ネタというネタが無いのでちょっと振り返ります。
今日はもう2月の後半、24日ですね。 旧暦で言うと1月28日になります。
今年は酉年です。
『酉年』の『酉』という漢字は、私達が日頃目にしている『鳥』という字とは違いますよね。
これは『鳥』だけでなく、十二支の全ての漢字が本来の動物を
表す漢字とは違っています。
十二支の漢字は“植物の様子”を表していて、今年の干支、『酉年』の
『酉(とり)』という漢字は“作物が完全に熟した状態”を表していま
す。
最初の『子(ね)』は“種の中に、新しい命が萌え始めた状態”。
最後の『亥(い)』は“草や木の生命力が、種の中に閉じ込められた状態”を表して
います。
十二支とは農耕とか自然の観点からつけられているのですね。
その10番目の「酉」は「緧({糸酋})」(しゅう:「ちぢむ」の意味)で、果実が
成熟の極限に達した状態を表しているとされているそうです。
ところが、そのままの字では覚えにくいこともあって、分かりやすくするために、
馴染みのある動物の漢字を十二支にあてはめたのだそうです。
ですので、十二支の漢字は動物とは全く関係ないものなんですね。
その他の説には『酒』という字にも関係しているそうです。
言われてみれば『酒』という字から“さんずい”を取ると、『酉』という字になり
ます。
この『酉』という字は“お酒の壺”を描いたもので、さらに『酉年』は
十二支の中で、10番目にあたります。
これを12ケ月にあてはめると10月になり、ちょうどお酒造りの季節でも
あることから、『酒』という字から“さんずい”を取った『酉』という漢字
が使われるようになった・・とも言われています。
如月からもう来週は弥生になる今更ですが。