リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

発表会2つ

2008年07月22日 12時28分23秒 | 音楽系
ここ何日か桑名では全国トップレベルの高温続きでした。今日も暑いので、またランクインかも。(笑)

実は、その間は桑名にはいなくて、(といって避暑に行ったわけではりません)名古屋やその近郊の町にいましたので、最高気温37度何分という気温は体感しておりません。夜は家に戻りましたが、まだ充分暑かったです。

19日は、名古屋のA貿易関係の方が主催するギター愛好家の方の発表会を聴きに行きました。私の生徒のN1さん、Iさん、N2さんを特別枠で出させて頂くことになりました。会場がA貿易すぐ隣の喫茶店でしたので、A貿易社長のA氏と久しぶりにお会いでき、開演前のひととき昔話に花が咲きました。(笑)

発表は初級レベルの方が中心でしたが、中には始めて間もない方も。昔ギターをやってた頃、この手の発表会は何回か聞いたことがありましたが、その頃の雰囲気を思い出しました。私の生徒は、ソロとリコーダーとのアンサンブルでしたが、音が非常によく通り典雅な演奏でした。きっとギターの愛好家の方も感銘を受けたのではないでしょうか。

翌20日は岐阜県の愛好家の発表会を聴きました。これは年に1回催されるもので、県内を中心に県外の方も何人か参加がある、いつも大変盛り上がる会です。この会は多分近隣の愛好家の発表会では一番レベルが高いのでは、と毎回感じさせられます。私の生徒のKさんがバロック・リュートでヴァイスの作品を演奏しました。モーリスの楽器を使った演奏は、よく通る音で静謐な雰囲気を漂わせ、ギターとは全く異なる世界を表出していました。

第3部は都合で退出したので聴いていませんが、私の聴いた範囲では他にもいい演奏がいくつかありました。そのうちの一つ、16歳の高校生の演奏は、まだ音楽的な基本も何もできてないレベルでしたが、将来いい演奏家になれることを感じさせる演奏でした。いい先生について勉強を重ねて行くという条件付きですが・・・この「いい先生」というのが日本のギター界では見つけるのが大変でしょうが。

あと、年配の男性で大変音楽的にバッハを演奏された方や、結構な難曲を技術的にほとんど問題なく演奏された方もいて、なかなかすばらしいと思いました。

大変層が厚くレベルも高いこの発表会、また来年も楽しみにしています。