◇木立の先にある明るい緑を
月に一回は外で風景画を描こうということになっているが、設定日は大体が
木曜日。ところが木曜日は特異日で、この日はよく雨になる。今年4月から何
度も企画された「写生会」はすべて雨で流れた。
9月30日の木曜日、案の定雨。さすがに幹事は雨を予想し、翌日の10月1日
(金)を代替日にした。
10月1日はまずまずのお天気で、自転車で写生会の場所「広池学園」に出か
けた。「広池学園」は、南柏の光ケ丘に広大な敷地を有し、中・高・大学とオープ
ンカレッジ・生涯学習棟まで持つ特色のある学校法人である。
せっかくお天気になったのに参加者はなんと4人だけ。それぞれが好みの場
所を見つけ、大体午前中を使って1枚の絵を描き上げた。
桜の時期は桜やなんじゃもんじゃの木、マロニエの花、ばら苑など前にもよ
く写生に来たが、いまごろは紅葉にも少し早く、絵の対象としたい風景としては
やや中途半端な色合いである。
今回構図をとったのは、貴賓館の前から食堂棟に向かう道の周囲に立ち並
ぶ木のシルエットと、奥に見える明るい緑、一部ちらほら紅葉しかけた木の葉、
木洩れ陽などである。
描き上げてから奥行きに不満が残った。奥を丁寧に描いたからか。もっと手
を抜いてあっさり描けばよかったのか。手前の木立や木の葉群をもっと強く描
きこんだ方がよかったのか。やや不満が残る絵になった。
しかしこれから手を加えるとどんどん悪くなっていくので、今後の課題。
clester F6
(以上この項終わり)