熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

「きよしこの夜」誕生の地、オーベルンドルフまでサイクリング

2017-07-13 01:59:34 | 海外自転車旅
今日は、ザルツブルクから北へ約20キロ、オーベルンドルフ(Oberndorf bei Salzburg)というドイツ国境沿いに位置する小さな町まで往復サイクリング。

ザルツブルクからはザルツァハ川に沿って設けられているサイクリング路を走行。
ノルウェ―からイタリアにかけて縦断するヨーロッパのサイクリングネットワークEuroVelo7(総距離約7400キロ、通過する国9か国)の一部区間にもなっていて、看板も整備されています。




オーベンドルフは、世界で最も親しまれているクリスマスキャロル「きよしこの夜」が誕生した町として知られています。

聖ニコラウス教会の神父ヨーゼフ・モールが自作した詩に、この町の教師フランツ・クサーヴァ・グルーバーが曲をつけ、1818年12月24日の夜、グルーバーのギター演奏の元、この聖歌が初披露され、その後オーストリア国内からドイツ、そして世界へと広まって行きました。

当時の聖ニコラウス教会は、ザルツァハ川の度重なる氾濫で損傷がひどく、1906年に撤去されましたが、きよしこの夜の誕生を記念するモニュメントとして小さな礼拝堂”Silent Night Chapel”が聖ニコラウス教会の跡地に建っています。


内部は20人も入れば一杯になりそうな小さな礼拝堂


モール神父(左)と教師グルーバー(右)のステンドグラス。


ザルツァハ川の対岸は、ドイツの町ラウフェン(Laufen)。


歩行者専用の橋には、一応国境を示すラインがあるものの、気を付けていないと見落としてしまいます。
左ドイツ、右オーストリア




橋を渡りドイツ・ラウフェンへ。
平日お昼頃にも関わらず、数人とすれ違っただけ。ひっそりと静まり返っていました。


オーベルンドルフに戻り、同じルートでザルツブルクへ。

ザルツブルク中心部の少し手前、ミュルナー橋からの旧市街の眺め。絶好の撮影スポットです。


マカート橋の欄干は鍵鍵鍵。


快適なホステル住まいも今日が最後、明日は移動の予定です。


コメント (2)
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