中秋の名月の今日、午前中は陶芸サークルだったのですが、見上げる空は雲だらけで蒸し暑く
今日の月は無理かなぁ?なんて予想をしていました。
見事に良い方に外れて日没後は快晴となり、濃紺の空に浮かぶ名月を拝むことが出来ました。
関西で月見団子と言うと満月に雲がかかる「朧(おぼろ)月」が主流で、まん丸に輝く月餅のような
月よりも風情を重んじる風潮ならではだと思います。
先日のお彼岸に買い求めて食べちゃったので、今日は手作りの...
「おはぎ」を作って代用しました。
口の中に入ってしまえば原材料は同じですもんね。
本物の月は午前中の曇り空に心配したけれどハッキリ見えたので
雲で皆既月食みたいなおはぎでもいいですよね。
午後に開かれた『マイナンバー社会保障・税番号制度』の勉強会に参加させてもらいました。
世の中でお金が動くことに関して全てマイナンバーが必要になると言うことからのスタートでした。
一般の買い物でもそうですが個人事業者の場合は仕入れ先や取引業者に対してもマイナンバー
の登録が必要になって、すべての相手先と直接面談の上マイナンバーを伝えなくてはいけません。
下請けで仕事をしている場合は仕事受注先全ての会社・企業に登録してもらわないと代金を
貰えなくなります。
帳簿云々と言うよりお金の動き全てがオープンに晒されるので、確定申告など不要になって
税務署側から自動的に納税額が計算されて請求書が届くようになる。 丸裸状態。
面倒な計算を代わってしてもらっていた税理士や公認会計士は世の中に必要なくなり、職を
失われてしまうようになります。
国からはA4の何百ページにもなる関連書類がPDF形式で発信され、プリントの可否は別として
全ては自己責任で読破して、「マニュアル通りにやりなさい。」と言われるわけですね。
チョッと見てみると『重箱の隅々にまで届く』ような細かい内容ばかりで、何を突っ込まれても国は
大丈夫に成るような文書でした。
もしハッキングなどで個人データを盗まれても、登録企業のセキュリティが甘くて暴露された場合
でも、各々が自己責任で国としては一切悪くないというような内容。
その割に細かい取り決めなんてほとんど決められていないでの見切り発車状態です。
国民総背番号制がとん挫したことなど全く恐れていないで、結果は後からつついて来ると言った
不安定なスタートを切ろうとしています。
先進諸外国でも失敗して、制度自体を廃止している国も多いとか?
早期にハッキングや詐欺に利用されて、一貫性の無い 関係各省庁の対応に大問題になることを
期待します。
行政自身が準備不足にオロオロして、各担当者ごとに説明が違うお粗末な状況ですもん。
今後とも、順次開かれる予定の勉強会には出来るだけ参加したいと思っています。