リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

課題作り

2005年05月24日 06時32分59秒 | 日記
ボブ(中世リュートの先生)のレッスンの課題はいつもDjangoという、タブラチュア・プロセッサを使って書いています。Djangoのことは以前書いたことがありますけど、特にこの課題をするのに役立ちます。というのは、2色だけですけど、文字の色分けができるからです。
ボブのレッスンでは、毎回予め1曲声楽曲のリュートソロ編曲やリュート伴奏を作っていき、それを元にいろいろ議論しています。当初は隔週の予定だったんですが、なぜか毎週やってもらっています。正直毎週1曲新しい編曲を作っていくのは少々しんどいです。バッハのライプチヒ時代最初のころの苦労(新作カンタータをほぼ毎週1曲作っていた)がよくわかる・・・って、質的にも量的にも比較になりませんが。(笑)
中世の曲はテナーの旋律が最も重要なんですが、声楽曲をリュート用にアレンジするときにテナーの旋律だけを赤色で表示するわけです。これはホントに便利。特に中世の曲は全体の音域が狭くて、各声部が頻繁に交差しますから、真ん中だけとか最下部だけとか見ているだけではテナーの旋律を特定しづらいものです。それが赤色で示される訳ですから一目瞭然。
ボブはMacを使っているんですが、このDjangoを動かすために、とうとう最近Windowsエミュレータを買ったそうです。でもコンピュータはあまり得意じゃないみたいで、まだ稼働はしてないようです。ま、どの分野でもそうですが、ある程度の年齢以上の人は概ねコンピュータが苦手のようです。ホピーもそうだし今村さんもあまり得意じゃないみたいです。ただ、ホピーは息子がコンピュータの専門家なので、HP制作管理等を全てやっています。私は今村さんの電話サポートを時々してますしね。(笑)

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