リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

徳川美術館

2010年02月21日 11時17分15秒 | 日々のこと
ミューズでレッスンをしていて、ときにレッスンとレッスンの間が2,3時間空いてしまうときがあります。先日もそんなときがありまして、時間つぶしに徳川美術館に行ってきました。ええ、ミューズ音楽館と徳川美術館はすぐ近くなんです。でも今まで一度も行かなかったですねぇ。

現在は特別展尾張徳川家の雛まつり展をやっています。

http://www.tokugawa-art-museum.jp/

お雛様もよかったですけど、武家に伝わる武具の数々、さすがに逸品ぞろいです。やはりモノが違います。蓬左文庫の書物もいいものがいっぱいでした。松平定信編の「集古十種」もありました。これは桑名市博物館にもあり、市内にある鎮国神社の宝物館には版木も残されています。

昔の書物が展示されていても、なさけないことにほとんど読めないんですよね。ヨーロッパの昔の手書きタブラチュアは読めるくせに、自分の国の古文書が読めないというのは、なんか情けない話ではあります。まぁそれでも眺めてるだけで、なんか少しくらいは分かったつもりになります。

そうそう、お姫様のためのお雛様で、楽師の琵琶だけがないのは残念でした。笛や琴なんかはちゃんと楽器も揃っていましたが、琵琶師だけは手の構えだけで楽器がありません。琵琶師の横に雅楽の太鼓がおいてありましたが、琵琶の手の構えでは太鼓はなりませんですね。(笑)