リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リュート奏者のひといき(笑)

2009年06月07日 18時43分19秒 | 音楽系
土曜日のリュート音楽のひととき第7回終了しました。お越し頂いた皆様には大変感謝いたします。今回は伊福部作品とか自作品を取り上げまして、バロック・リュートのコンサートしては、少し異色でした。

伊福部作品(バロック・リュートのためのファンタジア)は、すばらしい曲です。どんな楽器、それがたとえ和楽器であってもバロック時代の楽器であっても、伊福部節を歌い出してしまうという、不思議な伊福部パワーというものを感じさせます。この作品を彼に委嘱したデボラ・ミンキンの功績は大きいですね。

でもこの作品は一般に出版されていないので、なかなか手に入れるのが困難です。どっかから出版されるいいんですが。超絶技巧を要求している曲ではなく、自然体で書かれていますし。

伊福部作品の次に自作の「夜間飛行」という曲を演奏しました。大家たちの作品に囲まれて、自作品を紹介するのは少し厚かましいとは思いましたが、まぁ、言ってしまった以上は弾かなくてはなりません。(笑)

この「ひととき」シリーズ、次回第8回はリサイタル後ですので、来年の春以降になります。

翌日はくわな市民大学の市民提案講座のプレゼンです。このプレゼンで市の担当者の方に認めて頂ければ、晴れて認定講座になりますが、今年も幸いにも認定を受けることができました。昨年と同様に全5回の講座を予定しています。詳細はHPで発表しますので、興味のある方は是非お越し下さい。

今日で毎週末に4月後半から続いたイベントシリーズのトンネルから抜けます。明日はほっと一息つけそうです。片岡温泉にでも行ってこようかな。(笑)