◇念願の海中温泉
かねて憧れていた青森県の「黄金崎不老ふ死温泉」を訪れました。
今年の暖冬は雪深い青森県でも例外ではなく、岩木山はともかく平
地ではほとんど雪は見当たらず、ふきのとうは大きく伸びていました。
東北新幹線で八戸まで行って、特急に乗換えて青森まで。更に一日
5本しか電車が走っていない五能線に乗り換える。平日ならその日
のうちにはとても目的地「黄金崎不老ふ死温泉」には到着できない。
幸い週1回、しかも日曜日にしか運転されない「リゾートしらかみ号」の
座席が取れた(全席指定)ので何とか4時半には到着。今どきは5時
半というに日沈に辛うじて間に合いました。
日本海に張り出した岩場に作られた露天風呂は悪天候だと波を
かぶりとても入っていられないとか。今日は珍しく海が穏やかで、
少々雲があって完璧とはいえないまでも夕焼けが楽しめた。「条件
がいいと海面に黄金色の道ができるんだよね」と一緒に浸かって
いたおじさんが教えてくれました。泉質は赤茶けた色で、ややぬる
めながら身体は温まり実にいい温泉です。
(途中の海岸線は景勝の地です。ただし露天風呂の写真はイメージ)
行合岬 千畳敷海岸 深浦の夕景
露天風呂
◇高湯温泉・玉子湯
不老ふ死温泉の次は名高い福島県の「玉子湯」。白濁の湯で柔ら
かい硫黄のにおいが肌や衣服に染み付いて、帰ってからもなかな
か消えませんでした。福島駅から車で40分のところにこんないい温
泉があるとは。これまで群馬県の草津温泉のファンでしたが、滞在す
るのならこちらが落ち着きそうです。
さすがにここには少し雪が残っていて、窓外の雪を見ながら「千の風
になって」を口ずさんだりしながら、ゆっくりしました。
外湯 玉子湯 風情あるランプ 天渓の湯