リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

男声合唱団「梢」演奏会

2010年02月12日 17時26分45秒 | 音楽系
昨日は男性コーラスグループ梢の演奏会で、ダウランドの伴奏をさせていただきました。「梢」は今年で結成10年を迎える、平均年齢68歳のグループです。団員の皆さんに比べると私なんかもう若造もいいとこでした。(笑)

今回のコンサートでは、名古屋市民合唱団からの選抜女声グループ「ウィング」も加わってダウランドを演奏しました。ダウランドの曲目は、

Come again
Weepe you no more
Fine knacks for ladies
Now, o now I needs must part

の4曲です。30人近い合唱の伴奏なので、さすがに小さなルネサンス・リュートでは無理で、今回はルルデスのアーチリュートを使いました。リハーサルを昨年暮れに1回と今年に入って1回(2回目は会場の宗次ホール)行いましたが、団員の皆さんはリュートがよく聞こえないとおっしゃっていて、ちょっと心配でした。

でも本番前のリハーサルでは、リュートの音が前よりよく聞こえるとおっしゃっていました。本番後皆さんがおっしゃったのは、今日は本当にリュートの音がよく聞こえるということでした。こちらは同じように演奏しているわけですから、団員の皆さんが練習を積み重ねてきて余裕が出てきたのと、リュートの音自体に耳が慣れてきたからなんでしょうね。

終演後は近くで打ち上げでした。打ち上げでは団員の皆様全員がそれぞれご自分の思いを語られ、わきあいあいの雰囲気でした。「梢」のメンバーの大半は既にリタイアされて悠々自適の生活を送られている方ですが、語りにそれぞれの人生の重みが感じられとても興味深かったです。

次回は結成20周年をと皆さん意気込んでいらっしゃいました。ぜひ期待したいですね。そしてまた呼んでください!