読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

神の手(上/下)講談社文庫

2006年07月19日 | 読書
 原題名は「PREDATOR」。捕食者の意である。
パトリシア・コーンウェルの新翻訳(相原真理子)本。
主役ケイ・スカーペッタを初め、相棒のピート・マリーノ
姪のルーシーなどおなじみの人物がそれぞれ
屈折した心理状態で登場する。
 アメリカで石を投げれば、弁護士には間違いな
く当たる。外れても心理療法士には当たる。
詳しくは述べないがトラウマと多重人格と心
理療法士がキーワードである。P・コーンウェルを読ん
でいると自然、米国の警察機構と検屍の実態
には詳しくなる。率直にいって颯爽と登場し
た頃に比べ何となくストーリーの進め方が雑にな
ったように感じる。
 先日の落雷で梅雨は雲散霧消と専門外の
予報をしてしまったが、未だ梅雨前線が停滞
しているというので、残念だが前言撤回。
こんな日はゆっくり本を読んでいるに限る。
時折雨音を耳にしながら本の中に没頭するの
は醍醐味である。
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静物・・・畑の野菜

2006年07月16日 | 水彩画
メロン(タカミメロン)は到来もの。
トマトとナスは畑で取れたものです。
よく見るとナスもトマトもそれなりに複
雑な色で、ビミョーな色合いを作るのに
苦労します。
梅雨明けは22日頃とか専門家は言ってい
ますが、私は14日梅雨明けと宣言しまし
た。後たまに雨が降ってもそれは付録で
す。
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生まれて初めて

2006年07月15日 | 畑の作物
3歳の孫が今日、生まれて初めてジャガイモ掘りをしました。
未だ少し木が青かったジャガイモを3本ほど残していたもの
です。
「ばっちいよ・・・」つい最近までLAに住んでいたカントリーボーイ
は最初はひるんでいました。大体1本に10個位成るのでバ
ケツ一杯採れました。今日はポテトサラダかな。

昨日の雷雨には驚きました。電車も止まってしまって、勉強
会の講師は途中で降りてタクシーで駆けつけました。
熱中症にならないように水分を充分に補給しましょう。
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アジサイの季節

2006年07月12日 | 水彩画
我が家に咲いたガクアジサイです。
先週描きました。
アジサイの繊細な色彩はなかなかうまく表現できません。
葉っぱもそれぞれ色合いが微妙に違うし・・・。
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友よ戦いの果てに

2006年07月08日 | 読書
「生きつづけるってことは、本人とは何の
関係もない」フランクが柔らかな声で言った。
「すべては運次第だってことをある時悟った
はずだ。」

James Crumly「THE MEXICAN TREEDUCK」(1993)
「友よ戦いの果てに」(早川書房)
ハメッドを受賞したダンシングベア以来10年ぶりの
作品を読みました。
 ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラー、ロス・マクド
ナルドの後継者とされるクラムリーの傑作。
 酔いどれ探偵C・W・シュグリューがベトナム戦
争時代の戦友と共に麻薬取引の大物たちと
戦うかなりワイルドなお話。ハードボイルドに不可
欠なアクションと、とにかくめちゃくちゃな登場
人物のキャラクターには呆れかつ惹きつけられる。
勿論ロマンスのサービスも満点で、一読の価値あり。


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