『悪党に粛清を』
---THE SALVATION---
2015年(デンマーク/イギリス/南アフリカ )
監督: クリスチャン・レヴリング
出演: マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン、 ジェフリー・ディーン・モーガン 、エリック・カントナ 、ミカエル・パーシュブラント 、ダグラス・ヘンシュオール 、 ナナ・オーランド・ファブリシャス 、 ジョナサン・プライス
「キング・イズ・アライヴ」のデンマーク人監督クリスチャン・レヴリングが、同国を代表する名優マッツ・ミケルセンを主演に迎えて贈るデンマーク発の本格西部劇。
1870年代のアメリカを舞台に、妻子を殺された主人公の壮絶な復讐劇が描かれていく。
共演にエヴァ・グリーン、ジェフリー・ディーン・モーガン。
1870年代アメリカ。
デンマークから新天地を求めてアメリカへとやって来た元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)。
7年が経ち、事業もようやく軌道に乗ってきたところで、祖国から妻子を呼び寄せる。
駅で感動の再会を果たした3人は、さっそく駅馬車で家へと向かう。
ところが運悪く、その馬車には刑務所帰りのならず者2人が乗り合わせていた。
ジョンは2人に突き落とされ、妻子を殺されてしまう。
ジョンは必死に馬車の後を追い、2人を射殺し復讐を遂げる。
しかし殺された犯人の兄が、辺り一帯を牛耳る大悪党、デラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン )だったことから、ジョンの行く手にはさらなる試練が待ち受けていた。
(allcinemaより)
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解説にありますように、デンマーク発の西部劇。
西部劇は今では流行りではありませんが、必ず残るジャンルですね。
日本では、時代劇が廃れないのと同じかな。
その西部劇をデンマークの監督と俳優が作り上げたというのが興味をそそりました。それより、マッツ・ミケンセン主演の映画という事で見たかったのですが・・・。
デンマークからの移民という役で、マッツ・ミケンセンそのままの役。
周りの人々とちょっと雰囲気が違うあたり、何もしゃべらなくても完璧な演技。
もちろん、お国柄の違いというだけでなく、ミケルセンの演技力が作り出す空気が完璧だからです。
無駄のないシーンに、重みを感じます。
如何に先住民に残酷なことをしたか、石油の出る土地を如何に買い占めていくか、アメリカのしてきたことを、正面からではなくちょっと言ってるかな・・・。
ラストは王道の悪いものが敗ける、、、と言う展開ですが、スカッとするより、なんか重かったです。
でも、いい映画でした。
マッツ・ミケルセン、ますます目が離せません。
新宿武蔵野館、本当に久し振りに行きました。
席が指定席になっててビックリ。
でも、昔風の整理券で、「1番から10番までの方お入りください、、、。」というのも良かったのにね。