リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

Miroslav Philharmonik

2020年07月08日 14時42分55秒 | 音楽系
Miroslav Philharmonik って聞いたことあります?なんかロシアのオーケストラみたいな名前ですが、これは実は実在のオーケストラ名ではなく、IK Multimedia社が出しているオーケストラのサンプリング音源です。Studio One, Logic, Cubase といったDAW(digital audio workstatio)の音源として使います。(Windows10でDAWを走らせ、音源を設定し、音楽情報(楽譜の内容)を書き込んで音楽を作ります)

言ってみればコンピュータの中に自在に扱えるオーケストラが入っているようなものです。今のこういった音源は音がとてもリアルで、本物と聞き分けができないくらいのレベルになっています。テレビの劇伴でオーケストラとか弦楽器の音楽が流れることがありますが、大半はこの手のものを使っているはずです。(その分オケをやっている人の仕事が減っている)

このスーパー音源がなんと70%オフの4700円でセール販売されていました。6月~7月にはよくこういった超特売セールがあります。アメリカの独立記念日が関係あるのでしょうか?6月一杯まではNative Instrument社が大盤振る舞いをやっていました。ラップミュージックをやっている息子がKomplete12という7万以上する音源が1万ちょっとでアップデートできたといって喜んでいました。

Miroslav Philharmonik の70%オフのものは、実はフルバージョンのものではなく、Miroslav Philharmonik 2 CEというひとつグレードのしたのものです。要するに楽器数が少し少ないわけですが、それでも十分いい音が出ます。なによりわずか4700円ですからこれは買わない手はありません。

さっそくダウンロードしてセットアップしてみましたが、最初はエラーがでました。ここの会社のセットアップの仕方が妙に煩雑でしかもちゃんとやってもエラーがでるようで、ググってみましたら同じような症状例が出ていました。そのサイトのアドヴァイスを参考に修正しましたら無事使うことができました。

このオーケストラ音源以外に実はもうひとつ同社のSample Tank3というサンプリング音源も持っていますので、これらを使って80年代~90年代に作った旧作を録り直してみようかなと考えています。当時は原始的に、複数のリアル音源をMIDIで接続して、Recomposerというシーケンサー(DAWではありません。これは当時の定番でした)でを使って録音していました。30年以上経つと音楽制作にハードの音源は不要になり(まぁ使ってもいいんですが)すべてがコンピュータ上で出来上がってしまう時代になってしまったんですねぇ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿