千葉県内で高い放射線量が測定された地域、そこに我が家はある。
市でも公共施設を中心に放射線量の測定を行っているが、個人の敷地内については、市が測定器を貸し出し、各自で測定することになった。3週間ほど前、市に測定器の申し込みをしていたが、ようやく順番が回ってきた。
早速、受け取りに行き、自宅敷地内の測定を開始する。
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市のマニュアルによると、測定対象の表面から1cmと1m上の2箇所を各々1分間計測するようになっている。思ったより時間の掛かる作業だ。
まずは、最も気になっていたデッキ屋根の縦樋下部の地表面を測定。
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嫌な予感が的中。地表面の数値は4マイクロシーベルトと高い。これは国が避難基準としている空間放射線量の数値に匹敵する。
そして、地上1m付近では0.28マイクロシーベルト、これも国が除染の目安としている0.23を上回っている。
ただ、この基準値は、一日のうち屋外8時間、屋内16時間滞在するという生活パターンを仮定して作られたものなので、いささか不安はあるものの、そこに長時間留まっていない限り、気にするほどではないだろう。
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とは言うものの、地表面の4マイクロシーベルトは気になる。
そこで市の除染マニュアルに従って、数値が高い箇所の土を深さ5cmほど剥ぎ取って、再び測定すると1.5前後まで下がった。
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まだ、高いが地表面なので土の除去はこの程度にしておく。剥ぎ取った土はバケツ一杯分。
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この土の処分を市に問い合わせると、保管場所がないので当面自分で保管して貰いたいが、30~40cmほど掘り返して埋め戻すと、放射線を遮蔽する上で効果的と言う。
保管しておくわけにも行かないので、埋め戻すことにした。
次に気になっていた場所は、カーポートのやはり縦樋下部。ここも4マイクロシーベルト前後と高い。地上1mでも0.3マイクロシーベルトとこちらも敷地内で最も高い。
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コンクリートとタイルに覆われた場所なので、ここは高圧洗浄器を使っての除染となる。日を改めて大掃除の時に合わせ、作業を行う予定でいる。
屋内外の他の場所については、国の基準値0.23を下回っているものの、東京都が公表している新宿区などの数値(0.05~0.06マイクロシーベルト)と比べると3,4倍高い。これは、この地域一帯がそうなので、引っ越さない限りどうしようもない。
それにしても、事故のあった原発から200キロ近く離れているにも関わらず、自分の敷地内に放射性物質が降り注ぎ、放射線を出し続けているとは。目に見えない放射能の怖さと言うか、不気味さを改めて思い知らされた。
エネルギー源の大半を海外に依存する国としては、或る程度の原発依存は致し方ないと考えていたが、日を追うごとに高まる原発事故の深刻さを思うと、全ての原発は廃止すべきではと言う考えになってくる。
市でも公共施設を中心に放射線量の測定を行っているが、個人の敷地内については、市が測定器を貸し出し、各自で測定することになった。3週間ほど前、市に測定器の申し込みをしていたが、ようやく順番が回ってきた。
早速、受け取りに行き、自宅敷地内の測定を開始する。
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市のマニュアルによると、測定対象の表面から1cmと1m上の2箇所を各々1分間計測するようになっている。思ったより時間の掛かる作業だ。
まずは、最も気になっていたデッキ屋根の縦樋下部の地表面を測定。
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嫌な予感が的中。地表面の数値は4マイクロシーベルトと高い。これは国が避難基準としている空間放射線量の数値に匹敵する。
そして、地上1m付近では0.28マイクロシーベルト、これも国が除染の目安としている0.23を上回っている。
ただ、この基準値は、一日のうち屋外8時間、屋内16時間滞在するという生活パターンを仮定して作られたものなので、いささか不安はあるものの、そこに長時間留まっていない限り、気にするほどではないだろう。
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とは言うものの、地表面の4マイクロシーベルトは気になる。
そこで市の除染マニュアルに従って、数値が高い箇所の土を深さ5cmほど剥ぎ取って、再び測定すると1.5前後まで下がった。
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まだ、高いが地表面なので土の除去はこの程度にしておく。剥ぎ取った土はバケツ一杯分。
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この土の処分を市に問い合わせると、保管場所がないので当面自分で保管して貰いたいが、30~40cmほど掘り返して埋め戻すと、放射線を遮蔽する上で効果的と言う。
保管しておくわけにも行かないので、埋め戻すことにした。
次に気になっていた場所は、カーポートのやはり縦樋下部。ここも4マイクロシーベルト前後と高い。地上1mでも0.3マイクロシーベルトとこちらも敷地内で最も高い。
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コンクリートとタイルに覆われた場所なので、ここは高圧洗浄器を使っての除染となる。日を改めて大掃除の時に合わせ、作業を行う予定でいる。
屋内外の他の場所については、国の基準値0.23を下回っているものの、東京都が公表している新宿区などの数値(0.05~0.06マイクロシーベルト)と比べると3,4倍高い。これは、この地域一帯がそうなので、引っ越さない限りどうしようもない。
それにしても、事故のあった原発から200キロ近く離れているにも関わらず、自分の敷地内に放射性物質が降り注ぎ、放射線を出し続けているとは。目に見えない放射能の怖さと言うか、不気味さを改めて思い知らされた。
エネルギー源の大半を海外に依存する国としては、或る程度の原発依存は致し方ないと考えていたが、日を追うごとに高まる原発事故の深刻さを思うと、全ての原発は廃止すべきではと言う考えになってくる。