和やか-散歩

「こんな映画見ました~」から「和やか-散歩」へ

パリより愛をこめて

2010年05月30日 | こんな映画見ました~(洋画)
『パリより愛をこめて』
---FROM PARIS WITH LOVE---
2010年(フランス)

監督:ピエール・モレル
出演: ジョン・トラヴォルタ チャーリー・ワックス
ジョナサン・リス・マイヤーズ ジェームズ・リース
カシア・スムートニアック キャロリン


フランスのアメリカ大使館に勤務するジェームズ・リース(ジョナサン・リス・マイヤーズ)は、エリート大使館員にしてCIAの見習い捜査官。
華やかな活躍に憧れながらも、いまだ地味な活動ばかりの日々。
そんなある日、麻薬捜査のためにCIA本部から凄腕エージェント、ワックス(ジョン・トラヴォルタ)がやって来る。
そのパートナーを任され、初めての重要任務に張り切るリース。ところがワックスは、任務のためなら手段を選ばず、人を撃つのさえも躊躇わないあまりにも危険な男だった。
人を撃った経験などあるわけもないリースは、ワックスのやり方に戸惑いと反発を覚えるのだったが…。
(allcinemaより)


---------------------------------------------------------------------



この邦題は何とかならないのヨ!~ってオリジナル題名を見て~ッン?!

やはり、007「From Russia with Love」をもじっているのですね。
そして、あちこちに映画のパロディが鏤められているのは公式HPで確認しました。

展開はテンポ良く爽快~!!
トラヴォルタ(表記がトラボルタではなくなってるのネ--)、「サブウェイ123 激突」未見なので、私は久しぶりのタフガイでした。

ジョナサン・リス・マイヤーズ、ちょっと弱気そうに見えるけどホントはすごい、という役どころがお似合いですネ。

上映時間もコンパクトで、とても楽しい映画でした~!!

















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミニヴァー夫人

2010年05月26日 | こんな映画見ました~(クラシック)
『ミニヴァー夫人』
---MRS. MINIVER---
1942年(アメリカ)

監督:ウィリアム・ワイラー
出演: グリア・ガーソン 、ウォルター・ピジョン、テレサ・ライト、リチャード・ネイ



イギリス郊外の平和な村にミニヴァー夫人(グリア・ガーソン)は幸せに暮らしていた。
村の行事でもめたことをきっかけに、長男ヴィンはキャロル(テレサ・ライト)と知り合い、恋におちた。
やがて第二次大戦が勃発し、ヴィンの航空隊への入隊をきっかけに、二人は正式な婚約。
不安な日々を送るうち、突然の悲劇が一家を襲った。
平穏な日常を打ち破る、「戦争」という不幸を描いた感動の名作。
(TSUTAYA DISCASイントロダクションより)


---------------------------------------------------------------------



アメリカ映画ですが、舞台はロンドン郊外で第二次世界勃発前という設定です。
グリア・ガーソンは本当に美しくて、長閑な生活の描写が心地よいです。

しかし、話の展開は戦争が始まり家族に悲しい出来事が起こります。
制作の年から見ても、これは戦争の悲劇を意識して作られた映画なのですね・・・。


グリア・ガーソン 、ウォルター・ピジョン共演という当時のゴールデンコンビ(?)で綺麗に作られていますが、意図が見え見えという感じの映画でした。(^_^;)

 
 
 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイレージ、マイライフ

2010年05月24日 | こんな映画見ました~(洋画)
『マイレージ、マイライフ』
---UP IN THE AIR---
2009年(アメリカ)

監督:ジェイソン・ライトマン
出演: ジョージ・クルーニー、ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック、サム・エリオット


企業のリストラ対象者に解雇を通告する“リストラ宣告人”の仕事で年間322日間も出張しているライアン・ビンガム( ジョージ・クルーニー)。
自らの講演でも謳っている“バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない”をモットーに人間関係も仕事もあっさりと淡泊にこなし、結婚願望も持たず家族とも距離を置いたまま、ただマイレージを1000万マイル貯めることが目下の人生目標となっていた。

だがそんな彼も、2人の女性と出会ったことで人生の転機が訪れる。
ひとりは、ライアンと同様に出張で飛び回っているキャリアウーマンのアレックス(ヴェラ・ファーミガ)。同じ価値観を持つ彼女とはすぐに意気投合し、互いに割り切った関係を楽しむことに。
もうひとりは、将来を有望視され入社してきた典型的現代っ子の新人ナタリー(アナ・ケンドリック)。彼女は、ネット上で解雇通告を行い出張を廃止する、というライアンの立場を脅かす合理化案を提案、さらには彼女の教育係に当てられてしまう。
しかしライアンは、そんな彼女たちと接していくうち、これまでないがしろにしていた人との“つながり”の大切さに気付かされていく…。
(allcinemaより)



---------------------------------------------------------------------



ジョージ・クルーニーが良かったですね~。
“バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない”という講演なんて、彼の生き方と重なってるの~?って思えるほど真実味がありました。
背負うものが少ないほど足元軽くて動き易い、というのは旅行の話で人生となるとそう単純ではなかった、、、という訳ですね。

話の展開に必要な要素がちりばめられていて、実に上手く展開していくのです。

二人の対照的な女性にかかわる事で、皮肉にも自分の人生に必要でなかったと思っていたものに気付く。。。
そんな役どころのジョージ・クルーニーが良かったです。

ナタリーが電話で恋人に「年寄りヨ」と言っているのを聞いて、思わずガラスに映る自分を見るシーン。
アレックスに家庭があると知って唖然とするシーン。
マイレージを1000万マイル貯めて機長から祝いの言葉を受ける時の複雑な顔のシーン。
今日のジョージ・クルーニーの好きなシーンでしたっ。


「縞模様のパジャマの少年」の母親役とは違うキャラを見せてくれたヴェラ・ファーミガも素敵でした。






 




コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女相続人

2010年05月23日 | こんな映画見ました~(クラシック)
『女相続人』
---THE HEIRESS---
1945年(アメリカ)

監督:ウィリアム・ワイラー
出演: オリヴィア・デ・ハヴィランド 、モンゴメリー・クリフト 、ラルフ・リチャードソン、ミリアム・ホプキンス


1850年頃、NYの高級住宅地に邸を構える医師スロッパー(ラルフ・リチャードソン)は無器量で社交的でない一人娘キャスリン(オリヴィア・デ・ハヴィランド )の行く末を案じていたが、彼女を家事や刺繍に閉じ篭らせていたのは、彼が断ち難い想いのあまり亡妻を理想化し、そのイメージを彼女に押しつけていたせいもあった。
牧師の夫を失い、兄スロッパーを頼って居候するラヴァニア(ミリアム・ホプキンス )は社交好きで、姪に異性と知り合うチャンスを作ろうとする。
彼女の計らいで出会った青年モーリス(モンゴメリー・クリフト )はキャスリンに興味を示し、舞踏会用の手帳のパートナー欄に立て続けに彼女の名を記す。
このシークエンスでのデ・ハヴィランドの悲喜こもごもの表情の変化は絶妙で、観客は彼女の幸福を望まずにはいられぬ気持ちにさせられるが、誠実に見えるモーリスは、果して、父の言うように財産目当ての輩かも知れず、ここで映画的なサスペンスが生まれる。
彼の誠意を信じて、父とヨーロッパ旅行に向かったキャスリンは帰国して、待ち受けるモーリスと駆け落ちを誓うのだが、怖気づいた彼は約束の時間に現われず、以来、すっかり心を閉ざしてしまう。
数年後、父の死に際も看取らない氷の女のもとへモーリスが戻る。
彼女は彼の甘言を受け入れたように見せ、一旦帰って再訪する彼に屋敷の扉を堅く閉ざしたままだった……。
(allcinemaより)


---------------------------------------------------------------------




見終わった後、強烈な印象を残す映画です。
一人一人のキャラクターがしっかりと、激しく描かれている作品ですネ。

結婚に縁のない娘キャスリン。愛しい妻に死に別れた財産家の父親。
その財産目当てに近づく青年モーリス。その娘の恋を応援したい叔母ラヴァニア。


内気であまり魅力的とは言えないキャスリンは近づくモーリスに恥じらい、戸惑います。
そのキャスリンが、信じていた父親の愛、そして恋人モーリスの愛に裏切られ人が変わるのですが、その変わり様をオリヴィア・デ・ハヴィランドが圧倒されるような演技で好演しています。

最後キャスリンに拍手を送りたいと思いましたが、拍手の手が凍えそうでした。。。

 
 
 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリアの花嫁

2010年05月20日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『シリアの花嫁』
---THE SYRIAN BRIDE---
2004年(イスラエル/フランス/ドイツ)

監督:エラン・リクリス
出演: ヒアム・アッバス、マクラム・J・フーリ、クララ・フーリ


イスラエルに占領されて以来、シリア側と分断状態にあるゴラン高原の小さな村を舞台に、政治に翻弄される花嫁とその家族の運命を描くヒューマン・ドラマ。
主演は「パラダイス・ナウ」のヒアム・アッバス。
監督は「カップ・ファイナル」のエラン・リクリス。

イスラエル占領下のゴラン高原、マジュダルシャムス村。
もともとシリア領だったこの土地に暮らす人々にはイスラエルの国籍を取得する権利が与えられているものの、大半の人々はシリアへの帰属意識を強く持ち、“無国籍者”として暮らしていた。
そんなある日、村の娘モナ(クララ・フーリ)の結婚式が行われようとしていた。
彼女は境界線の向こう側、シリアにいる親戚筋の人気俳優タレルのもとに嫁ぐのだった。
めでたいはずの結婚式。
しかし花嫁の表情はすぐれない。なぜならば、境界線を越えて嫁ぐということは自動的にシリア国籍が確定してしまい、二度とイスラエル側にいる家族とは会うことが出来ないということを意味していたのだった。


---------------------------------------------------------------------



中東の事情は難しくて・・・。(^_^;)
「ゴラン高原」という響きはちょっと聞き覚えがあったな、、、と思いましたら自衛隊派遣があった所だったんですね。
その位しか、この地に関心のない私です。
でも映画だと、ちょっと見てみようかしら、という気になるのが不思議です。

そのゴラン高原は、「イスラエル、レバノン、ヨルダンおよびシリアの国境が接する高原である。」そうです(ネット検索から)。
その面倒な事情、1967年にイスラエルに占領されシリア側とイスラエル側に分断されてしまった高原の、ある村の花嫁のお話という事なんです。

そんな事情の中で結婚するので、どんな勇敢な女性かと思っていたら、これが普通の女性なんです。
複雑な事情の中で、女性一人シリア側に歩いていくラストは非常に印象的でした。
大きな不安に潰れそうな心を奮い立たせて、一歩一歩歩む姿が大きなメッセージになっているのです。

 
 
 





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

運命のボタン

2010年05月19日 | こんな映画見ました~(洋画)
『運命のボタン』
---THE BOX---
2009年(アメリカ)

監督:リチャード・ケリー
出演: キャメロン・ディアス 、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ


1976年12月16日、朝5時45分、ヴァージニア州郊外に暮らすルイス夫妻宅の玄関のベルが鳴る。
しかし、妻のノーマ(キャメロン・ディアス)が出ると、そこには誰もおらず、ひとつの四角い箱が置かれているだけだった。
そして、夫のアーサー(ジェームズ・マースデン)がその箱を開けると、中には赤いボタンが付いた奇妙な木製の装置が入っていた。
午後5時、夫妻宅にアーリントン・スチュワード(フランク・ランジェラ)と名乗る男が訪ねてくる。
男は夫妻に、赤いボタンを押せば2つのことが起きると告げる。第1にどこかで見知らぬ誰かが死に、第2に現金100万ドルが夫妻のものとなる。
決断の期限は24時間。経済的に追いつめられていた2人は、やがて葛藤の末に、ついにボタンを押してしまうのだったが…。
(allcinemaより)


---------------------------------------------------------------------



あまり評判は良くないようです。。。

サスペンス的な設定は面白いと思います。
雷に打たれたアーリントン・スチュワードが不思議な力を与えられたというのも、まあいいと思います。
ガッカリしてしまうのは、いきなりお空に飛んで行ってしまった「フォーガットン」的な展開だった事です。。。

人の愚かな決断の連鎖みたいな展開を、もっと強調してくれたらもう少し感情移入出来たのにと思いました。

キャメロンは良かったと思いますが、彼女の華やかさがついボタンを押してしまう程お金に困っているように思えなかったことと、70年代の時代背景の描き方がもう少し丁寧だったら良かったのにネ、、、と思いました。

 




 





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイト ミュージアム

2010年05月16日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ナイト ミュージアム』
---NIGHT AT THE MUSEUM---
2006年(アメリカ)

監督:ショーン・レヴィ
出演:演: ベン・スティラー、カーラ・グギーノ、ディック・ヴァン・ダイク、ジェイク・チェリー 、ロビン・ウィリアムズ 、ミズオ・ペック、 オーウェン・ウィルソン


ニューヨークに住む冴えないバツイチ男、ラリー・デリー(ベン・スティラー )。
現在は失業中で、最愛の息子ニッキーにも愛想を尽かされてしまう始末。
そこで新しい職探しを始めたラリーは、自然史博物館の夜警の仕事にありつく。
さっそく先輩の老警備員から仕事を引き継ぎ、夜の博物館で勤務初日を迎える。
ところが見回りを始めたラリーは、誰もいないはずの展示室から不思議な物音を聞く。
音のするほうへ行ってみると、なんとティラノザウルスの全身骨格が吸水機から水を飲んでいた。しかも驚きはそれだけではなかった。モアイ像や原始人、動物たちなど、博物館の展示物が次々と生き返り、勝手気ままに動き出していたのだった。
(allcinemaより)


---------------------------------------------------------------------



映画レビューでティラノザウルスに追いかけられるベン・スティラーを見て、これは私に合わないなぁ、、、と思い込んでずっーと見てなかった映画です。
ヒットしてたのでいつかは鑑賞しようとは思っていました。
そのいつか、が来ました(笑)。

いや~、こんなに楽しい映画とは思ってなかったデス!(^_^;)

博物館で動き出す展示も面白かったですが、展示人物との会話、ラリーと息子の関係などが楽しかったです。
赤字経営で苦しかった自然史博物館の客が大入りになったり、ラリーの息子の学校のシーンなどがなかなか心くすぐられました!

「ナイト ミュージアム2」も早く借りて見なくちゃ~!

 
 
 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法にかけられて

2010年05月14日 | こんな映画見ました~(洋画)

『魔法にかけられて』
---ENCHANTED---
2007年(アメリカ)

監督:ケヴィン・リマ
出演: エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン、レイチェル・カヴィ、ティモシー・スポール


ディズニーが伝統のアニメと実写を融合させ、さらにセルフ・パロディやミュージカルなど様々な要素も随所にちりばめて描いたファンタジック・コメディ。


魔法の王国“アンダレーシア”に暮らす心優しいプリンセス、ジゼル(エイミー・アダムス)。
彼女はある日、エドワード王子(ジェームズ・マースデン)と運命的な出会いを果たし、晴れて結婚することに。
だがその一方、彼らの結婚によって王位を手放すことになるナリッサ女王( スーザン・サランドン)は一計を案じる。実は彼女の正体は魔女だったのだ。
そして結婚式当日、老婆に化けたナリッサはジゼルに接近し、彼女を井戸に突き落としてしまう。
やがて、ジゼルが辿り着いた場所は、現実の世界、現代のニューヨークだった。
しかし、周囲に助けを求めるものの誰も手を差し伸べてはくれず、途方に暮れるジゼル。
そんな中、彼女はバツイチの離婚弁護士ロバート(パトリック・デンプシー)とその娘モーガン(レイチェル・カヴィ)に救われるのだが…。
(allcinemaより)


---------------------------------------------------------------------



ディズニーのファンタジーです。
始めはアニメ映画で、突き落とされた井戸から這い上がったニューヨークから実写になります。
それなりに楽しい映画でした。
アニメから実写へとの変わり方が上手いなあ~と思いました。

スーザン・サランドンの王女で魔女が良かったですよね。

でも、二度目の鑑賞はしないデス。。。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菩提樹

2010年05月12日 | こんな映画見ました~(クラシック)

『菩提樹』
---DIE TRAPP-FAMILIE---
1956年(西ドイツ)

監督:ヴォルフガング・リーベンアイナー
出演: ルート・ロイヴェリーク、ハンス・ホルト、マリア・ホルスト、ヨゼフ・マインラート



修道女から男爵夫人となり、七人の子供とともにトラップ合唱隊をつくったマリア・アウグストの波乱に満ちた若き日を描いた音楽映画。
ゲオルク・フルダレックの脚本により、俳優出身で戦前から監督をしていたヴォルフガング・リーベンアイナーが監督した。
撮影はウェルナー・クリーン、音楽はフランツ・グローテ。
主演は舞台出身のハンス・ホルト(トラップ男爵)、ルート・ロイヴェリック(マリア・トラップ)の二人。
(goo映画より)

---------------------------------------------------------------------




TV放送の録画で鑑賞。
「マリア・トラップ夫人がアメリカで書いた回想録を基にしている。」
えっ、これは「サウンド・オブ・ミュージック」のオリジナルなの?
ネット情報によりますと、2作品ともトラップ一家の物語による映画化で、オリジナル、リメイクという事ではないらしいです。

「サウンド・オブ・ミュージック」は出てくる歌も聞き覚えがありエンターテインメントという要素が大きいですが、菩提樹の方はもう少し現実味があります。
”ハイル ヒトラー”なんて台詞が出てくるだけで社会背景が分りますものね。

綺麗な声で歌われる歌は、心に沁みました。
トラップ一家のアメリカでの活動も映画に入っていて、一家の歩みが良く分る映画でした。
私はミュージカル仕立ての「サウンド・オブ・ミュージック」よりこちらの作品の方が好きです。

*制作国は『ウィキペディア(Wikipedia)』に掲載されてます西ドイツと致しました。



 

 







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天井桟敷の人々

2010年05月08日 | こんな映画見ました~(洋画)
『天井桟敷の人々 第一部:犯罪大通り 第二部:白い男』
---LES ENFANTS DU PARADIS
 CHILDREN OF PARADISE---
1945年(フランス)

監督:マルセル・カルネ
出演: アルレッティ、ジャン=ルイ・バロー 、マリア・カザレス、マルセル・エラン、ピエール・ブラッスール



フランス映画史に残る古典として知らぬ者のない名作だ。時の摩耗にも耐えて、常にフランス映画の顔として君臨してきた作品。
プレヴェール=カルネのコンビの数ある“詩的リアリズム”作品の中でも、人間絵巻としてのボリューム感、横溢するロマンチシズム、純化された19世紀の風俗再現と、類を見ない、フランス人にとっての永遠の一作なのだ。

1840年代パリのタンプル大通り。パントマイム役者バティスト(ジャン=ルイ・バロー )は、裸に近い踊りで人気のガランス(アルレッティ)に恋をする。
犯罪詩人ラスネール(マルセル・エラン)や俳優ルメートル(ピエール・ブラッスール)も彼女に夢中だ。
一方、バティストの属する一座の座長の娘ナタリー(マリア・カザレス)はバティストを愛していた。
ラスネールと悶着のあったガランスもその一座に加わるが、彼女の前には新たな崇拝者モントレー伯が現れる……、とここまでが第一部。

第二部は、5年後のバティストはナタリーと、ガランスは伯爵と結婚。前者には一子もあった。が、ガランスを忘れられぬバティストはルメートルの手引きで彼女と再会。
一方、劇場で伯爵の侮辱を受けたラスネールはトルコ風呂で彼を襲撃し殺す。
一夜を明かしたバティストとガランスの前には子連れのナタリーの姿が……。
ガランスは身を引く覚悟を決め、カーニバルの雑踏の中に消えていく。
後を追うバティストの彼女の名を呼ぶ声、この壮大なラストシーンと、純粋すぎるほどに熱いバローの名演、アルレッティの妖艶さは、まさに古典たるに相応しい風格を持って、映画の未来にも永遠に記憶されるに違いない。
(allcinemaより)


---------------------------------------------------------------------



【午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本】に上げられている映画で、映画館鑑賞したいと思っていましたが、レンタルDVDが届いたのでDVD鑑賞としました。
1945年の映画。

19世紀のパリの繁華街を舞台に、パントマイム役者バティストとガランスという女性の恋を下地にして、人間模様を描き出しています。

パントマイム役者バティストを演じたのはジャン=ルイ・バロー。
パントマイムで有名なマルセル・マルソーは同じ師に学び、ジャン=ルイ・バローの劇団にいたこともあったようです。
「マイケル・ジャクソンのムーンウォークとして有名になる動きを2人で考案していたとされる」とウィキペディアにありました。
確かにバティストが舞台ででムーンウォークをして、背景を流して歩くシーンがありました。この動きってマイケルの考案では~?と思ったのですが映画の方が古いですからネ。

とにかく胸にずっしりと来る作品でした。
ジャン=ルイ・バローの演技が素晴らしくて、話の展開も見事で19世紀のパリも大掛かりなセットで圧倒されます。
この時代の映画はCGではなく、街を作っていますからね・・・。

解説に「フランス人にとっての永遠の一作なのだ。」とありますが、そうでしょう、そうでしょう!って思いました。
機会がありましたらご覧になって下さい。
 
 
 



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―

2010年05月03日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』
---RED CLIFF: PART II
赤壁---
2009年(アメリカ/中国/日本/台湾/韓国)

監督:ジョン・ウー
出演: トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、中村獅童 、リン・チーリン、ユウ・ヨン


三国志の有名なエピソードを基に、日本をはじめアジア各国で大ヒットを記録したジョン・ウー監督によるスペクタクル巨編「レッドクリフ」の後編。

80万の曹操軍をわずか5万で迎え撃つ劉備( ユウ・ヨン)・孫権(チャン・チェン)連合軍は、軍師・孔明(金城武)の知略と指揮官・周瑜(トニー・レオン)の活躍でどうにか撃退に成功する。
思わぬ大敗にも依然圧倒的な勢力を誇る曹操(チャン・フォンイー)は、2000隻の戦艦を率いて赤壁へと進軍する。
そんな中、曹操軍には疫病が蔓延してしまうが、非情な曹操は死体を船に積み、連合軍のいる対岸へと流す。
これにより連合軍にも疫病が拡がり、ついに劉備は自軍の兵と民のため撤退を決断する。
ただひとり戦地に残り、周瑜とともに戦う道を選んだ孔明だったが、劉備軍が持ち帰ったことで生じた矢の不足の責めを問われてしまう。
すると孔明は、周瑜に3日で10万本の矢を調達してみせると宣言するのだったが…。
(allcinemaより)


---------------------------------------------------------------------



中国史を大の苦手としている私です。
評判だったのだから~とやっと見ました。(^_^;)
レッドクリフ Part IもDVD鑑賞でしたが、興味は湧かずじまいでした。。。
ただ、こちらのPart IIは、分り易かったです。
このPart IIを見た後ならPart Iもよく分るような気がします。
でも、再見はしないと思いますが・・・。

前作と同様スケールの大きさには圧倒されます。
劇場鑑賞だったらもっと実感できたでしょうね。

映画は鑑賞を楽しみたいので、中国史はどちらかというと遠慮したいカナ。。。
でも、興味は年とともに変わるかもしれませんけどね~。

 
 
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレシャス

2010年05月02日 | こんな映画見ました~(洋画)
『プレシャス』
---PRECIOUS: BASED ON THE NOVEL PUSH BY SAPPHIRE---
2009年(アメリカ)

監督:リー・ダニエルズ
出演: ガボレイ・シディベ、モニーク 、ポーラ・パットン、マライア・キャリー 、レニー・クラヴィッツ


実際にニューヨークのハーレムでソーシャルワーカーや教師をした経験を持つ女性詩人のサファイアが、そこで出会った黒人の貧困家庭に暮らす子どもたちの実態を背景に書き上げた小説を、これがデビュー2作目のリー・ダニエルズ監督が映画化した衝撃のドラマ。
1987年のハーレムを舞台に、読み書きがほとんど出来ない16歳の肥満少女、プレシャスが、両親による想像を絶する虐待に耐えながら生きる過酷な日常と、一人の女性教師との出会いがもたらす一条の希望を描き出す。主演は新人ながら本作での演技が高い評価を受けたガボレイ・シディベ。
共演に、こちらもその演技が絶賛され助演女優賞を総ナメにしたモニーク。

1987年のニューヨーク、ハーレム。
16歳のプレシャス(ガボレイ・シディベ)は、極度の肥満体型のうえ読み書きも出来ず孤独に堪え忍ぶ日々。
“貴い”という名前とは裏腹の過酷な毎日だった。
この年齢にして2度目の妊娠。どちらも彼女の父親によるレイプが原因。
失業中の母親は、そんなプレシャスを容赦なく虐待し続ける。
妊娠が理由で学校を停学になった彼女は、校長の勧めでフリースクールに通うことに。
彼女はそこで若い女性教師レイン(ポーラ・パットン)と運命的な出会いを果たす。
彼女の親身な指導のおかげで読み書きを覚え、次第に希望の光を見出し始めるプレシャスだった。
(allcinemaより)


---------------------------------------------------------------------



ニューヨークのハーレムの黒人貧困家庭の実態を背景に描かれているのだそうです。
とても重く辛い映画でした。
子供は自身の力で生きていけるようになるまでは、どんな親であっても親元で育つしかない。社会が手助けしてくれるようになるまでは、親から離れられない現実があるのですネ。

信じられないような親の虐待であっても、その親から逃げる手立ての一歩である教育さえ受けられない状態。
やがてプレシャスにも教育の手が届き、自立が芽生えてきます。
最後希望の光が見えてのラストですが、その希望はあまりに小さくて、大丈夫かな、、、と明るい気持ちで映画館を出るという訳には行かない作品でした。

フリースクールの女性教師レインを演じるポーラ・パットン、最近『ケヴィン・コスナー チョイス!』で見た女優で、ホイットニー・ヒューストンに感じの似た人でした。
マライア・キャリー、気が付かなかったデス。
虐待してた母親役のモニーク、さすがの演技で憎らしかったデス。






 

 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする