リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

鈴木雅明レクチャーコンサート

2006年02月11日 21時53分19秒 | 音楽系
鈴木雅明さんのレクチャーコンサートに行って来ました。
レクチャーの内容が、バッハのマタイ受難曲に関することなので、てっきり会場はせいぜい100人くらいだろうと思っていました。ところがホールに入ってびっくり、一階のフロアはほぼ満席。なんでー?って感じでした。

確かしらかわホールは2階も併せて700席くらいで、そのうち一回部分は400席を超えてると思います。うーん、名古屋にこんなに沢山マタイ受難曲に深い関心のある方がいたのかぁ。失礼ながら、見込み違いだったです。

でもちょっとハスに眺めてみると(いつもそういう見方をしてしまう私です。(笑))なんとなく古楽関係のコンサートと少し客層が違うような。このコンサート、この部ログに書いたように、3月17日の鈴木雅明さんの平均律コンサートチケットを買った方はタダになるんです。で、バロックの専門家、それもヨーロッパでも名高い鈴木さんが、名古屋で平均律を演奏するというんで、ピアノ関係の人がどっとそのチケットを買ったのではないか、なんてね。(笑)

ピアノとかコーラスの層って、リュートをやっている人間から見たら信じられないくらい厚いですから。もうかなり前になりますが、声楽のヒリヤード・アンサンブルが名古屋でコンサートをやったときも、超満員。それでコンサートのノリが全く古楽関連のコンサートとは違っていました。

きょうもそんな感じがチラッと。でもたとえそうであっても、この手のレクチャーコンサートが満員になるとは、名古屋の文化度も相当のものであるとも言えます。古楽系の裾野も着実に広がっているって感じですね。

2月26日の自分のコンサートのチラシを折り込みしてもらったんですけど、300枚でいいっていわれたので、300枚持っていったんですけど、全然足らなかったですね。想定外でした。(笑)