リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

桑名古地図

2008年11月20日 18時36分23秒 | ローカルネタ
先日愚妻と「松平定敬展」(桑名市博物館、11月24日まで)に行って来ました。松平定敬は幕末の桑名の殿様ですね。そこで、桑名市教育委員会が平成2年に発行した「桑名史料集成Ⅱ」が2000円で売っていました。これは江戸時代の桑名の古地図の複製印刷(多分原寸大)大小6枚セットになっているもので、もともとは6000円のものです。6000円でも相当安いと思いますが、それがなんと66%引きですから即決で買いです。

しかし18年もたってまだ残っているとは、よっぽど売れなかったんでしょうねぇ。ま、桑名の人でないとなかなか買うこともないでしょうから売れ残ったのも仕方がないのかも。それにしても2000円は安すぎます。興味のある方は、桑名市博物館へ。あと残すところ数日です。

この地図セットの中の一番大きな地図を廊下の壁に貼ってみました。それは文政年間の桑名市街の地図で、「この地図は元は間島氏の家のもので、文政8年(1825年)二月下旬に畔上善吉郎氏がこれを寫す。明治45年(1912)7月下旬にそれを書き写す」というような内容が右下に書かれています。原本はないようで、平成2年に印刷出版されたものは明治時代の写本の方です。



自分の家の位置に「現在地」と書いた付箋を付けておきました。(笑)いやぁ、いいですねぇ。ずっと見てても飽きません。自分の家の位置は近所のお寺や神社から判断できます。江戸時代の寺社は現在でもほとんど残っていますし、旧市街の道の骨格は江戸時代から変わっていないからです。

その地図で家の近所をいろいろ見てみますと、ひとつだけ今はもう無くなっている神社を発見しました。うむ、これは大発見です。今度時間を見つけて調査に行かなければなりません。

地図はあと4枚ありますが、小さいのを今度はトイレにでもはっておこうかな。(笑)