さんは
困っていませんか」と電話がかかってきた
そうです。
北海道の有珠山の噴火災害の時はニュースを
見て、避難所の人たちの唇が荒れている。
リップクリームがいるのではと、心配された
そうです。
南さんが美智子さまに「なぜ人の苦労や悲しみが
そんなにも分かるのですか」とたずねた時、
「多くの人々との出会いがあり、出会った人々
から教えられています。」と答えられた
そうです。
この言葉を目にした時、「初女さんも
そうだった…」と美智子さまと初女さんが
私の中で一つになったような気がしました。
『目の前にいるその人の身に自分を置き換え
苦しい時は苦しい思いで、
嬉しい時は嬉しい思いで
ともに悲しみ、ともに喜ぶという気持ちで
聞いています。
佐藤 初女 』