『パーフェクトワールド』
---A Perfect World---
1993年(アメリカ)
監督:クリント・イーストウッド
出演:ケヴィン・コスナー、クリント・イーストウッド、ローラ・ダーン
63年テキサスを舞台に、犯罪者と幼い少年の心の絆を描いたヒューマン・ドラマ。
刑務所を脱走したブッチ(ケヴィン・コスナー)と相棒は、フィリップという八歳の少年を人質にとって逃避行をつづけていた。
だが相棒が少年をレイプしようとしたとたん、ブッチは相棒を射殺してしまう。
それ以来フィリップは、死んだ父の姿をブッチに重ねて見るのだった……。
イーストウッド、コスナーによるの顔合わせが話題を呼んだ一作。
(allcinemaより)
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先日TVの午後のロードショーで放映されました。
吹き替えになってるし、今まで何度か鑑賞してるので見るつもりはなかったのですが、やっぱり見てしまいました(笑)。
ブログアップしてなかったので、今日記事を書きます。
来年の前半にはケヴィン・コスナーの特集を組むつもりなので、映画を少しずつ見直していきたいと思っています。
この作品は、アメリカの天才とアメリカのヒーローが共演したというキャッチで評判になりました。
それまでアメリカの良心を演じてきたケヴィン・コスナーが初めて悪人を演じました。
脱獄犯ブッチ(ケヴィン・コスナー)を追いかけるのは、その昔ブッチを刑務所に送り込んだ警察官レッド・ガーネット(クリント・イーストウッド)。
母親のためやむなく罪を犯したブッチを、守るために昔刑務所に送り込んだガーネットが脱獄したブッチを追いかけるという展開です。
その追う方、追われる方の事情が会話だけで説明されていくので、緊張感があります。
フラッシュバックはなく、ガーネット(イーストウッド)とサリー(ローラ・ダーン )の会話の中で、ブッチの人生を窺い知ることになります。
イーストウッドらしい撮り方で、人を肯定的見ていく展開は素敵です。
何度見ても最後はいつもうるうるっと来てしまう、私の大好きな作品なんです。