熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

世界遺産の僧院の島、ライヒェナウへ

2017-07-25 04:35:16 | 海外自転車旅
ボーデン湖の西に位置するドイツ・コンスタントの街外れに、ライヒェナウ(Reichenau)というのボーデン湖で一番大きな島があります。この島には、世界遺産に登録されている教会群があり訪れることにしました。

朝から小雨交じりの生憎の天気、レインウエアを着こみボーデン湖畔のB&Bを出発。
コンスタンツまでは、ボーデン湖に沿い、ほぼ全線に渡って自転車専用車線を走行。




宿から約40キロほどでスイスとドイツの国境に到着。
6月13日にドイツからチェコに移動して以来、一時的に通過した事を除けば、約40日ぶりのドイツ、漸く戻って来たといった印象です。


ライヒェナウ島は、全長4.5km、全幅1.5kmの島で、自給自足の農業生産体制を築き、独自の文化を守って来た島でもあります。


世界遺産に登録されている教会群は3つで構成されており、いずれも、9世紀から11世紀にかけて建てられたロマネスク教会。
当時の建築様式を伝える貴重な建物であると同時に、カロリング朝およびオットー時代のヨーロッパを代表する重要な宗教施設でもあったそうです。

まず島の入り口に近い場所に建つ、「聖ゲオルク教会」


約1000年前に描かれた壁画「キリストの奇跡」が見所ですが、現物を見るには12時半と16時からのガイドツアーに参加する必要があるものの、時間がないので隣接する展示館へ。

内部の壁は全面壁画で描かれている様子が分かります。


流石に1000年近く経っているため、劣化がかなり進んでいる様子。これでは現物を見てもどういった図柄か想像もできません。




当時の壁画を再現した図柄の一部。当時は鮮やかな色彩だったようです。


次に訪れた教会は、島の一番奥にある「聖ペーター聖パウル教会」
1134年に建立され、二つの塔は15世紀に付け加えられたもの。


この教会でも礼拝堂の壁一面に9世紀に描かれた壁画が残っているものの、聖ゲオルク教会と同じようにかなり劣化。


最後にやって来たのは「聖マリア&聖マルコ大聖堂」799年に完成
かつては修道院付属教会だったもので、現在はカトリックの教区教会。




ここにもロマネスク壁画が残っていますが、何が描かれているのか判別不可能。


ライヒェナウの教会群を見学した後は、今晩の滞在地、コンスタンツからフェリーで約15分の対岸の街メーアスブルク(Meersburg)へ。
天気が悪いこともあり、今晩はメーアスブルクの宿に泊まることにしました。


予報では、水曜日まで降ったり止んだりの生憎の天気。最後の週だというのに弱りました。



コメント
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