リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

予想外!

2006年11月26日 20時43分03秒 | 音楽系
11月のビアンカ・ローザのコンサートシリーズ、昨日終了しました。12日の桑名六華苑を皮切りに、17日春日井、25日桑名カトリック教会と続きました。(ホントはもう1回あったんですが、ぽしゃっちゃいました←少し愚痴気味)25日は有料のフルプログラムでどのくらいの方が聴きに来てくださるか少し心配でした。何せ、桑名だと1000円の入場料でも高いと言われそうなのに、2500円(前売り2000円)でしたから。

1週間くらい前に、以前からお願いしてあった中日新聞から取材を受けまして、22日付けの新聞で紹介して頂きました。22日、23日、24日は問い合わせが相次ぎ(って50も60もあったわけではないんですけど(笑))出かけると何か悪いみたいな感じで、ずっと電話番しておりました。当日の25日にもまだ問い合わせの電話がありましたね。

で、25日は予想外の方に来て頂き本当にうれしかったです。春日井のコンサートの沢山の方に聴いて頂きましたが、12日と25日の桑名市分で、200人近い方に来て頂いたことは正直驚きでした。私たちのような、ある意味コテコテの古楽でそんなに沢山の方に来て頂けるとは考えていなかったんです。2回あわせて50人くらいはなんとかなるかな、でもちょっとさびしい人数だけど、ま、しかたがないよな、なんてちょっと自虐的でしたから。時代は変わりつつあるんですね。

この一年間で三重県北部地域で本格的な古楽のコンサートは多分ゼロでした。というか、室内楽のコンサートそのものがほとんどなかった思います。でもバロック音楽を聴きたいという方は確実にいらっしゃるんだと、このシリーズを通じて痛感しました。要するに完全に供給不足なんでしょうね。桑名市民の、桑名市民による、桑名市民のための、とまでは言いませんけど(笑)、地域に根ざした活動をこのビアンカ・ローザで続けて行ければいいなと思っています。ビアンカ・ローザとしての活動はしばらくお休みですが、来年6月頃(実は大体決まっています)から秋口にかけてまた一連のコンサートを行う予定ですので乞うご期待。