熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

今日もドナウ・サイクリング路でデュルンシュタイン、メルクへ

2017-07-06 03:05:26 | 海外自転車旅
クレムスからヴァッハウ渓谷の西側の観光拠点、メルク(Melk)まで約40キロの区間もドナウ・サイクリング路EuroVelo6が整備されており、車を気にすることなく走ることができます。
と言いますか、逆にこの区間は全線に渡って自転車の走行が禁止されており、嫌でもこのサイクリング路を走らなくてはなりません。

クレムスを出ると、山の斜面を含め周囲は全てブドウ畑。


ブドウ栽培農家と思われる家屋。
周囲の光景に溶け込んでいて風情を感じさせる古い建物です。


クレムスを発ってまず訪れた町、デュルンシュタイン(Durnstein)

町の高台には1145年に建てられたケーンリンガー城跡。
イギリスのリチャード王が十字軍遠征からの帰途、オーストリア公とのトラブルが原因で1192~1193年にかけて幽閉された話が残る城とのこと。


急な石段を登ること20分ほどで城跡に到着。


ここから眺めるドナウの絶景。苦労しても上る価値はあります、


デュルンシュタインでもう一つの見所は、修道院教会。
青を基調とした塔が綺麗な教会です。


旧市街の家並み。


アプリコットがこの町の名産、土産物店の店頭にはアプリコットを使ったジャムやリキュールが並んでいます。


ヴァッハウ渓谷はワインの生産地としても有名な地域で、沢山の銘柄を目にします。


ヴァイセンキルヘン(Weissenkirchen)の町を通過。


続いてシュピッツ(Spitz)


シュピッツの町はずれの高台には、ヒンターハウス城跡(Ruine Hinterhaus)


そして最後の目的地、メルクに到着。
この町の見所は、丘の上にそびえる巨大な建物、メルク修道院(Stift Melk)
11世紀に建立、18世紀に改築され今の壮麗な姿になったとか。
下から見上げると、その荘厳さに圧倒されます。


世界遺産のヴァッハウ渓谷、約40キロ弱の短い距離ですが、美しい小さな町や建物が点在していて、見応え十分でした。

メルク周辺のキャンプ場は混雑してそうなので、更に20キロほど西に走ってドナウ河畔のキャンプ場にチェックイン。
空いていて静かで快適ですが、料金は15.70ユーロと今までで最高。
空いているが故に、高くしないとやっていけないということでしょう。





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ドナウ・サイクリング路”EuroVelo6”でクレムスへ

2017-07-05 02:00:47 | 海外自転車旅
ウイーン郊外のキャンプ場をいつもより早く7時にスタート、西に約70キロの町、クレムスに到着。

今日は、ドナウ川に沿ったサイクリングルート、EuroVelo6を走行。自転車専用路になっていて、車を気にすること走れ快適なサイクリングでした。






クレムスは、世界遺産「ヴァッハウ渓谷」の東に位置し、ドナウ川遊覧船乗り場にもなっている観光拠点で、周囲をブドウ畑に囲まれた小さな町です。
特にこれといった見所はありませんが、早く着いたので町の繁華街を散策。

丁度、自転車レースが開催されていて、目の前で見ると迫力満点。


町のシンボルのシュタイナー門。


門をくぐり抜け中に入ると、メインストリートは歩行者天国で、それなりの賑わいがあります。


町でもひときわ高い場所に建つヒアリステン教会。


自転車旅をしながら、弾き語りで旅の費用を捻出?


チェコ以来、よく目にするゴールデン。こちらでは人気犬種のようです.


ヴァッハウ渓谷沿いには修道院など古い建造物がが点在しており、見物しながら移動予定です。



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ウィーン最終日、市内リンクを自転車で一周

2017-07-04 02:01:39 | 海外自転車旅
漸く天気が回復、今日はウィーン滞在最終日ということで未だ見ていない主要な建物など、市内中心部を取り囲む「リンク」と呼ばれる環状道路沿いの建物をカメラに収めながら自転車で一周。

キャンプ場から市内までは、ドナウ川に沿って設けられているEuroVelo6と呼ばれるサイクリング路を走行。


市内に入ると、壁アートの中に4~5m四方ありそうな大作を発見。


リンクを反時計回りに走行、まずは「ヴァティーフ教会」へ。
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が暗殺から無事逃れられたことを神に感謝するため、1879年に建設。


「ウイーン大学」
1365創立の古い大学で、9人のノーベル賞受賞者を輩出しているオーストリアの名門大学。ただ、1974年の受賞を最後に途絶えているようです。


内部は自由に見学することができ、回廊には功績をたたえる像やプレートが。


「市庁舎」
中央の塔の高さは98m、1873年に完成。


「ブルク劇場」
ヨーロッパの劇場の中でも由緒ある劇場だそうです。


「フォルクス庭園」
国会議事堂と道路を挟んで向かいにある美しい庭園。




「国会議事堂」
1883年に完成。人口規模からして随分と大きな、贅を尽くした国会議事堂を建てたものです。


議事堂の正面に立つのは、英知をつかさどるアテネ女神像


「自然史博物館」
向かいにも全く同じ建物「美術史博物館」が建っています。


マリア・テレジア広場に建つ「マリア・テレジア像」


「新王宮」


「王宮」
ハプスブルク家が13世紀から、第一次世界大戦で敗れ皇帝カール1世が退位する1918年まで
住居として使用されていた建物で、人気観光スポットの一つ。


「国立オペラ座」
パリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ劇場の一つで、小澤征爾が音楽監督を務めた場所でもあります。


これでウィーン観光は全て終了。
明日からは、ドナウ川に沿って移動開始。


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タイヤ・チューブを前後入れ替え

2017-07-03 00:48:42 | 海外自転車旅
今日はウィーン滞在最終日という事で、朝から市内に出掛ける予定でいたものの、時折小雨を伴う曇り空、更に風速25キロ(こちらは時速表示)の冷たい風が吹いて、体感温度は20度以下。長袖の上から薄手のダウンを着て丁度よいくらいと生憎の天気。
一方、明日は回復してまずまずの予報。

先を急ぐ旅でもなし、キャンプ場も快適なので出発を1日遅らせ、ウィーン最後の観光は明日にして、昨日に引き続き今日もキャンプ場で過ごす事に。

テーブルは独り占め状態。テーブルの有無は快適さに大きく影響します。


今後の日程を検討し終えた後は、タイヤとチューブの前後入れ替え作業。
タイヤは、パナソニックのツーキニスト700x35c、チューブは同じくパナソニックの700x35-40c。

こちらに来て、荷物を積んでの走行距離は約1300キロ(交換後1500キロ前後走行)。
今までのところパンクはゼロ、空気漏れも無いものの、後輪の摩耗がやや目立つ状態。



前回は、700x32cにチューブ28~32c用で、パンク2回(いずれも後輪)や次第に空気が抜けるなどでチューブを3~4回交換しましたが、今回のタイヤ・チューブについては今のところ問題無し。

話はそれますが、今朝、生憎の天気の中キャンプ場を出発していった家族。
夫婦に10歳前後の男の子2人と2歳くらいの男の子の5人家族。
一番下の子をリアカーに乗せての自転車旅。




こちらの人の自転車に対する情熱と言いますか、自転車が如何に生活の中に根差しているかを実感する光景です。

サイクリングロードや交通量の少ない道を選んで走るのでしょうが、それにしても、日本では危険すぎて考えられません。


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1ヶ月経過、反省点など含め備忘録に

2017-07-02 01:13:42 | 海外自転車旅
5月25日にミュンヘンに到着して以来、早いもので1ヶ月と1週間が経過。後1ヶ月を残すのみとなりました。

このところ、連日移動、若しくは観光で体を休めていなかったため、今日はキャンプ場でのんびり過ごすことに。そこで、いい機会なのでこの1か月を振り返りながら備忘録を作成。

1.まず実感することは、上り坂での脚力の無さ。
荷物を積んでいるとはいえ情けない。日頃の鍛錬不足と言うか、さほど努力していなかったことを反省。

2.自転車のフレーム剛性不足
そもそも、ランドナー(丸石ツーリングコンダクター)はキャンプツーリングに耐えられる構造になっていないためか、荷物満載である程度のスピードに達するとハンドルがブレ始め、直進性に難がある。
それに、シフトレバーを操作する度に片手ハンドル運転、且つ、操作する手を下に伸ばすため不安定な姿勢になり、バランスを崩しそうになること度々。後ろから車が来ていると極めて危険。
再び海外自転車旅に出掛けるとなると、この自転車を使用し続けるべきかどうか迷う。

3.フライパンを持参したが、日本人1人前に適した量の肉類は売っていない。
最低350~400グラム。ウインナーも量がある。保存はきかない。
結局、適量の食材を手に入れることが難しく、フライパンの出番は少ない。あれば便利だが、荷物を増やしてまで持参すべきかどうか。

4.速乾性に優れたウエア
サイクリング用にとクッション性の良いやや厚めのソックスを持参しているが、洗濯頻度が一番高いのに乾きは一番悪い。速乾性に優れるソックスを持参すべき。

5.GPS用充電池は3回分(6本)必要
3号充電池を2本使用しているが、移動中殆どONの状態だと1日~1.5日ほどで電池を交換することになる。今回4本持参しているが、毎日充電する手間とGPSの重要性を考えると、6本あった方が安心。

6.GPS予備機があると安心
とにかくGPS頼みの毎日。GPSが使えなくなると全く動けない。
ところが、このGPS(ガーミンetrex20)は、アルファベット1文字ごとの入力に小さなボタン型キーを使う。前回の自転車旅から使っており、この入力キーがいつ壊れるのかと不安でならない。
並行輸入品なら数万円程度の製品、壊れた時の事を考えて予備機があった方が安心。不要になればオークションで売ればいい。

7.急な雨対策
こちらに来て急な雨に降られることが多い。自転車で移動中ならレインウエアを着れば済むが、市内を観光する際などポケットにしまっておける簡易雨合羽(ポンチョ)があると助かる。
一番困ったのは、雨の中テントから出られず、トイレを我慢したこと。

8.英語の語彙力不足
訪れる観光スポットは大聖堂や宮殿など歴史的建造物が多い。英語の解説文があっても普段使わない単語が多く意味が分からない。これら特殊な単語についても語彙力が必要なことを痛切に感じる。

今のところは、以上です。

備忘録で、フライパンは不要かもと書いておきながら、たまたま近くのスーパーで比較的少量、と言っても270gのステーキ肉を見つけたので今晩はステーキにワイン。


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