今日は当地のランキングは朝から10傑に入っていましたが、空は曇り気味で少し北西の風があり外に出てもそれほど暑いとは感じませんでした。暑いには暑いですが・・・
昼からもずっと10傑入りはキープされとうとう最終的な本日ランキングでは37.8度で7位でした。午前中はランキング入りでも昼からはランク外というのケースが多いので今日は少し珍しいパターンです。
一位は同じ三重県の紀伊長島で38.7度、桑名と同度7位で尾鷲もランク入りでした。三重県勢大活躍というところですが、三重県南部(いわゆる紀州というところ)の町がいくつか入っていて、三重県の最北端の市である桑名がランク入りしてひときわ異彩を放っているという感じでした。
この紀州勢と桑名とは多分暑くなる理由が異なるのではと思います。気象の専門家ではないので単なる感じだけですけど、桑名はフェーン現象で暑くなったのではと思います。桑名は北西に日本海から抜ける風の流れが入り、それが冬だとJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の雪風が藤原岳を超えて入り込み大雪になります。今回は夏場で同じ流れの風が入り込み藤原岳を超えて猛暑になったのではと推測します。
この現象は桑名より南の町、四日市、鈴鹿、津・・・などでは起こらず、冬に桑名(と北勢地区)だけ大雪になったり夏に桑名だけ猛暑になったりします。桑名では北西の風が冬は大雪、夏は酷暑をもたらすようです。
気象庁が猛暑日を発表するようになったのが、2007年からだそうです。
東海地方は、地形的に東に張り出しているため、東から張り出してくる太平洋高気圧の縁に沿って吹く西寄りの風が伊吹山地や鈴鹿山脈を越えて付記降りるときにフェーン現象となって気温を上げるという解説を10数年前の新聞記事で読んだ記憶があります。
やっぱり!桑名は夏は東からの太平洋高気圧接近、冬は日本海寒帯気団収束帯のダブルパンチなのですね。