和やか-散歩

「こんな映画見ました~」から「和やか-散歩」へ

大統領の理髪師

2024年09月18日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『大統領の理髪師』
---孝子洞理髪師---
2004年(韓国)

監督:イム・チャンサン
出演:ソン・ガンホ、ムン・ソリ


1960年代の韓国。
大統領官邸“青瓦台”のある町、孝子洞で理髪店を営むごく普通の男、ソン・ハンモ。
彼は、近所の人々同様、大統領のお膝元であることを誇りに思い、時の政府を妄信的に支持し、熱烈さのあまり町ぐるみの不正選挙にも加担するほどだった。
新米助手のキムを無理やり口説いて結婚し、やがてはかわいい息子ナガンも生まれ幸せな毎日を送るソンに、ある時大きな転機が訪れる。
ふとした事件をきっかけに、彼は大統領の理髪師に選ばれるのだった。
これによって、ソンは思いがけず、権力をめぐる政争の渦に巻き込まれてしまうのだった…。(allcinemaより)

-------私のひと言-------
 
お家鑑賞(Amazonプライム)。
ソン・ガンホ主演映画は一応見たいと思っています。
見始めはソン・ガンホらしさは思ったほど強調されてない感じがしましたが・・・。

1960~70年代の韓国社会で起きた事件がことごとく出てくるのには少々びっくりしました。
コメディなのが社会風刺なのか、または家族愛なのか、ソン・ガンホに引っ張られながら最後まで狐につままれたような感じで引っ張られました。これがソン・ガンホの力なのかもしれません。
映画に出てくる大統領は韓国の過去の大統領をモデルとしてるのですが、これがハッキリ分かるように描かれてることにドキッなんですよね。
 
まず、ソン・ガンホ扮するソン・ハンモが大統領の理髪師として仕えた大統領は朴 正煕(パク・チョンヒ)をモデルとした大統領です。
これが本人そっくりなんですね。このパク・チョンヒ大統領は後の朴槿恵(パク・クネ)大統領の父親です。
パク・クネ氏は随分報道されましたので、そのお父さんか~みたいに思いました。

以下、パク・チョンヒ大統領についてのWikipediaを貼ります。

1961年5月の軍事クーデターで第二共和国体制を崩壊させて国家再建最高会議議長に就任し、民政移管後の1963年から1979年まで大統領(第5代から第9代)を務めた。彼の時代から約30年間にわたって『漢江の奇跡』と呼ばれる高度経済成長が実現され、韓国は世界最貧国の層から脱したと評価される。
一方、1972年の自己クーデター及び憲法改正(十月維新)で大統領任期と重任制限を撤廃することで永久執権を図ろうとし、また民主化運動をスパイ操作や司法殺人などで弾圧したとして「独裁者」との批判的評価も受けていた。

この映画には、不正選挙に反発する学生たちの大規模なデモ(4.19革命.1960年)に始まって、10.26事件(パク・チョンヒ暗殺事件.1979年)まで、韓国の社会の流れが凝縮されてる所が凄いと思いました。
その社会に翻弄される姿をサラリと演じてしまうソン・ガンホはやはり素晴らしいです。

 

 


 

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ワンライン/5人の詐欺師たち

2023年11月21日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『ワンライン/5人の詐欺師たち』
---One-line---
2017年(韓国)

監督:ヤン・ギョンモ
出演:イム・シワン、チン・グ、イ・ドンフィ、パク・ビョンウン、キム・ソニョン

韓国の人気アイドルグループ「ZE:A」のメンバーで、ドラマ「ミセン 未生」や映画「戦場のメロディー」で俳優としても活躍するイム・シワンが、頭脳明晰で人の心をつかむことに長けた若き詐欺技師を演じ、5人の詐欺師チームが繰り広げるコンゲームを描いたクライムエンタテインメント。

平凡な大学生だったミンジェは、銀行ローン詐欺を生業とする伝説の詐欺師チャン課長に見いだされ、瞬く間に詐欺師としての才能を開花させていく。
しかし、チャン課長の長年のパートナーで、野心家のパク室長は、次々と仕事を成功させていくミンジェの存在を快く思わず、次第にチームの間に亀裂が生じていくが……。(映画.comより)

        
 
-------私のひと言-------
 
お家鑑賞(Amazonプライム)。
イム・シワン出演の作品を見たくて鑑賞しました。
 
テンポよく進む話は面白かったです。
ただテンポがよ過ぎて少々付いて行ききれない所もありました。
私が韓国の役者をあまりよく知らないので、キャストが同じように見えてしまい、??と巻き戻して見たりしました・・・💦

イム・シワンはソン・ガンホ主演の「弁護人」で見て、もう少し出演作品を見たいと思っていました。アイドルグループの一員なんだそうですが、私はそのグループの活躍を知りません・・・。

可愛いけどキレのある演技、いいですね~~。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
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非常宣言

2023年11月11日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『非常宣言』
---Emergency Declaration---
2022年(韓国)

監督:ハン・ジェリム
出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イム・シワン、キム・ナムギル、チョン・ドヨン

飛行機恐怖症のパク・ジェヒョクは娘とともにハワイ行きの航空機に搭乗するが、離陸後まもなく乗客が相次いで謎の死を遂げ、機内はパニックに陥る。
一方、地上では飛行機を標的にしたウイルステロの犯行予告動画がネット上にアップロードされていた。
捜査に乗り出したベテラン刑事ク・イノは、その飛行機が妻の搭乗した便だと知る。
テロの知らせを受けた国土交通省大臣スッキは、緊急着陸のため国内外に交渉を開始。
副操縦士ヒョンスは乗客の命を守るべく奮闘するが、機体はついに操縦不能となり急降下していく。

刑事ク・イノをソン・ガンホ、乗客パク・ジェヒョクをイ・ビョンホンが演じ、「殺人者の記憶法」のキム・ナムギル、「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨンらが共演。
監督・脚本は「ザ・キング」のハン・ジェリム。

        
-------私のひと言-------
 
お家鑑賞(Amazonプライム)。

韓国映画を苦手としていますが、ガン・ソンホ出演の映画は見たいと思っています。
この俳優さんの迫力にはいつも感動します。
この映画も良かったです。
テロでもバイオテロは本当に恐ろしいです。その恐ろしさをしっかり描いているのはさすが韓国映画でした。
 
犯人を演じたイム・シワン、可愛いお顔に似合わない悪役がまた良かったです。
ガン・ソンホ主演の「弁護人」で共演しています。
可愛さが気になってる俳優さんですが(笑)、他の映画、活躍は調べたことはありません・・・。
 
ちょっとありそうで、恐いバイオテロの話ですが面白かったです。
 
 
 
 

 
 
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ベイビー・ブローカー

2023年02月06日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『ベイビー・ブローカー』
---Broker---
2022年(韓国)

監督:是枝裕和
出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン

「万引き家族」の是枝裕和監督が、「パラサイト 半地下の家族」の名優ソン・ガンホを主演に初めて手がけた韓国映画。
子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていく「赤ちゃんポスト(ベイビー・ボックス)」を介して出会った人々が織り成す物語を、オリジナル脚本で描く。

古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、赤ちゃんポストのある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)には、「ベイビー・ブローカー」という裏稼業があった。
ある土砂降りの雨の晩、2人は若い女ソヨン(イ・ジウン)が赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。
しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づいて警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく赤ちゃんを連れ出したことを白状する。
「赤ちゃんを育ててくれる家族を見つけようとしていた」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。
一方、サンヒョンとドンスを検挙するため尾行を続けていた刑事のスジン(ペ・ドゥナ)とイ(イ・ジュヨン)は、決定的な証拠をつかもうと彼らの後を追うが……。

ソン・ガンホのほか、「義兄弟 SECRET REUNION」でもソンと共演したカン・ドンウォン、2009年に是枝監督の「空気人形」に主演したペ・ドゥナら韓国の実力派キャストが集結。
2022年・第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、主演のソン・ガンホが韓国人俳優初の男優賞を受賞。また、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞した。

      

 
-------私のひと言-------
 
お家鑑賞(Amazonプライム)。
是枝裕和監督が手掛けた韓国映画、主演ソン・ガンホということで楽しみにしていた映画です。
想像していたのはもっと劇的な展開でした。
起こっていたのは、赤ちゃんの命と人生がかかった大変な事件だとは思いますが、展開は意外にも静かでした。赤ちゃん連れての逃避行だから、そうドンパチも出来ませんが・・・。
 
生活の中でやんわり且つ鋭く、命の重さを訴えてくる。。。
是枝流とでも言えるのでしょうか・・・。
ソン・ガンホはどの映画でもその逞しい演技力に魅了されます。
韓国映画はあまり見ないので、その他の俳優さんは知らない方ばかりでした・・・💦(;'∀')💦
 
 
 

 
 
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観相師

2022年08月12日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『観相師』
---観相 The Face Reader---
2013年(韓国)

監督:ハン・ジェリム
出演:ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、チョ・ジョンソク、ペク・ユンシク、イ・ジョンソク、キム・ヘス

15世紀中期の朝鮮王朝を揺るがせた実在のクーデター事件を題材に、宮廷の男たちの壮絶な人生を描いた歴史ドラマ。
 
顔を見るだけで、その人物の性格や寿命などすべてを見抜いてしまう天才観相師ネギョン(ソン・ガンホ)。殺人事件の真犯人まで暴くネギョンの評判は宮廷にも届き、やがて彼は要職に抜てきされる。
ところが、王の弟である首陽大君(イ・ジョンジェ)に逆賊の相を読み取ったことから、国家の命運を左右する覇権争いへと巻きこまれていく。
 
「スノーピアサー」「グエムル 漢江の怪物」のソン・ガンホが主人公ネギョンを演じたほか、「新しき世界」のイ・ジョンジェ、「建築学概論」のチョ・ジョンソク、「10人の泥棒たち」のキム・ヘスら人気俳優が集結。
(映画.comより)
 
           
        
 
-------私のひと言-------
 
お家鑑賞(Amazonプライム)。

ソン・ガンホの出演作品をもう少し見てみたい~というマイブームも、細々続いております。
韓国映画はあまり見ていなかったし、時代劇は多分ほとんど見てないと思います。
韓国の時代劇、初めてだと思います。しかも韓国の歴史、不勉強です。
 
時は李王朝の割と初めの頃で日本では足利将軍時代ということらしい・・・。
ネット検索によると--

---王位の強奪をめざした首陽大君(スヤンデグン/後の世祖〔セジョ〕)は、1453年に甥の端宗(タンジョン)を補佐していた忠臣たちを次々に殺した。この事件は歴史的に癸酉靖難(ケユジョンナン)と呼ばれている。---

つまり、お家騒動、クーデターという史実を基に描かれている。
この歴史に残る事件癸酉靖難(ケユジョンナン)は、何度となく映画化、ドラマ化されている、、、との事。

ソン・ガンホにこの時代に連れて行ってもらいました。
エンタメとして楽しめたと思います。
韓国の時代劇にハマる人は多いですよね。分かる気もしますが、私は機会があれば鑑賞するとします。。。

 

 


 

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密偵

2022年07月24日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『密偵』
---The Age of Shadows---
2016年(韓国)

監督:キム・ジウン
出演:ソン・ガンホ、コン・ユ、ハン・ジミン、イ・ビョンホン、パク・ヒスン、鶴見辰吾

韓国を代表する実力派俳優ソン・ガンホと、「サスペクト 哀しき容疑者」のコン・ユ主演し、「悪魔を見た」のキム・ジウン監督がメガホンをとったサスペンスアクション。
 
日本が統治する1920年代の朝鮮半島。
武装独立運動団体「義烈団」監視の特命を受けた元朝鮮人の日本警察イ・ジョンチュルは、義烈団のリーダーであるキム・ウジンに接近する。
誰が密偵かもわからないほど、さまざまな情報が錯綜する中、義烈団は日本統治下の主要施設を破壊する目的で京城に爆弾を持ち込む計画を秘密裏に進めていた。
義烈団と日本警察のかく乱作戦が展開し、義烈団を追う日本警察は上海へと向かう。そして、計画通りに爆弾を積んだ列車が京城を目指して走り出していた。
 
日本警察イ・ジョンチュル役をソン・ガンホが、義烈団のリーダー役をコン・ユが演じるほか、日本から鶴見辰吾が参加し、イ・ビョンホンも出演している。(映画.comより)
        
                 
 
-------私のひと言-------

お家鑑賞(Amazonプライム)。
鑑賞後、アップまでに時間がかかってしまいました。
ソン・ガンホの素晴らしい演技に圧倒されながらも、感想が書き難い作品です。

韓国の歴史から逃れられない日本統治下の時代のお話です。
「義烈団」の存在は事実ですが、映画はフィクションです。でも事実に基ているお話ということです。
韓国でヒットしたということで、韓国の方々の心に訴えたって事ですよね。。。

監督は、作品に抗日感情を表した訳ではないと語っている、とネットでは伝えています。史実を知っておくことは大切だと思います。

ソン・ガンホはその難しい役を流石の演技で演じています。
どんな役も見事に演じ切ってしまい、数々の映画祭で受賞されてるその実力は素晴らしいです。

 

 

 


 

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弁護人

2022年05月01日 | こんな映画見ました~(アジア・他)

『弁護人』
---The Attorney---
2013年(韓国)

監督:ヤン・ウソク
出演:ソン・ガンホ、イム・シワン、キム・ヨンエ、クァク・ドウォン、オ・ダルス

 

韓国の実力派俳優ソン・ガンホが主演し、韓国で観客動員1100万人を突破する大ヒットを記録した社会派ヒューマンドラマ。
青年弁護士時代のノ・ムヒョン元大統領が弁護を担当した重大冤罪事件「プリム事件」をモチーフに、ある事件をきっかけに人権派弁護士へと転身を遂げる男の奮闘を描く。

1980年代初頭、軍事政権下の韓国。
税務弁護士として多忙な毎日を送っていたソン・ウソクは、若い頃に世話になったクッパ店の息子ジヌが国家保安法違反容疑で逮捕されたことを知る。
拘置所へ面会に行ったウソクはジヌの信じられない姿に衝撃を受け、
ジヌの弁護を引き受けることにするが……。
アイドルグループ「ZE:A」のイム・シワンが、不当逮捕されたジヌ役を好演。(映画.comより)

                    

 
-------私のひと言-------
 
お家鑑賞(Amazonプライム)。
先日見た『コリーニ事件』を検索していると同じようなテーマの作品ということで、この映画を知りました。
 
韓国映画はあまり見ないので知らない作品でしたが、ソン・ガンホ主演ということに惹かれて鑑賞しました。
いや~、すごい映画でした。
鑑賞後、早速ネットで検索して情報を得ました。
なんと、実際に起こった事件をモチーフに、しかもこの弁護士がノ・ムヒョン元大統領の若い頃の物語だったとは。。。
ふ~~ん、知らないことでした。

ソン・ガンホは、今でも韓国で人気のある元大統領のこの役を始めは断っていたそうです。
でもさずがの演技で素晴らしかったです。イム・シワンの好演が光ります。
もう少しソン・ガンホの作品を見てみたいと思いました。
 
 
 

 

 

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春夏秋冬そして春

2022年01月31日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『 春夏秋冬そして春』
---SPRING, SUMMER, FALL, WINTER... AND SPRING---
2003年(韓国 / ドイツ  )

監督:キム・ギドク
出演:オ・ヨンス、キム・ジョンホ、ソ・ジェギョン、キム・ヨンミン、キム・ギドク

心境著しい韓国映画界にあっても、もっとも世界的な注目を集める監督の一人、「悪い男」のキム・ギドク監督が、山奥の湖の湖面に佇む小さな寺を舞台に、ひとりの男の波乱に富んだ人生を5つのエピソードで語った美しく静謐なドラマ。
監督のこれまでの作風からは一変し、自然の四季に重ね合わせた人の一生を、耽美的な映像で情感豊かに綴る。

春――深い山間の自然に囲まれた湖に浮かぶ小さな寺。幼子と老僧が静かに暮らしていた。無邪気な幼子は、いたずら心から小さな生き物を殺めてしまう…。
夏――幼子は17歳に成長し、寺に養生にやってきた同い年の少女に恋をする…。
秋――寺を出奔した男が、十数年ぶりに帰ってくる。妻の裏切りに我を忘れ、怒りを抑えきれない男に、老僧は心を静めるよう諭す…。
冬――中年となり、再び寺に戻ってきた男。そこに老僧の姿はもうない。男は荒廃した寺でひとり心身の鍛練に励む…。季節は移ろい、寺にふたたび春がめぐってくる…。

 

          
 
 
-------私のひと言-------
お家鑑賞(Amazonプライム)。
お友達のオススメにより鑑賞。
 
これは私には難解でした~。
いままでキム・ギドク監督作品は見たことがなく、2020年の新コロナで亡くなられたニュースで名前を知りました。このニュースで映画ファンの方が残念がっているのを知って、監督作品を見たいと思っていたのですが、この映画は敷居が高過ぎたようです。
 
思想感を映像化した映画という事ですね。
映像はとても奇麗でした。
春夏秋冬という四季を人生に重ねて情緒的に描いているように受け止めました。
きっと一度では理解出来ない映画だと思います。
見てる人の受け止め方で作品の価値が高まるのと思いますが、私には難解で苦手なタイプでした・・・。
 
 

 
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パラサイト 半地下の家族

2022年01月30日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『パラサイト 半地下の家族』
---Parasite---
2019年(韓国)

監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン


「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」「スノーピアサー」の監督ポン・ジュノと主演ソン・ガンホが4度目のタッグを組み、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞した作品。第92回アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を受賞したほか、監督賞、脚本、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の4部門に輝くなど世界的に注目を集めた。
 
キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。
そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。
そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。
正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。
 
共演に「最後まで行く」のイ・ソンギュン、「後宮の秘密」のチョ・ヨジョン、「新感染 ファイナル・エクスプレス」のチェ・ウシク。
 
        
 
-------私のひと言-------
 
お家鑑賞(Amazonプライム)。
見たいリストに長らく留まっていた映画で、やっと鑑賞しました。
先日見た『タクシー運転手 約束は海を越えて』のソン・ガンホが出演ということでやっと見る気になりました💦💦
 
ギウが社長宅のお嬢さんの家庭教師になり、妹ギジョンがその弟の絵画の先生になり、父親が運転手の追い出し作戦で運転手に潜り込み、お手伝いさんを追い出し作戦成功で母親がお手伝いさんになる・・・。
と、途中までは本当に面白い展開で、これだからヒットしたのね~って見ていたのですが・・・。
以前のお手伝いさんが社長家を訪ねてきた来たあたりから少し様子が変わり、逆転劇の予感。。。
しかし、だんだんあちこち血だらけになり、ラストはぐちゃぐちゃでエエェェ~?
 
それでもヒットしただけの力強い作品でしたヨ!!
チェ・ウシク出演の「新感染 ファイナル・エクスプレス」も見てみよう~!
 
 

 

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国際市場で逢いましょう

2022年01月29日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『国際市場で逢いましょう』
---国際市場---
2014年(韓国)

監督:ユン・ジェギュン
出演:ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、オ・ダルス、ユンホ

韓国で歴代2位となる観客動員数1410万人を記録した大ヒット作。
前作「TSUNAMI ツナミ」でも1132万人動員という記録を打ち立てたユン・ジェギュン監督が、釜山の国際市場を主舞台に、激動の時代を家族のために生きたひとりの男の生涯をつむいだ大河ドラマ。

朝鮮戦争で父と末の妹と離れ離れになり、母と残された2人の弟妹とともに避難民として釜山で育ったドクス(ファン・ジョンミン)。
父親代わりとして一家を支えるため西ドイツへ出稼ぎにいき、ベトナム戦争への出兵では生死の瀬戸際に立たされるなど過酷な人生を歩むが、それでも家族への愛情と笑顔を絶やさず、時代の荒波を生き抜いていく。

主演は「ユア・マイ・サンシャイン」「新しき世界」のファン・ジョンミン。米人気ドラマ「LOST」で知られるキム・ユンジンが、ドクスの妻ヨンジャを演じるほか、「東方神起」ユンホの出演も話題。
(映画.comより)

      

 
-------私のひと言-------

お家鑑賞(Amazonプライム)。
韓国映画はあまり見てないのですが、お友達のオススメでこの映画を見ました。
オススメの通り、とても感動的な作品でした。
韓国で歴代2位というヒット作品だったのですね~。
 
激動の時代を生き抜いた一人の男性を縦糸に、お国事情や家族への思いを絡ませたとても興味深い映画でした。
日本でも中国からの引き上げ者、中国残留孤児など戦争に翻弄された方々の辛いお話はその時々メディアなどで話題となってきました。
朝鮮半島の苦しみは想像も出来ないことがたくさんあったと思います。
その苦しみを映画で心に何度も何度も突てくるような作品でした。
韓国でヒットしたのも合点がいきます。
かなり直接的な表現も使われていますが、なんていうか救いや希望もある展開で映画として楽しめる展開がいいですね。
映画は映画なのですが、それでも映画で教えてもらうことが多いです。
スタッフの意気込みや真摯な気持ちが感じられてとても興味深く鑑賞しました。
 
 
映画の中にも出てきた1983年にヨイド島からKBS(韓国放送公社)が全国に向けて放送した番組はこちら
から。
 
 

 

 

 

 


 
 
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タクシー運転手 約束は海を越えて

2021年06月13日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『タクシー運転手 約束は海を越えて
---A Taxi Driver---
2017年(韓国)

監督:チャン・フン
出演:ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル

1980年5月に韓国でおこり、多数の死傷者を出した光州事件を世界に伝えたドイツ人記者と、彼を事件の現場まで送り届けたタクシー運転手の実話をベースに描き、韓国で1200万人を動員する大ヒットを記録したヒューマンドラマ。
「義兄弟」「高地戦」のチャン・フン監督がメガホンをとり、主人公となるタクシー運転手マンソプ役を名優ソン・ガンホ、ドイツ人記者ピーター役を「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマンが演じた。

1980年5月、民主化を求める大規模な学生・民衆デモが起こり、光州では市民を暴徒とみなした軍が厳戒態勢を敷いていた。
「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」というドイツ人記者ピーターを乗せ、光州を目指すことになったソウルのタクシー運転手マンソプは、約束のタクシー代を受け取りたい一心で機転を利かせて検問を切り抜け、時間ギリギリにピーターを光州まで送り届けることに成功する。
留守番をさせている11歳の娘が気になるため、危険な光州から早く立ち去りたいマンソプだったが、ピーターはデモに参加している大学生のジェシクや、現地のタクシー運転手ファンらの助けを借り、取材を続けていく。
(映画.comより)

        

-------私のひと言-------

お家鑑賞(Amazonプライム)。

ネットのお友達の記事で知った映画です。
韓国映画はあまり見ないのですが、韓国映画の持つ辛辣さは結構興味があります。

この映画に登場するピーターという記者は、ドイツのマスコミの日本駐在記者であったユルゲン・ヒンツペーターという実在の人で、そのユルゲン・ヒンツペーターが撮った光州事件の映像が世界に紹介されたという事実を基に描かれた映画です。

光州事件って詳しいことはよく知りませんでした。
1980年って、もう大人だったのにそんなニュースには無関心だったのかな、、、と思いました。
当時は今のような報道のされ方はなかったのかもしれませんが、他所事として頭の中をスルーしてたのでしょうかね。
映画でまた一つ教えてもらいました。

ソン・ガンホが良かったです。この俳優さんは有名な方なのでしょうけど、韓国映画に疎い私はこの方の映画は見たことがないです。

映画ラストでピーターが韓国に着て、運転手マンソプを探すも見つからず残念がるシーンがあります。
マンソプは完全にピーターから姿を消してしまう訳ですが、とても賢い人だと思いました。
自分が出て行った時の世間の反響をしっかり把握しているあたり、一般人としての判断が素晴らしいと思ったのです。

事実の話となれば、二人のその後が気になりますね。
ネット検索してみるといろいろなことが出てきました。

ネット情報によると、マンソプという人物はキム・サボクという人物で、その息子キム・スンピル氏が語ったという記事が出てきました。
それによると、運転手であるキム・サボク氏はとても教養のある人で、当時の状況を分かったうえで行動してたようです。映画のマンソプとは違うキャラクターのようでした。
この事件の報道公開は、時期や立場によって色々に解釈されたようで、簡単には名乗れなかったのだと思いました。

 

 

 


 

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メッセージマン

2021年06月02日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
メッセージマン』
---Message Man---
2018年(インドネシア・オーストラリア)

監督:コーリー・パーゾン
出演:ポール・オブライエン、ベルディ・ソライマン

孤独な元ヒットマンが大切な親子を守るため、再び戦いの世界に身を投じていく姿を描いたバイオレンスアクション。
引退した凄腕ヒットマンのライアン(ポール・オブライエン )は、安住の地を求めてジャカルタの小島にやって来る。
そこで1人の少年とその母親と親しくなった彼は、生まれて初めての安らぎを手に入れる。そんなある日、島を脅かす極悪非道な海賊団のトラックに少年が轢かれ、瀕死の重傷を負ってしまう。
激怒したライアンは海賊を惨殺し、海賊の元締めであるマフィアのリー(ベルディ・ソライマン)は殺し屋たちにライアン抹殺を命じる。
リーは幼い頃に両親をライアンに殺されており、彼への復讐を誓っていた。
ライアンはかつての暗殺者ネットワークを通じて援護を募り、リーとの決戦に挑む。

ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。(映画.comより)

        

-------私のひと言-------

お家鑑賞。(Amazonプライム)

予告と解説からみて面白そう~!と思いました。
でも期待したお洒落なアクションではなく、ドロドロとエグイ映画でした。
エグイシーンはあまり得意ではなく、途中で止めようかと思いましたが、一応最後まで鑑賞。

う~~ん、おススメはしないです。
現地で出会った少年とタクシーのキャラクターは良かったですけどね。

 

 

 


 

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おばあちゃんの家

2021年05月11日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『おばあちゃんの家
---집으로...---
2002年(韓国)

監督:イ・ジョンヒャン
出演:キム・ウルブン、ユ・スンホ、ミン・ギョンフン

 

サンウは母親と2人でソウルに暮らす7歳の少年。夏のある日、サンウは失業中の母が新しい仕事を見つけるまでの間、今まで会ったこともない田舎のおばあちゃんの家へ預けられることになる。
だが都会暮らしに慣れてしまっているサンウにとって、田舎の生活はあまりにも退屈だった。
その上、おばあちゃんは話すことも読み書きも出来ないため、サンウは彼女をバカにし、何かと不満をぶちまける始末。
それでもおばあちゃんは、サンウを叱ることはなく彼の願いを叶えてあげようと懸命だった。
サンウはそんなおばあちゃんに、徐々に心を開き始めるのだが…。
(allcinema より)

 

      

-------私のひと言-------
 
お家鑑賞。(Amazonプライム)
 
お家鑑賞の映画を検索しているとき見つけた映画です。
解説はallcinemaさんを引用させて頂いてますが、知らなかった映画なのでネットでいろいろ検索してみました。
 
映画.comさんのサイトの解説によりますと、
>おばあちゃん役のキム・ウルブンは、実際にロケ地の村で暮らし、「生涯1度も映画を見たことがない主演女優」という点でも話題に。
孫のサンウとその母親役のほかは、ロケ地の村人たちがキャスティングされている。

とのことでした。

いくら20年近く前の韓国、田舎であってもこんな暮らしは現実的ではないのでは~?と思いながら見ていたのですが、どうやら現実の暮らしぶりでもあったようです。
おばあちゃんの素朴な暮らしと人に、心がふと和らげられるのを感じました。
が、反面あの娘って何なの~?って感じもしましたが・・・。

 

 

 


 



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ポリス・ストーリー/レジェンド

2015年01月08日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
 『ポリス・ストーリー/レジェンド』
---警察故事2013
  POLICE STORY 2013---
2013年(中国 )

監督:ディン・シェン 

出演:ジャッキー・チェン、 リウ・イエ、 ジン・ティエン


 

前作「ライジング・ドラゴン」で“アクション大作からの引退”を宣言したジャッキー・チェンが、総合格闘技のファイト・スタイルを採り入れるなど、これまでとはひと味違ったリアルなアクションにも挑戦し新境地を開拓した刑事ドラマ。
中国本土を舞台に、人質籠城事件に巻き込まれた一人の刑事が、事件の背後に潜む謎の解明とその解決に尽力する姿を描く。
共演は「山の郵便配達」「コネクテッド」のリウ・イエ、「7日間の恋人」のジン・ティエン。
監督は「ラスト・ソルジャー」のディン・シェン。


クリスマス・シーズンの北京。
真面目で仕事熱心な刑事ジョン・ウェン(ジャッキー・チェン )は、半年も会っていない愛娘ミャオ(ジン・ティエン)に呼び出され、繁華街にあるナイトクラブにやって来る。
仕事一筋で家庭を顧みなかった父を許せないミャオは、いきなりクラブのオーナー、ウー( リウ・イエ)を恋人だと紹介し、ジョンを当惑させる。
そんな中、突然店内でもめ事が起こり、仲裁に入ったジョンは背後から何者かに殴られ気を失ってしまう。
意識を取り戻したジョンは椅子に拘束され、ミャオを含む10余人の客とともに人質となっていた。
それは、ウーによって周到に計画された罠だったのだ。
ウーは警察に対し、ウェイ・シャオフーという囚人を連れてくるよう要求する。
やがて人質たちの顔ぶれに、5年前に起きたある死亡事件との繋がりを見出すジョンだったが…。
<allcinema>

 

 

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ずっと見ようと思っていながら、やっとDVD鑑賞しました。
いかにもジャッキーらしい役で、良かったです。
ジャッキーは良かったんですが、話の展開にイマイチ乗り切れず、ちょっと期待大き過ぎたようです。
 
邦題につくっけた「レジェンド」に惑わされた感じです。
思ったよりワクワク感を感じなかったんですよね。
 
最近オジサン俳優が再びの活躍~っていうのが多いですけどね。
みんなが成功するとは限らないのヨネ。
 
   
 
     

 

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少女は自転車にのって

2014年09月02日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『少女は自転車にのって 』
---WADJDA---
2012年(サウジアラビア/ドイツ )

監督: ハイファ・アル=マンスール   
出演: ワアド・ムハンマド、 リーム・アブドゥラ   
 

宗教的な理由から西欧諸国に比べて女性の権利や自由が制限されているイスラム国家サウジアラビアで、初の女性映画監督となったハイファ・アル=マンスー ルによる記念すべき長編デビュー作。
どうしても自転車に乗りたいおてんば少女を主人公に、理不尽な因習に対する彼女なりのしたたかな抵抗の行方を通して、 サウジ社会が抱える様々な問題、とりわけ女性たちの生きづらさを浮き彫りにすると共に、未来への確かな希望を力強く描き出す。

厳格なイスラム教 が支配する国サウジアラビアの首都リヤド。
10歳のおてんば少女ワジダ(ワアド・ムハンマド )は、近所の男の子アブダラと自転車競争がしたくてたまらない。
ところがお母さんは、 女の子が自転車に乗るなんてもってのほかと、まるで相手にしてくれない。
そこでワジダは、自分でお金を貯めて自転車を買おうと決意する。
しかし、自転車代 の800リヤルは、ワジダにとって夢のまた夢。
そんな時、コーランの暗誦コンテストに優勝すると賞金1000リヤルがもらえると知る。
さっそく、それまで ほとんど興味のなかったコーランを必死でお勉強するワジダだったが…。
(allcinemaより)
 
 
 
 
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サウジアラビアで女性監督によって制作された映画ということで、興味深く鑑賞しました。
愛犬のブログ友達で、リヤドで2年間暮らしていた方がありました。
アバヤと呼ばれる衣装を着ての犬のお散歩など、暮らしぶりを伝えてくれていました。女性の地位についても少し触れておられたのでこの映画は興味がありました。

以下ネタバレです。

ワジダがコーランの暗誦コンテストで優勝した賞金は自分のためには使えず、優勝を喜ぶ父親の腕の中で流した悲しい涙。それはサウジの女性の涙ですね。

家系図には女性の名前がないと知って、自分の名前を張り付けたワジダ。
しかし、その名前はすぐに剥ぎ取られてしまいます。
ラストでは、父が第二夫人と結婚し、母が自分を着飾るドレスを買うお金でワジダに自転車を買ってくれます
このワジダと母がこれからのサウジの女性の生き方に希望を託しているのです。

日本女性もそうであった時代があったように思います。
これから、サウジの女性もきっと変わっていく事と思います。

ワジダを応援したい気持ちになります。


       

 



 
    

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