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和やか-散歩

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ファーザー

2022年12月11日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ファーザー』
---The Father---
2020年(イギリス・フランス)

監督:フロリアン・ゼレール
出演:アンソニー・ホプキンス、オリヴィア・コールマン、マーク・ゲイティス、イモージェン・プーツ

名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。
日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」(ゼレールの戯曲)を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出す。
 
ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配した介護人を拒否してしまう。
そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。
しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。
現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着く。
 
アン役に「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。
原作者フロリアン・ゼレールが自らメガホンをとり、「危険な関係」の脚本家クリストファー・ハンプトンとゼレール監督が共同脚本を手がけた。
第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネート。
ホプキンスの主演男優賞のほか、脚色賞を受賞した。
        
               
-------私のひと言-------

お家鑑賞(Amazonプライム)。
これも早々チェックしておきながらやっとの鑑賞となりました。

アンソニー・ホプキンスの素晴らしい演技の評判は見聞きしていました。
もうホプキンスが出たとたんに心躍ってました!と言ってもそういう映画ではないのですけどね・・・。
認知症老人の暮らしが、いわば泥まみれの汚いシーンで描かれるのかと思っていましたが、もっと精神的な戦いのシーンが多い映画でした。
それだけに見てる側の気持ちが追いつめられる感じもありました。
老人介護の経験もありますので、それってあり得る~という部分もあり、自分がその世界に入ってしまわないかという恐れさえ感じる映画でした。

ただただホプキンスの演技の説得力に圧倒された作品でした。
み~んなこの道を辿るんだよ~って言われた気がします・・・。

 

 


 


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2 コメント

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名演 (NAO)
2022-12-20 00:38:50
アンソニー・ホプキンスの演技は圧巻でしたね。

親の認知症はなかなか辛いですよね。
実は、姑が認知症少しずつ進んでいるらしく
被害妄想化が激しくなってきて
それが原因で先日警察沙汰になったらしいです。
それもあっていろいろ不協和音が生じつつある状態なので
公開時は観ることできましたが、今は観れないですねぇ・・・。
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NAOさんへ! (小米花)
2022-12-20 17:20:23
ホプキンスの迫る演技は、エンタメの域を超えていましたね~。

身近の方の現実は、映画とは違いますから・・・。
私も同居していた義母で経験しております。
姑と実の母では受け止め方が微妙に違いますから・・・。
NAOさんも大変かと思いますが、ご主人さまのお気持ちもお察しいたします。避けて通れない道なんですよね。。。
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