◇愛孫のためのレシピ
この間1歳7ヵ月の愛孫(マナまご)が遊びに来たお昼御飯に、作り置いた「茄
子の田舎煮」を出したら、喜んで食べ、「なちゅ、なちゅ」とお代わりをした。
母親は、「家で茄子を煮てやった時は嫌がって食べなかったのに、なんで?」と
若干不機嫌であったが、自分も食べてみて「こんなに柔らかいからか。納得。」と
言った。
ざっと作り方を教えたので家で作ったら今度は「なちゅ~」と喜んで食べている
らしい。
母親の方は、「こんなに甘いのを毎日食べさせたら身体に良くないのでは…」
と心配しているらしいと妻が言っていた。聞いたら砂糖を入れているのだそうだ。
今はともかく昔は田舎では砂糖は貴重品で、普段は簡単には使わない。茄子
の田舎煮も醤油だけで作ったらしいが、我が家では酒とみりん少々加える。甘さ
はこれで十分だ。
「茄子の田舎煮」なんぞは、多分普通の料理本には載っていない。
<作り方>
1.新鮮な茄子をよく洗い。
2.ヘタを落とし、大体1個を3つに切り分け(頭と、おしりと、中間)、水であく抜き
する。
ざるに上げてよく水を切る。
3.大ぶりの深鍋にサラダオイルをたっぷりと大匙3~4杯いれて熱する。
4.茄子を入れ、すぐに蓋をして鍋の取っ手を持ってよく振って、油をまんべんなく
茄子に行き渡らせる。
5.茄子に油が十分になじんだら、ひたひたに水を加える。
6.合わせて醤油大匙3~4杯、酒大匙3~4杯、みりん大匙1杯くらい加える。
7.我が家では鰹節の「荒削り」をたっぷりと加え味を良くする。これはお好み。
8.弱火で20分ほどコトコト煮る。煮崩れを起こすのでかき回さない。
水分が少なくなって来たら、頃合いを見て火を止める。
9.完成。
(以上この項終わり)