『Movies-High11 ムビハイ 片岡翔スペシャル』 詳細はこちら 
『シロクマ』
2010年--14分--
監督:片岡翔
出演:芹澤興人/葛上昇悟/古内啓子/島野千尋
「早く生まれてきたいでちゅか」とママのお腹に話しかけると「いややわ」赤ちゃんはそう言った。関西弁で。
(ニューシネマワークショップHPより)
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この作品は表参道ヒルズスペースオーで一度鑑賞しました。
そのとき、お腹の中の赤ちゃんの声がオッサン声で、ちょっとびっくりしたのです。
だって赤ちゃんの声って、子供の声とか、女性の声優の声というのが私の感覚だったのに、いきなりオッサン声で「いややわ」といわれてもねぇぇ。。。
ところが、その声がものすごく印象に残るんです。
今回見て、そういうことかっ、、、と納得。
あの声が忘れられない、、、ちょっと頬を逆撫でされるような感覚、少しのイライラ感みたいなのが残るのよね。。。
ちゃんと温暖化、考えてる~?みたいに責められる感じというか(笑)。
という事で、この作品は私の心にチクリと棘を残してくれました。
役者の芹澤興人さんも、これまた印象に残る方でした。
『Lieland』
2011年--20分--
監督:片岡翔
出演:菜乃華/脇知弘/坂本真/マメ山田/三輪ひとみ
誰もいないはずの深夜の人形劇場で、ひとり動く白ウサギ。
追いかけていくとその先に、アリスが隠れていた。
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子供が純粋なんて、嘘。でも心の柔らかさは事実。
柔らかい心は、どんな形にも、どんな隙間でも入り込んでいくのです。
「Lieland」で繰り広げられた、嘘と真のしのぎ合いと、アリスと名乗る少女のせつない嘘が鋭く迫ってくる感じです。
アリスのどっちの嘘を信じていいのか一瞬戸惑う私でした。
人形劇場でアリスを見つけるまでの展開が、非常に面白くてお気に入りです。
もう少し怖さを強調しても良かったかもしれないです。
『ゲルニカ』
2010年--21分--
監督:片岡翔
出演:川村悠椰/前田聖来/田村真紀
世界に終わりをみた少女と、少女に世界をみた少年。
(ニューシネマワークショップHPより)
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会場では川村くんとお母さま(だと思うのですが。)のお隣の席だったんです。
もちろん、川村くんが挨拶に出るまでは気が付かなかったのですが・・・。
なので、ちょっと書き難いのですが、私には少し難しい世界でした。
最後昇天したニャンちゃんを正面から見せられたのも、ちょっとショック。
もちろん作り物ですけど(笑)。
違う角度からニャンちゃんを見たかったかも。。
『ゆきだるまとチョコレート』
2011年--11分--
監督:片岡翔
出演:山本恵太/東優雅/稲垣怜花/佐々木裕人/折坂駿輔
ある日、ユウキは拾った赤いマフラーを雪だるまに巻いてあげる。
すると翌日、雪だるまは飴玉を持っていた。
(ニューシネマワークショップHPより)
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私はこれが一番好きだったかもしれないです。
ガキ大将(今は死後だとも聞いたことがありますが。。。)とちょっと気弱の男の子の魂と魂のぶつかり合いが、良かったです~。
今の世の中では、あんな本気の取っ組み合いって出来ないらしいですね。
実際、私だって男の子が取っ組み合ってたら、止めなさい!!って入って行くと思いますもの。
自分が大事にしてる世界を壊されて、弱虫だった少年が戦い挑む。
お互いとことん戦って、一種友情が生まれるんですね~。
いいですね~、この世界!!
何だか懐かしい世界でした。
(あっ、私は女性ですから、懐かしいっておかしいカナ。)
『くらげくん』
2010年--14分--
監督:片岡翔
出演:安田蓮/郡司大輝
くらげくんはくらげっぽいふくをきてるからくらげくん。
くらげくんはぼくのことがすき。なんとなくわかる。
(ニューシネマワークショップHPより)
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沢山の賞に輝いた作品です。
とにかく、少年二人の会話のテンポがいいんです。
テンポもいいし、話も面白い。二人の会話で二人の背景が描かれています。
少年の爽やかさと、愚かさ、可愛さ・・・。
それがそのまま大人になったような男もいるよなぁ、、、なんてオバ(ア)サンは思いながら見てました(笑)。
『ぬくぬくの木』
2011年--15分--
監督:片岡翔
出演:小野ゆり子/麿赤兒/草村礼子/南まりか/鈴木卓爾
人々の思い出がつまったぬいぐるみを結び、供養をする木。ぬくぬくの木。
(ニューシネマワークショップHPより)
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『ゆきだるまとチョコレート』と、この作品が私は良かったです。
作品のインパクトはこちらが強かったですね。
だって赤ちゃんを巡る心の戦いですから、印象は強いです。
巫女姿の小野ゆり子が凛々しくて良かったです。
なかなか迫力のある演技してました。
小野ゆり子さんが上映後の挨拶に出てらして、撮影で赤ちゃんを抱いたら、可愛くて離したくないって思って、そういう気持ちで演技しました、と話されてて、あぁ、いい役者さんだなって感じました。
「ムビハイ片岡翔スペシャル」では、映画ブログでお世話になってる
migさんの弟さんの
片岡翔監督の6作品が一気に上映されました。
これは、是非見たい~~~と思って行きました。
今回は、上映前に新宿で映画ブログのブロガーさんとお食事しました。
私は、ブロガーさんの集まりは初めての事でした。
集まった皆様の中で、Twitterやってないのは私だけのようで、migさんには連絡にお手数をおかけしてしまいました。
ちょっと緊張気味の私でしたが、皆さま良くして下さって楽しい時間を過ごさせて頂きました。
翔監督の映画は、本当に見て良かった!と思いました。
なかなかミニシアター系の映画館鑑賞が出来てないので、皆様のお話しには付いて行ききれませんでしたヨ。。。
私なりのペースで、好きな映画を見続けて行きたいと、新たに思いました。
またの機会にご一緒させてくださいね。
これからの翔監督のご活躍を期待し、お祈りいたしております。