来週に迫った三国志検定の勉強を本格的に始めました。
ちょっと遅いですね(汗)
指定されている参考書を一通り読み終えたんですが、なかなか面白かったです。
この著者は一貫して「君主」と「名士」の二者の協力と対立という観点で三国志を論じています。
「名士」というのは知識人の間で名声を得て、地方から支配階層を形成していった人々のことです。
魏では荀、呉では周瑜、蜀では諸葛亮(孔明)あたりが代表でしょうか。
君主たちは名士の協力なくしては国を治めることが出来なかったようです。
しかしあまり名士にぺこぺこしては君主の権威が失墜するし、
彼らが自分勝手な行動をする危険性もあります。
このあたりのバランスを上手く保った者が天下に覇を唱えることが出来たというのです。
僕が愛読している「蒼天航路」でも、曹操が名士たちの扱いに苦労していた様子がよく描かれています。
確かに名士を軸に三国志を見直してみると、
今まで不可解だった出来事のつじつまが合う例がいくつもあります。
前半生は名君だったのに、後半生は迷君(?)になってしまった孫権の生涯も、
名士との関係に悩んだ末の結果だったのかと考えると納得出来ます。
なるほど、こういうのが歴史研究なんだなと思いました。
もちろんこれが絶対的な見方とは言い切れませんが、興味深い解釈の一つであることは確かです。
やっぱり歴史って面白いですね。
これからも大切な趣味の一つとして歴史を楽しく学んでいければいいなと思います。
それでは。
ちょっと遅いですね(汗)
指定されている参考書を一通り読み終えたんですが、なかなか面白かったです。
この著者は一貫して「君主」と「名士」の二者の協力と対立という観点で三国志を論じています。
「名士」というのは知識人の間で名声を得て、地方から支配階層を形成していった人々のことです。
魏では荀、呉では周瑜、蜀では諸葛亮(孔明)あたりが代表でしょうか。
君主たちは名士の協力なくしては国を治めることが出来なかったようです。
しかしあまり名士にぺこぺこしては君主の権威が失墜するし、
彼らが自分勝手な行動をする危険性もあります。
このあたりのバランスを上手く保った者が天下に覇を唱えることが出来たというのです。
僕が愛読している「蒼天航路」でも、曹操が名士たちの扱いに苦労していた様子がよく描かれています。
確かに名士を軸に三国志を見直してみると、
今まで不可解だった出来事のつじつまが合う例がいくつもあります。
前半生は名君だったのに、後半生は迷君(?)になってしまった孫権の生涯も、
名士との関係に悩んだ末の結果だったのかと考えると納得出来ます。
なるほど、こういうのが歴史研究なんだなと思いました。
もちろんこれが絶対的な見方とは言い切れませんが、興味深い解釈の一つであることは確かです。
やっぱり歴史って面白いですね。
これからも大切な趣味の一つとして歴史を楽しく学んでいければいいなと思います。
それでは。