年末の大掃除をしていたところ、押入れの奥から出てきた大きな箱。子供の節句祝いとして30年近く前に両親から贈られた兜飾りである。
飾らなくなって20年以上、その内、孫が出来たら使うこともあるだろうとの思いから、捨てずに持ち続けて来た。
ただ、よくよく考えると、今は、昔の伝統、しきたりがすたれて行っている時代である。子供の代となれば、考え方、価値観も30年前とは大きく異なってきている。それに、マンション住まいとなると、大きな置物を飾るスペースも限られる。更に、男の子が生まれる確立は二分の一である。
将来どうなるか分からないにも関わらず、何十年と兜を保管し続ける必要はないだろうと、これを機会に処分することにした。
当初、何気なくごみに出すつもりでいたが、五月人形とは、子供の身代わりになって厄を受けて貰うという願いをこめて飾るものであることを、この歳になって初めて知った。
今まで単に子供の誕生と成長を祝う品程度の認識しかなかったが、子供の身代わりという意味合いがあったとなると、ごみに出すわけには行かない。
そこで処分方法をネットで調べると、供養をすべきとある。人形供養や針供養は知っていたが、兜も同じ扱いらしい。
供養を受け付けている神社は結構あるようだ。供養費用は1万円からとある。
ただ、神事・仏事に無頓着な性分としては、果たして1万円以上の金を出してまで供養とやらをすべきかどうか、正直迷う。かと言って、お祝い品の性格上、知り合いや親戚に譲るものでもなさそうだし、どうしたものか悩むところである。
飾らなくなって20年以上、その内、孫が出来たら使うこともあるだろうとの思いから、捨てずに持ち続けて来た。
ただ、よくよく考えると、今は、昔の伝統、しきたりがすたれて行っている時代である。子供の代となれば、考え方、価値観も30年前とは大きく異なってきている。それに、マンション住まいとなると、大きな置物を飾るスペースも限られる。更に、男の子が生まれる確立は二分の一である。
将来どうなるか分からないにも関わらず、何十年と兜を保管し続ける必要はないだろうと、これを機会に処分することにした。
当初、何気なくごみに出すつもりでいたが、五月人形とは、子供の身代わりになって厄を受けて貰うという願いをこめて飾るものであることを、この歳になって初めて知った。
今まで単に子供の誕生と成長を祝う品程度の認識しかなかったが、子供の身代わりという意味合いがあったとなると、ごみに出すわけには行かない。
そこで処分方法をネットで調べると、供養をすべきとある。人形供養や針供養は知っていたが、兜も同じ扱いらしい。
供養を受け付けている神社は結構あるようだ。供養費用は1万円からとある。
ただ、神事・仏事に無頓着な性分としては、果たして1万円以上の金を出してまで供養とやらをすべきかどうか、正直迷う。かと言って、お祝い品の性格上、知り合いや親戚に譲るものでもなさそうだし、どうしたものか悩むところである。