リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

シンクライアント

2022年01月11日 10時25分12秒 | 日々のこと
今日から多くの学校では新学期を迎えます。最近では年2期制のところもあるので、新学期ではないかもしれませんが。オミクロン株は一週間前のまだ比較的平穏とも言える状況から一転、感染が激増しています。特に欧米では低年齢層の感染が顕著ですので、各学校ではここしばらくは慎重な対応が求められます。

こんな中近頃文部科学省がデジタル教科書を導入に動き出しました。まずは中学校の英語から導入していくようですが、具体的にはどうやっていくのでしょうかちょっと気になります。

まさか生徒の端末にひとつずつインストールしたり学校や地域の教育委員会のサーバーに導入していくのではないでしょうね。せっかくのデジタルですので教科書は全てクラウドに置いておくのが当然だと思うのですが。

生徒の端末はいわゆるシンクライアントにすべきで、モノ(デジタル教科書本体)は文部科学省のクラウドに上げておくのです。生徒の端末にいちいちインストールする手間は言うに及ばず、学校や地域にのサーバーに上げるだけでも、現場の負担は相当のものになります。

文科省のクラウドに障害が起こったときは全国の学校の授業ができなくなりますので、そのあたりの対処も必要でしょう。もっともクラウドシステムの障害で自習というのもたまにはあっていいのかも。

ただシンクライアントのシステムは導入に経費がかかるらしいので多めの予算は必要になってきます。それにシンクライアントにすると部数ベースで利益を出していた教科書会社のうまみはなくなってしまいます。それらをどう折り合いを付けていくのかという課題は残りますが、あとあとにはそのメリットは大きいので是非導入したいものですが、実際はどのような形でデジタル教科書が現場に導入されていくのでしょうか、注視していきたいと思います。


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