リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

第3回バロック音楽の旅講座

2008年01月27日 19時56分55秒 | 音楽系
無事第3回「バロック音楽の旅」講座も修了しました。前回は雨が降ってチェンバロの搬入が大変でしたが、今回はいい天気に恵まれました。雨男、雨女の力関係はまだ有効のようです。テオルボとアーチ・リュートの持ち替えはまあ何とか。(笑)さっと頭を切り換える練習は有効でした。

ピチニーニのソロはト長調で次のモンテヴェルディはイ短調です。ここで8コースをファ#から半音下げる必要がありますが、実はうっかりそのまま発進してしまいました。モンテヴェルディの2小節目で気がついて、一旦止めて調弦しようかとも思ったんですが、まぁなんとかなるか、ってことでそのまま行ってしまいました。低いファが出てくるのは1箇所(実際はそのフレーズが曲の中では数回繰り返されますが)でワンパターンなので行けると判断しました。これが異なったフレーズで何度も出てくる場合だとちょっと難しかったかもしれません。解説しながら演奏しているとついついこういうことを忘れてしまうんですね。よく気をつけなければ。(笑)

皆様のご好評を頂いている(多分)当「バロック音楽の旅」講座の来年の企画ですが、今回のシリーズとは少し形を変え、コンサート3回レクチャー2回で会場もそれぞれ代えて実施しようかなと考えています。また実施時期も今回のように毎月の連続講座ではなく、少し間をあけて行う予定です。

3回のコンサートは今の精義公民館ではなく、もっと音響的に優れたところを考えていますが、こうなると経費上の問題が出てきます。(公民館は無料で使わせて頂いています)また3回のコンサートを異なった演奏家に出演して頂くことを考えていますので実施経費も増加します。ということで現在の5回2000円という受講料を値上げせざるを得ないことになりますが、どのくらいで行けそうかというのは検討中です。今回の応募は50人を超えましたが、来年はそれをさらに超える数の応募があればいいですねぇ。(笑)

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