リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

LED電球

2010年02月16日 08時55分06秒 | 日々のこと
手元を照らす照明器具にLED電球を取り付けました。部屋の照明以外に手元が影にならないように、照明器具を使っていますが、シンセラックに取り付けてある照明器具の電球が切れていました。40WでE17口金のものですが、白熱球は近くで照らすと結構熱く、夏は結構暑かったです。

そこで今話題のLEDにしてみました。品はTOSHIBAのLDA3N-E17で消費電力3.4W明るさ290lmです。お値段は3480円、安い白熱球だと200円を切りますから、電球としては恐ろしく高いです。

でもこのLED電球は2万時間保つとうたっていますので、1000時間程度しか保たない白熱球の20倍の寿命です。ということは白熱球20個分=4000円ですから、実は今の時点でも白熱球より安いわけです。これが1000円程度で出てきたら、もうみんなLEDですね。でもこんなに保ちがいいということは、みなさん買い換える必要が少なくなるので、商売としては儲からないのでは、と余計なことを考えていまいます。

さてLED電球の使用感ですが、光が拡散しないLEDとはいうものの、上手に作られていて白熱球並に拡散しています。実用的には充分でしょう。昼白色にしたせいもありますが、白熱球25W相当の明るさと箱には書いてありましたが、それ以上の十分な明るさを感じます。手元を照らす電球としては充分です。なによりも有り難いのは、電球を近くに持ってきても照射面が熱くならないことです。電球のガラス面を触ってみてもかすかに暖かい程度、電球の金属部分は、オイルヒーターより少し熱い程度、照明器具にはそれらの熱はほとんど伝わりません。いままで作られてきた光の中で最も冷たい光と言えます。

部屋の照明は約60Wの蛍光灯、そして別の手元ライトが60Wで、合計120Wを照明に使うことが多かったんですが、このLED電球だとわずか3.4W!何と3%弱の電力です。昨夜から部屋の明かりを消して、この手元ライトだけで仕事しています。これで必要充分なんですよね、実は。そういやバーゼルの下宿もこんな薄暗い明かりでした。江戸時代なんかだともっと薄暗い行燈で本を読んでいたわけですから、現代の日本は光を使いすぎなのかも知れません。