今日は桑名の石取祭本楽です。祭りは2日間にわたっておこなわれれ、昨日は試楽(しんがく)、今日がメインイベントの本楽(ほんがく)です。
昨日の試楽は午前0時がスタートです。春日神社の前に集まった祭車が午前0時の太鼓の合図で一斉に鉦をすり、太鼓を叩きはじめます。これをたたき出しといいますが、ことしはその現場にのこのこと行ってきました。
8月2日の23時40分頃です。たたき出し20分ほど前の春日神社前ですがすでに沢山の人たちが来ています。本殿ではどこかの町内の方達でしょうか、ご祈祷を受けていました。
神社の前に集結していた祭車です。このご町内の祭車は華麗な螺鈿装飾がほどこされています。LEDろうそくの光とあいまって豪華絢爛ギンギラギンです。
今日のお昼過ぎの様子。旧東海道筋に各町内の祭車が順番に並びます。この祭車は第25番目ですのでこの先に24台、この後ろに18台並びます。この地点から春日神社まで約1.7kmありますが、先頭が神社に拝礼(花車渡祭)するのが夕方6時半ですのでそれまでずっとここで鉦太鼓を叩いて待っています。まぁ暑いですからじっとしているところもありますが。
ウチはここのすぐ近くなので今も「日本一やかましい祭り」と自虐的に言っている鉦太鼓のリズムが聞こえてきています。ちなみに「やかましい」ということばを思いついた桑名市の観光協会かどこの方かは知りませんが、祭りに参加する町内の人やその付近の人ならそんなことばを使うことはまずありませんよ。桑名の祭りといっても祭りに参加する町内は旧市内の一部の町内で、主に旧東海道筋とお城に近いところに住んでいた江戸時代の町衆の祭りです。今ではそれらの地域以外の参加もありますが。恐らく祭りの鉦太鼓の音が全然聞こえてこない地域に住んでいる人が「やかましい」ということばを使ったに違いありません。もっとマシなことばはなかったのか、ホント嘆かわしい。
最終の43番が拝礼するのは恐らく午前0時を過ぎてからで、もう見ている人も減っていることでしょう。最後が拝礼りするのは見たことがありませんので、どんな状態なのかはしりませんが、町内に戻るのが午前3時すぎになるという話も聞いたことがあります。石取りが好きな人でもさすがにお疲れでしょう。御苦労様です。
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