リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ついでのついで

2025年01月11日 20時57分49秒 | 日々のこと

所要があったついでに幕張メッセで開催中の東京オートサロンに行ってきました。

幕張メッセは都内からは結構不便といえる場所にあるのにも関わらずたくさんの人が来ていました。お好きな人が多いのですねぇ。

東京オートサロンはカスタムカーの祭典で様々な改装車であふれかえっていました。モーターショー(今はモビリティショーかな?)は何度か行ったことがありましたが、このイベントは初めてです。

中には光岡Buddyをさらに改装した車もありました。Buddy自体もともとトヨタのRAV4ベースの車ですがもはやもとのRAV4の影は全く見えません。いったいいくらで販売するんでしょうねぇ。

会場にはヤンキー御用達のような改造車もありました。東京オートサロンはこの手の車が多いと思っていたので今まで行くことがなかったのですが、実際に行ってみるとどちらかというとそういう車は少数でした。

帰り道で駅に向かって歩いていると大道芸人がなにやら芸をやっていました。

しばらく見ているとどうも一般の大道芸人とはちょっと違います。はじめはよくあるパフォーマンスでしたが普通路上パフォーマンスではやらないいわゆるテーブルマジックに移って行きました。テーブルはないのですが、巧みな話術で客を周りにひきつけコインマジックやカードマジックをやっていくのです。一番最後のマジックで一枚選んだカードを任意の場所に入れて、次にたちどころにそれを選び出すというのをやりました。

最前列にいた私がなんとカードを一枚選ぶ役を仰せつかりました。私が選んだ固有のカードだということを示すためにカードに私のサインを書くように求められました。

このカードはパーフォーマンス終了後にいただいたものです。

パフォーマーがカードを上からパラパラ落としているときに私がストップの声をかけ、その位置に私が選んでサインを書いたカードを挿入されました。そのカード全部を私に渡して、何やら声をかけるとあら不思議、そのサイン入りカードが四つ折りになって私の腕時計のリスト部分に挟まっているではありませんか!

こんな感じでした。これはパフォーマンスが終わってからの再現です。

流れからするとカードの束の真ん中に入ったカードを何らかの方法で目に見えない速度や位置で選んで四つ折りにして、私に手渡す瞬間にそれを写真の位置に挟んだということですが、いったどのようにしてそのように多くのことを私や観客に気づかれずに行ったのでしょうか。普通このようにカードを挟んだら私は気づくと思うのですが、全く何も感ずることはありませんでした。やりますねぇ!まさにプロの技というべきパフォーマンスです。

そもそもオートサロンはついでに行ったものですが、そのついでのついでに見たものが今日は一番素晴らしかったです。


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2 コメント

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Unknown (やまねこ)
2025-01-12 10:54:19
こんにちは。
先生の行動範囲の広さには毎回驚くことが多いです。
でも、欧州にちょちょいと行ってこられるのですから日本国内の移動など庭先の移動のような感覚なのでしょうか(笑)
モーターショーなんて、私も車好きではありますが、70年代を最後だったか、行ってないですねえ。
それはさておき、この大道芸人さんの技は凄いですね。
腕時計と腕の隙間に差し込む! なんて普通は気づかれるのでないのかなあ。。
でも、サッとまったく気づかないうちに。。もし、腕時計と腕の隙間がきつくて無い場合はどうなっていたのでしょうか。
一瞬の判断で袖口にでも入れていたのでしょうか??
まあ、芸の道というのは長い修行の厳しい修練あってこそなんでしょうね。
先生の記事を読むにつけ、プロの道というものを職種関係なく思いました。
誠に興味深い記事でありました。
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Unknown (Unknown)
2025-01-13 00:15:58
>やまねこ さんへ
>こんにちは。... への返信

芸を見ていた方達の中には私がサクラだと思われた方もいっらしゃったかも知れませんが、私は正真正銘のNONサクラです。大道芸人さんが私に近付いたのはほんの一瞬ですから、ホントに驚きでした。
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