和やか-散歩

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あるスキャンダルの覚え書き

2008年03月22日 | こんな映画見ました~(洋画)
『あるスキャンダルの覚え書き 』
---Notes on a Scandal ---
2006年(イギリス)

監督:リチャード・エア 
出演:ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット、ビル・ナイ、アンドリュー・シンプソン 

 ゾーイ・ヘラーのベストセラーをジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの共演で映画化したサスペンス・ドラマ。
15歳の教え子と禁断の関係を持ってしまった女教師と、その秘密を知った孤独な初老の女教師との愛憎の行方が緊張感いっぱいに綴られてゆく。
監督は「アイリス」のリチャード・エアー。
ロンドン郊外の中学校で歴史を教えるベテラン教師のバーバラ(ジュディ・デンチ)は、孤独な人生に苛まれていた。
そんな彼女は、新任の美術教師シーバ(ケイト・ブランシェット )に関心を示し、彼女のことを日記に書き留めていく。やがて希望通りシーバと親しくなることに成功したバーバラだったが…。 
(TSUTAYA DISCAS :イントロダクション)

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15才の生徒と関係を持ってしまったバーバラの母としての息詰まり、その秘密を握った独身を通してきたベテラン教師のバーバラの行動・・・。
イギリス社会の根底に今だ根付くのか階級の差などが、絶妙なタッチで描かれています。
二人のオスカー女優の演技が迫力満点で、とても面白かったです。
ジュディ・デンチが素晴らしかったのですが、キャシー・ベイツだと、もっと怖かったナ、とも思いましたネ。
 
コメント (4)
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パーフェクト・ストレンジャー

2008年03月15日 | こんな映画見ました~(洋画)
『パーフェクト・ストレンジャー』
---PERFECT STRANGER ---
2007年(アメリカ)

監督:ジェームズ・フォーリー
出演: ハル・ベリー、ブルース・ウィリス、ジョヴァンニ・リビシ 


政財界の大物のスキャンダルを果敢に狙う女性記者のロウィーナ(ハル・ベリー)は、ある時、幼なじみのグレースが殺された事件の調査に乗り出す。
グレースが、ネットサイトで知り合った大物経済人のハリソン・ヒル(ブルース・ウィリス)と不倫関係にあったことから、ヒルに疑いの目を向けるロウィーナ。
知り合いのハッカー、マイルズ(ジョヴァンニ・リビシ )の協力でヒルに近づき、やがて身分を隠して彼の会社に派遣として潜り込むことに成功する。
ところが調べが進むうち、ヒルばかりか、彼女の周囲の人物に次々と秘密や疑惑が浮上、混乱は深まるばかりとなってしまい…。
(allcinemaより)


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ハル・ベリーとジョヴァンニ・リビシ のコンビが新鮮な感じがしました。

ダイハードで頑張ったブルース・ウィリス、この映画では結局普通の情けない小父さんで終りましたね(笑)。
ジョヴァンニ・リビシはハッカーがはまり役でした。

コピーにあるように「ラスト7分11秒まで、真犯人は絶対わからない──。
」のです(笑)。
最後までたるみのない緊張感が良かったです。
コメント (3)
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エリザベス:ゴールデン・エイジ

2008年03月12日 | こんな映画見ました~(洋画)
『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
---ELIZABETH: THE GOLDEN AGE---
2007年(イギリス/フランス)

監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーウェン、
アビー・コーニッシュ、サマンサ・モートン 



1585年、プロテスタントの女王としてイングランドを治めるエリザベス1世(ケイト・ブランシェット)。
彼女は揺るぎない信念で王の威厳を保っていたが、依然国内外でカトリックを信奉するものたちの謀略が渦巻いていた。
中でも、欧州全土をカトリックにする誓いを立てイングランドをも手中に収めようと息巻くスペイン国王フェリペ2世と、従姉のエリザベスが不義の子であることから正統な王位継承権が自分にあると主張するスコットランド女王メアリー(サマンサ・モートン )の存在は脅威となっていた。
そんなある日、エリザベスの前に、新世界から帰還したばかりの航海士ウォルター・ローリー(クライヴ・オーウェン)が現われる。やがて2人は交流を重ねるうち互いに惹かれ合い、“ヴァージン・クイーン”を貫き通していたエリザベスの心は揺らぎ始めるが…。


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前作品で見事にエリザベスを演じたケイト・ブランシェットに期待して行きました。
期待通りのケイトを見ることが出来ました。
歴史上の人物なので、見方はいろいろあると思いますが、私は大満足でした。
今回も衣装が素晴らしかったです。

スコットランド女王を演じたサマンサ・モートンもなかなか良かったです。
前作ではロンドン塔に幽閉されてたエリザベスが女王に25才で即位するところまで、今回は映画は10年ほど経って作られましたが、エリザベスは50才を過ぎている訳です。
まさに英国のゴールデン・エイジの幕開けとなる時代です。
英国の宗教争いも大きなポイントです。
 
 

コメント (10)
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ハリウッドランド

2008年03月12日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ハリウッドランド』
---HOLLYWOODLAND ---
2007年(アメリカ)

監督:アレン・コールター 
出演:エイドリアン・ブロディ、ベン・アフレック、ダイアン・レイン 


スーパーマン俳優ジョージ・リーブスの謎の死を巡る実在の“未解決”事件を、独自の切り口で映画化したサスペンス・ミステリー。
1959年6月16日、人気テレビ番組「スーパーマン」の主演俳優ジョージ・リーブス(ベン・アフレック)がハリウッドの自宅で死亡した。
アメリカ国民に衝撃をもたらした事件は、警察の捜査で銃による自殺と断定され幕を閉じたかに思われた。しかし、それに納得にいかないリーブスの母ヘレンは、私立探偵ルイス・シモ(エイドリアン・ブロディ)に真相究明を依頼する。
捜査の過程で自殺という結論に疑いを持ち始めたシモは、次第にハリウッドのタブーへと近づいていくのだったが…。 
(TSUTAYA DISCAS :イントロダクション)


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私のスーパーマンと言えば、TVシリーズ、ジョージ・リーブス演じるあのスーパーマンでしょう!
日本で放送されたのは何年だかちょっと調べられてませんが、年が分かりますね~(笑)。
あの眼鏡を外しながら電話ボックス(ですよね・・・)に入ってスーパーマンに変身~!は心踊ったものです。
そのスーパーヒーローの謎の死を、立探偵ルイス・シモの目で追う形で語られています。
ジョージ・リーブスの謎の死は事実ですが、シモは実在ではありません。が、それに似たような存在を総合したような人物だったようです。

ベン・アフレックは上手く演じていました。
スーパーマンの収録シーンでは、あのTVシリーズのヒーローを見かける事が出来たような気がしました。
でも、あんなに荒れた人生だとは思っていませんでした。
役に自分を乗っ取られてしまうって大変な事だったんですね。

ダイアン・レインが今までにない魅力を見せてくれました。
あの時代感がなんとも魅力的でした。




コメント (2)
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輝く夜明けに向かって

2008年03月09日 | こんな映画見ました~(洋画)
『輝く夜明けに向かって』
---CATCH A FIRE ---
2006年(アメリカ)

監督:フィリップ・ノイス 
出演:ティム・ロビンス、デレク・ルーク、ボニー・ヘナ 


悪名高い人種隔離政策“アパルトヘイト”が行われていた80年代の南アフリカを舞台に、非人道的な時の政府に対しテロ行為で対抗、“自由の闘士”として民衆の英雄となった実在の男パトリック・チャムーソの半生を映画化した社会派サスペンス。
出演は「ミスティック・リバー」のティム・ロビンスと「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー」のデレク・ルーク。
監督は「愛の落日」のフィリップ・ノイス。
1980年、南アフリカ。愛する妻プレシャス(ボニー・ヘナ)と2人の娘と共に満ち足りた生活を送り、政治に無関心だったパトリック(デレク・ルーク )だったが…。 
(TSUTAYA DISCAS :イントロダクション)

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南アフリカでの“アパルトヘイト”と戦った実在の人物の話です。
「民衆の英雄」というと、高い志に燃えた男の活躍と思いますね。
このパトリックは、政治活動など関係の無い日常の生活の中で、手違いから逮捕されてしまいます。
そのわずかな手違いから、次第に政治的な活動をすべく目覚めていくところに引き付けられる作品です。
政治的な話なのですが、人の心を浮き彫りしてる作品に仕上がっていると思いました。
コメント (4)
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アメリカン・ギャングスター

2008年03月04日 | こんな映画見ました~(洋画)
『アメリカン・ギャングスター』
---AMERICAN GANGSTER---
2007年(アメリカ)

監督:リドリー・スコット
出演: デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ、キウェテル・イジョフォー、キューバ・グッディング・Jr 、ジョシュ・ブローリン 


1970年代のニューヨークを舞台に実在した伝説のギャング、フランク・ルーカスの半生を描く犯罪サスペンス。『グラディエーター』の名匠、リドリー・スコット監督がメガホンを取り、しがない運転手から麻薬王にまで上りつめた男の一代記を骨太に描く。
主演はオスカー俳優のデンゼル・ワシントン。彼を追う刑事を同じくオスカー俳優のラッセル・クロウが演じる。

1970年代の初頭のニューヨークで、ハーレムを牛耳っているギャングのボスの運転手をしていたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、ボスの亡き後、東南アジアの麻薬を密輸する計画を決行する。時に横暴ともいえる強引なやり方で財力をつけたフランクは、マフィアにも一目置かれる麻薬王として街に君臨する。
(シネマトゥデイ) 

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バタバタしててなかなか映画館に行けずにいましたが、やっと見てきました~。

う~ん、デンゼル・ワシントン とラッセル・クロウの共演、良かったです。
特にデンゼルが良かったのでラッセル・クロウが引き立ったという感じですが・・・。
実在の人物っていうだけで、私の中では評価が上がってしまうのも困りもの
ですけど。(^_^;)

3時間という長い映画でしたが、長さを感じさせない映画でした。
普通ならこれで解決~というシーン、時間からまだまだ続く映画。
DVDで言えば特典みたいな部分が続くのが、なんともワクワクしました(笑)。

70年代、アメリカのマフィアの世界でも黒人が台頭するのは大変だったんだって知りました。
そしてベトナム戦争はいろいろな面で国を蝕んでいたんですね。
兵士と麻薬・・・。
警官と麻薬・
・・。
そこにメスを入れたリッチーにアメリカの良心が見えてホッとしました。
リドリー・スコット監督
が見せてくれました!
 
 
 
 
コメント (14)
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ラストキング・オブ・スコットランド

2008年03月04日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ラストキング・オブ・スコットランド 』
---THE LAST KING OF SCOTLAND ---
2006年(アメリカ/イギリス)

監督:ケヴィン・マクドナルド
出演: フォレスト・ウィッテカー、ジェームズ・マカヴォイ、ケリー・ワシントン 


1971年、スコットランドの医学校を卒業したニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)は、診療所で働くためにウガンダにやって来る。
ある日、彼はアミン新大統領(フォレスト・ウィッテカー)の演説を聞きに行った帰り道で、偶然にも大統領の捻挫の治療をすることになる。
大統領から気に入られたニコラスは、アミン一家の主治医になるが……。
(シネマトゥデイ) 

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ウガンダの独裁者イディ・アミンに、ひょんなことから仕えることになったスコットランドの青年の目から見て描いている映画です。
気軽な気持ちでウガンダに医師としてやってきたニコラスが、やがて独裁者の恐ろしさに気が付いたときは、すでに手遅れになっていたという怖いお話しです。
国民を大虐殺した反面、何かに脅えているというアミンの二面性を、鬼気迫る迫力でフォレスト・ウィッテカーが熱演しています。

ところで、ネット情報ですが、岡村孝子のユニット「あみん」はさだまさしの歌に出てくる「安眠(あみん)」という喫茶店からとったと言われてますが、その「安眠(あみん)」はこのアミンという名前の語感からって本当かしら~??
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プレステージ

2008年03月04日 | こんな映画見ました~(洋画)
『プレステージ』
---THE PRESTIGE---
2006年(アメリカ)

監督:クリストファー・ノーラン
出演: ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール 


 19世紀末のロンドン。華麗かつ洗練されたパフォーマンスで魅せる“グレート・ダントン”ことロバート・アンジャー(ヒュー・ジャックマン)と、天才的なトリックメイカー“ザ・プロフェッサー”ことアルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベイル)。
2人のマジシャンは、修業時代から互いを認め合いマジックの腕を競い合っていた。
しかし、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落とすと、その原因がボーデンにあったことから、アンジャーは彼への復讐に取り憑かれていく。
そんな中、ボーデンはサラ(レベッカ・ホール)と出会い幸せな家庭を築く。
一方のアンジャーも、美しく優秀なアシスタント、オリヴィア( スカーレット・ヨハンソン)を得て、その華麗なステージが評判となる。しかし、2人の確執は一層激しいものとなっていくのだった。
(allcinemaより)

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なかなか興味深かったです。
最後の種明かしは、私の中ではそうか~、そんな事だったのか、という程度に終ってしまいました。
やっぱりマジックの種は永遠に秘密なものなんですね。
マジシャンにならなけば、分からないのだわね。
でも、なんて不思議なんでしょうマジックって。
でも、本当は見えているのに分からないことって、マジックだけではないんですね、きっと。。。

スカーレット・ヨハンソンが出張り過ぎない演技で、好い感じでした。

コメント (8)
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