リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

英会話教材

2009年06月14日 22時27分37秒 | 日々のこと
Mテレビの英会話教材コマーシャル。

「できないをできるに変える。○○○(教材の名前)はそれをお約束します。聞き流すだけです」

「英語が話せるようになります」

というようなナレーションが続いているのですが、画面の端には※あくまで個人の感想です ※効果、習得には個人差があります なんて書いてあります。

こういうのって、画面に「免責事項」さえ書いてあれば、画面や音声では何と言ってもいいんでしょうかねぇ。絶対できるから、約束するよ、と音声で言っておきながら、画面には「できるできんはあんたしだいだよん」って書いてあるわけですから、ちょっと怪しげな感じがします。

もっとも「できる」対象は何か、にもよりますし、習得の個人差に関しても、遅い人はいるけれども、それなりの効果は期待できるでしょうから、インチキだー、と言い切ってしまうことはできないでしょう。

以前おおはやりだった、ナントカキャンプも同じような手法の宣伝をやっていましたが、というか、他もみんな同じような手法ですが、英会話に関しては、他と比べると格段に難易度が高い感じがします。それだけに、特別に効果がある教材であることをうたうのはどうかなという感じがします。

どの程度の修得度をもって英会話ができると言えるか、というゴール設定は、実は相当ひらきがありそうです。外国での買い物でひとことふたこと言えるようになる、というレベルから、不自由なく英語が使え、もちろん仕事にもバリバリに役立てるだ、というレベル(実用的にはそこまで言ってはじめて役立つと言えます)はものすごい差です。

私は、沢山英語を聞いて音読して、沢山単語を暗記して、しっかり文法を勉強するというごくありふれた方法がいちばん効果があるような気がします。聞き流すだけではさすがに無理のような・・・