すっかりご無沙汰してしまいました。 4月22日~28日の7日間、フランスツアー旅行に参加してまいりました~! 飛行機の中で、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「それでも恋するバルセロナ」「イエスマン “YES”は人生のパスワード 」を見ました。 まずはその感想からアップしたいと思っているのですが、昨日今日とお昼かなり過ぎての起床(笑)、すぐに夕方になってしまい洗濯するのが精一杯です(汗)。 もう少し、記事アップまでもう少し時間がかかりそうです。 TB&コメント大変遅れてしまって申し訳ございません。 もう少しお時間下さいね。。。m(_ _)m |
新緑が綺麗な東京近郊です。 只今、バタバタしてまして映画鑑賞&ブログ更新が出来てません・・・。 それで、今月末までブログをお休みする事にしました。 その間コメント&TBは承認制にさせていただきます。 メッセージもPCが見られるときには拝見いたしますので、頂ければ嬉しいです。 お返事、TBエコーは遅くなりますが、宜しくお願い致します。 **--**-- 小米花 --**--** |
『アウェイ・フロム・ハー 君を想う 』
---AWAY FROM HER---
2006年(カナダ)
監督:サラ・ポーリー
出演: ジュリー・クリスティ、ゴードン・ピンセント、オリンピア・デュカキス、マイケル・マーフィ
結婚して44年になるグラント(ゴードン・ピンセント)とフィオーナ(ジュリー・クリスティ )。
決して良き夫とは言えない過去もあるグラントだったが、いまはフィオーナを深く愛し、夫婦仲良く穏やかな日々を送っていた。
ところがやがて、フィオーナをアルツハイマー型認知症の悲劇が襲う。
物忘れが激しくなったフィオーナは、ついに自ら老人介護施設への入所を決断する。施設の規則で入所後30日間、面会を許されなかったグラント。
そしてようやく訪れた面会の時、フィオーナはグラントを覚えていないばかりか、彼の前で車椅子の男性オーブリーに対し親しげな振る舞いを見せるのだった。
その後も日増しに深まっていく2人の仲を目の当たりにして動揺を隠せないグラントだったが…。
(allcinemaより)
認知症という重いテーマの映画を撮ったのは、27才のサラ・ポーリーだということが、私には衝撃的です。
これで長編映画の監督デビューとなったサラ・ポーリーと人物に興味を持って、ネット検索してみました。
なるほど。。。
アイドルとは違うキャリア、高校生で政治活動、ハリウッドを嫌ってカナダで活躍、等々なかなかのツワモノなのですね~。
でも、この若さでこの映画・・・。
他人事とは思えないほど映画にのめり込んだ私には、監督の若さが納得できないですよ・・・。
認知症で、本人らしさが消えていく事実を、綺麗に描きすぎてはないですか?って言いたくなる部分も・・・。
でも、見終わったときに素直に良かった、と思える映画でした。
『イーグル・アイ』
---EAGLE EYE---
2008年(アメリカ)
監督:D・J・カルーソー
出演: シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、ロザリオ・ドーソン、ビリー・ボブ・ソーントン
シカゴのコピーショップで働く青年ジェリー(シャイア・ラブーフ )はある日、米軍に勤める双子の兄弟が急死したと知らされ実家へ呼び戻される。
そして自宅への帰途ATMに立ち寄ると、何故か口座に75万ドルもの大金が振り込まれており、帰宅したアパートには大量の軍事用機材が届いていた。
その直後、見知らぬ女性から電話が入り、FBIが迫っているのですぐその場から逃げろ、と警告される。すると間もなくFBIが現われ、ジェリーは何も把握できずに拘束されてしまう。
一方同じ頃、1人で遠出することになった幼い息子を送り出すシングルマザーのレイチェル(ミシェル・モナハン)。
その後、彼女にも謎の女性から着信が入り、これから指示に従わなければ息子の命はない、との脅迫を受けるのだった。
やがて、ジェリーは再び謎の女から電話で指示を受け取調室を脱出、逃走した先には同じく電話の指示に翻弄されているレイチェルが待っていた…。
(allcinemaより)
あっという間の2時間でした。
映画館で見られなかったのは残念でしたが、アレ?って思ったところをもう一度見てみるのはDVD鑑賞ならではなのです。(^_^;)
誰が二人を動かしているのかが分かってくるまでは、本当に夢中で見ていました。
あのスピード感は私には久々の感じでしたヨ。
楽しめました♪
シーンの切り替えのタイミングも私には心地よかったです。
ただ、コンピューターのクーデター的な展開と分かったとき、そういう流れかぁ~とちょっと肩の力が抜けました。
もう少しその種明かしを引っ張って欲しかったかな・・・。
でも、時空を越える展開とかにならなくてホッとしました(笑)。
個人情報の管理と国家の安全というバランスの問題は、これからもずっと続くでしょうね。
ビリー・ボブ・ソーントン はもう少しアクがあっても良かったように思います。
ミシェル・モナハンは「近距離恋愛」を鑑賞したばかりでしたが、「イーグルアイ」の彼女の方が私は好きです。
---Coal Miner's Daughter---
1980年(アメリカ)
監督:マイケル・アプテッド
出演:シシー・スペイセク、トミー・リー・ジョーンズ
実在のC&W歌手ロレッタ・リンの波乱に満ちた半生を描いたサクセス・ドラマ。アカデミー賞に輝いたシシー・スペイセクの熱演が胸に迫る。
(allcinemaより)
シンガー・ソングライターとして人気のあるロレッタ・リンの生いたちから、結婚、出産を経て歌手として成功するまでの半生が描かれています。
ロレッタ(シシー・スペイセク)は炭抗夫の子として生まれ、厳しい生活を送りながらも父親の愛情を一身に受けて育ちます。
ある日、軍隊から帰った炭抗夫の息子ドゥー(トミー・リー・ジョーンズ)と結婚し、炭坑の町を嫌ったドゥーを追って町を出ます。
平凡だが幸せな生活を送るロレッタに、ドゥーがギターをプレゼントしたことがきっかけとなり、ロレッタはカントリー&ウェスタンの歌手として次第に人気を得ていく事になります。
シシー・スペイセクがその年の映画祭主演女優賞を総なめにした作品です。
カントリー&ウェスタンの歌手の役を、吹き替えなしで歌ったそうです。その歌声に魅了されました。
若いトミー・リー・ジョーンズが、またいいです。カントリーはそれ程好きではありませんが、曲がはらわたに沁みる映画でした。
---PETER'S FRIENDS---
1992年(イギリス/アメリカ)
監督:ケネス・ブラナー
出演:スティーブン・フライ、ケネス・ブラナー、エマ・トンプソン
プロローグ--大学を卒業した演劇部の同窓生6人組が、仲間のスティーブン・フライ演じる侯爵の息子に家のパーティへ呼ばれ、男も網タイツにスカートでカンカン踊り。どう見ても大ヒンシュクを買ったようなのに、案外受けていたなどと侃々諤々、やがて記念撮影となる。
そして、ニュース映像バックのタイトルの後、10年たって再び彼の家のクリスマスに呼ばれる全員。
出迎えるのは彼と料理婦とその息子だけ。10年で随分落ちぶれたと分かる。
各人各様の変化を遂げ、一組のカップルが中から生まれ(間にできた双子の一人を亡くし精神過敏)、ブラナー演じる脚本家はハリウッドで“中”成功、女優の妻(ダイエット狂)同伴だ。
トンプソンは読書家で独身のマギー役、これが超オクテ女なのだがひょんなことで料理婦の息子を誘惑してしまう。
黒人のサラは大変な浮気症、しかし、今回は本命という怪しげな男と一緒。
そんな彼らが数日間を、時に大揉めしながらも和気あいあいと過ごすうち、若き侯爵は招待の真意を告白する……。80年代のヒット・ナンバーも懐かしい、ブラナーによる大人の友情のあり方を問う慈味深いコメディ。
(allcinemaより)
学生時代の友情と10年後の現実が織り成すコメディです。
大学卒業後10年の間にそれぞれの人生の出来事の近況報告のような形で、現実を突きつけあう友人たち。
最後のピーターの病気の告白と前向きに生きる姿に皆が、勇気づけられる、という展開なのです。
再開を喜び合う中に、どうしようもない現実を見つつ、また本来の自分に返るという感じが、静かな暖かさを感じさせてくれる作品です。
ケネス・ブラナー、エマ・トンプソン以外の俳優は、あまり知らないですが、イギリスでは著名な俳優も出てるということです。
最後にピーターを優しく抱き寄せるヴェラというという家政婦はフィリダ・ロウという俳優なんですが、エマ・トンプソンの母親なんだそうです。
---CHARLIE BARTLETT---
2008年(アメリカ)
監督:ジョン・ポール
出演: アントン・イェルチン、ロバート・ダウニー Jr.、ホープ・デイヴィス 、 カット・デニングス
ハリウッド期待の若手俳優アントン・イェルチンが問題児のセレブ高校生を演じる学園コメディ。
成績優秀なセレブ高校生のチャーリー・バートレット(アントン・イェルチン)は、人気者になりたいという強迫観念のために学園で問題を起こしてばかり。
名門校を次々と追い出され、ついに落ちこぼれが集まる公立高校に転校することに。
転んでもタダでは起きないチャーリーは、不良学生たちを相手に悩み相談のカウンセリングを受け付け、自分が精神科医をダマしてくすねた処方薬を彼らに転売するといういかがわしいビジネスを始めるが…。
(allcinemaより)
学園コメディは私は苦手。。。
日経の記事「シネマ万華鏡」に、---喜劇風のタイトルだが、内容は意外にシリアスな青春劇。校長役のロバート・ダウニー Jr.は魅力を出し切れず残念。---とありました。
そう、この邦題では、ドタバタ喜劇を想像してしまいます。
でも、高校生の悩みを浮き彫りにした部分もあり、なかなか面白い作品でした。
ロバートらしさもちゃんと出てて、ロバートファンにも楽しめる作品になっています。
アルコール中毒の役だから、らしさが出ていたのではありませんからっ!
妻に逃げられて、娘を思う父親らしさ、良かったですよぉ。
狂気の出し方が、ロバートにしては少し控えめだったかも知れないですネ・・・。
しかし、このサブタイトルでは客が入らないでしょう・・・(涙)。
『近距離恋愛』
---MADE OF HONOR ---
2008年(アメリカ/イギリス)
監督:ポール・ウェイランド
出演:パトリック・デンプシー 、ミシェル・モナハン、ケヴィン・マクキッド、 シドニー・ポラック
大学時代から10年来の大親友であるトム(パトリック・デンプシー)とハンナ(ミシェル・モナハン)。
性格も境遇も対照的ながら2人は互いを知り尽くし、恋人同士のように度々一緒に出掛け、ひいては何でも打ち明けられる男女の壁を越えた間柄だった。
そんなある時、ハンナがスコットランドへ6週間の長期出張に発つ。
するとトムは、いつも自分のそばにいることが当たり前の彼女と離れたことで、初めてハンナへ恋していると気付くのだった。
そして、彼女が帰国したらこの想いを伝えようと腹を決めたトム。
しかし、再会したハンナは、出張先で出会ったという恋人コリン( ケヴィン・マクキッド )を連れてきていた。さらにその恋人との婚約を報告された挙げ句、結婚式での彼女の筆頭花嫁付添人(メイド・オブ・オナー)を頼まれ、結局その役目を引き受けてしまうトムだが…。
(allcinemaより)
男と女の友情だと思っていた間柄が愛情だと気が付く、という展開です。
話しとしては珍しくない展開です。
この映画の場合、ハンナの恋人がスコットランドの貴族だという設定でした。
貴族の王子様にも負けない愛情だったというのでしょうけど、私はコリンの立場はどうなるの~~?って思ってしまいましたヨ。
ラスト教会に飛び込むところは、いかにもとってつけた感じだったし・・・。
スコットランドの綺麗な風景を見られたこと、シドニー・ポラックの元気な演技を見られたことが良かった点でした。
ポラックの遺作ということになるのですね・・・。
---VALKYRIE---
2008年(アメリカ/ドイツ)
監督:ブライアン・シンガー
出演: トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、 テレンス・スタンプ
第二次大戦下、劣勢に立たされ始めたドイツ。
アフリカ戦線で左目を失うなど瀕死の重傷を負いながら奇跡の生還を果たしたシュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)。
純粋に祖国を愛するが故にヒトラー独裁政権へ反感を抱いていた彼は、やがて軍内部で秘密裏に活動しているレジスタンスメンバーたちの会合に参加する。
そんなある日、自宅でワーグナーの<ワルキューレの騎行>を耳にしたシュタウフェンベルクは、ある計画を思いつく。
それは、国内の捕虜や奴隷がクーデターを反乱を起こした際に予備軍によって鎮圧する“ワルキューレ作戦”を利用し、ヒトラー暗殺後に政権及び国内を掌握する、という壮大なものだった。
同志たちと綿密に計画を練り、暗殺の実行も任されることになるシュタウフェンベルク。
こうして、過去40回以上に渡る暗殺の危機を回避してきた独裁者を永遠に葬り去る運命の日がやって来るのだが…。
(allcinemaより)
実話を基に作られた映画です。
ヒトラーの暗殺は40回にも上って計画されていたんですって・・・。
独裁者の暗殺は、歴史でも繰り返されています。
ドイツは堅実な国民性という印象がありますが、ヒトラーの独裁という暗い歴史も持っています。
素晴らしい国ドイツを愛し、救おうとした英雄をトム・クルーズが好演しています。
トムの映画で思わず涙した役は、今までなかったなぁ・・・。
今回は思わずウルっときました。
日本では、確実に近代社会として成長してた過程で軍国主義になったわけですが、軍国主義に立ち向かったのは、誰なんだろう・・・なんてフト考えたりしました。
体制に立ち向かうってすごい強い信念がないと出来ないですものね。。。
独裁者と言えばヒトラーと出てきますが、その後もっと怖い独裁者があちこちで存在したのですからネ・・・。
『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』
---In America---
2002年(アイルランド/イギリス)
監督:ジム・シェリダン
出演:サマンサ・モートン、パディ・コンシダイン、ジャイモン・フンスー
かつて幼い息子を失った悲しみを未だに引きずる若い夫婦ジョニーとサラは、2人の娘を連れアイルランドから夢を抱いてニューヨークへと渡る。
一家はボロボロのアパートで新生活をスタートさせるが、そこには厳しい現実が待っていた。
俳優を目指すジョニーは、なかなかチャンスに恵まれず、タクシー運転手の仕事に就く。
サラもウェイトレスをして僅かなお金を稼ぎ何とかやりくりする日々。
それでも2人の娘は新天地で楽しみを見出していく。
やがて姉妹は同じアパートに住む画家マテオと仲良くなる。そして、この出会いが一家に大きな変化をもたらすのだった…。
(allcinemaより)
アメリカの移民、貧困、人種、などを取り込んだ、避けられない現実への直視を、あどけない少女の目を通して語っています。
ものすごい現実をぶつけているのに、何故か心が助けられるような、そんな
いい映画でした♪
ジム・シェリダン監督の実の娘たち(ナオミ&カーステン・シェリダン)と共同で書いた脚本は、アメリカへ移住した際の彼自身の実体験をベースにしたものデス。
とても切なく厳しい現実と共に、甘い夢も持ちたい少女の目線がいいですね~。