『暴行』
---THE OUTRAGE---
1963年(アメリカ)
監督:マーティン・リット
出演: ポール・ニューマン、ローレンス・ハーヴェイ、クレア・ブルーム
黒澤明監督の「羅生門」のリメイク。
映画化にあたり黒澤明と橋本忍の脚本と、マイケルとフェイのカニン夫妻の舞台劇『ラショーモン』の二つの脚本を元に、夫のマイケルが本作用のシナリオを書いた。
時代と舞台は、1870年代の南北戦争後の西部に置き換えられているが、ストーリーは忠実に守られている。
駅で、昨日の裁判について3人が語り合っていた。
メキシコ人盗賊カラスコ(ポール・ニューマン)が旅の夫婦を襲った事件で、妻(クレア・ブルーム)は暴行され、夫(ローレンス・ハーヴェイ)は殺されたのだ。
そして、当事者の陳述はいずれも違っていた。
盗賊は正当に決闘で夫を殺したと言い、妻は狂乱して夫を殺したと言い、死際の夫にインディアンが聞いたところによると、自殺だという。
だが炭鉱夫に言わせればどれも嘘っぱちで、妻にけしかけられて無理矢理決闘した際に、偶然ナイフが刺さったと言う。
これを聞いたペテン師は人間は嘘つきだと結論し、牧師は人間不信に陥る……。
人間の真実の姿を問いかけるテーマは同じでも、「羅生門」が放つエチゾチックな魅力は影をひそめている。尚、ブルームは59年にブメーロードウェイの舞台でも妻の役を演じている。
(allcinemaより)
黒澤作品のリメイクをポール・ニューマンが演じたというだけでも、絶対見たい1本でした。
DVD化されていないのです。
先日TVで放送されたので、録画しました~。
う~~ん、ラッキー♪
黒澤の「羅生門」を見ていないので、残念ですが比べようがありません。
芝居のような台詞回しはオリジナルもそうなのかな~。
初めは何これ~?みたいな展開です(笑)。
しかし、だんだん何が事実なのか~の紐解きなのかぁ、と思うと面白くなります。
ニューマンは、かっこいいだけでなく、演技も本当に上手かったのですね。
黒澤作品、内容を覚えているのは「八月の狂詩曲(ラプソディー)」「デルス・ウザーラ」位です・・・。(^_^;)
せめてハリウッドでリメイクされた作品くらいは見てみたいと思いました。